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行法と方術
妖怪についての文献を調べているのですが、行法という単語が分かりません。検索してみたのですが、詳しいことは分かりませんでした。 また、方術という言葉も気になります。 どちらも、何か超自然的な力のことを指すのでしょうか? 詳細をご存知の方、解説をお願いします。 似たような力をご存知の方は、それも含めて解説をお願いします。
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“行法”といった場合は密教でも特に純密による儀軌に定められた作法による修法を主に指します。作法を修する功徳を回向し、最終的には成仏することが目的です。 つまり、対象に直接働きかけるのではありません。 “方術”や“仙術”は狭義では道教や陰陽道を起源とする“鎮宅霊符”や“九字”“忍術”等を指し、広義では“藁人形による呪い”や“虫封じ”“六三除け”等のまじないの類もこれに入ります。 これは、対象に直接働きかけることを目的とします。 悪霊封じや妖怪退治等ならばこちらでしょう(密教に無いこともありませんが)。 密教の根本経典である『摩訶盧遮那成仏神変加持経(大日経)』の神変加持とは「不可思議な力を加え護る」という意味で、“不可思議な力”である以上、一般的には“超自然的な力”との認識でよろしいかと存じます。“方術”も然り。 ご参考までに。
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- yuhkoh
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行法というのは仏教、特に密教や修験道などでの修行の作法という意味です。 >>何か超自然的な力のことを指すのでしょうか 別段そうではありません。 仏をお祀りし、それを供養し、自身の精神を整え、諸人の願いが成就するように祈るなどの行為の総称ですから。 法術は、神仏や超自然的な力によって得られた不可思議な術という感じでしょうが、文学作品などの創作世界で使われる言葉であって、宗教用語では一般的ではありません
お礼
なるほど、そんな違いがあったのですか。 私の持っていた文献では同列のように扱われていたので、とても混乱しました。 詳しい解説ありがとうございました。
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なるほど、そんな違いがあったのですか。 私の持っていた文献では同列のように扱われていたので、とても混乱しました。 詳しい解説ありがとうございました。