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iPhone 3Gでのインターネット

iPhone 3Gは、なぜYahoo!ケータイに対応していないのでしょうか? iPhone 3G専用のYahoo!には繋がりますが、 SHやPと同様のYahoo!には繋がりません。 また、Y!ボタンも自分で追加したら済むことかもしれませんが、 初めから無いというのも、不自然だと思います。 やはり、米Apple社が強い権力をもっているという事でしょうか。

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  • oneball
  • ベストアンサー率57% (2643/4636)
回答No.2

なるほど。 大変、おもしろい質問だと思いました。 まず、Yahoo!ケータイに対応しない理由としては、SoftBankがiPhoneの開発に対して、appleにYahoo!ケータイの仕様に対応している作りを依頼した訳ではないからという事になります。 これも一言では言いあらわす事ができない「日本の携帯電話市場の歪んだ携帯電話会社主導の金儲け市場」の賜物というべき所があります。 Yahoo!ケータイの多くは公式メニューで月額料金や従量課金で、毎月ソフトバンクモバイルが代行して料金を請求しますが、サイトでサービスを買って利用するものが多いです。 日本の携帯電話は、docomoやauを含め、携帯電話会社が、電気メーカーに「こういう仕様で作って欲しい」と依頼し、仕様などを公式サイトに公表し、その機種用に動作する様に公式サイトも着うたやアプリ、サービスを開発していきます。 携帯電話会社も公式サイトとのビジネスモデルのため、技術的には不可能ではないものの、着信音などはサイトから買ったものでないと設定できない仕様にしています。 CDをもっていて、自分で音楽をもっていてもそのCDから着信音に設定はわざとできない仕様にしています。 この代表的な名言?としてKDDIかな?「土管屋になるつもりはない」というものがあります。 http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/news/0108/29/kddi.html パソコンのインターネット市場では、色々なプロバイダがあり、全て、通信インフラの提供だけを行っております。 通信インフラ(水道を例にとって)を流すだけの水道管の役目だけをするつもりがないという事です。 インフラを提供するだけは旨みがないので、インフラにプラスアルファでサービスを提供するといえば、聞こえは良いですが、それに金儲け市場を作り出しています。 そのプロバイダ自身が、コンテンツを作って、そのコンテンツを独自で開発した端末(PC自身)で好きにいじる仕様にはしていません。 例えば、OCNが開発依頼したパソコンでは他のOCN以外のプロバイダでは利用できなくて、しかもOCNの公式のサイト以外は閲覧不可で、さらに音楽を聞いたり、動画を見たりするのにOCNに対してプラスの追加料金を払わないといけなくなったとしたらどうでしょう? また、TVなども例えばフジテレビが開発以来したTVではフジテレビしか見れずに、番組視聴にフジテレビに毎月料金を支払い続け、番組タイアップの商品を買うのにフジテレビ経由で儲けをとってしか買えなかったとしたらどうでしょう? 携帯電話市場はまさしく、PCやTVでは考えられない携帯電話会社主導の金儲け市場が成り立っているのです。 これもdocomoが作りあげた日本の携帯電話市場の歪んだ金儲け市場な訳です。 そこがiPhoneの、携帯電話会社主導の金儲け市場から抜け出たモデルなのです。 自分で携帯電話会社から抜け出た自分で好きなソフトを入れたりカスタマイズできたりする訳です。 SoftBankが開発を依頼したモデルではありませんので。 ですからiPhoneは自分であらためて着うたを買う必要もなく、CDをもっていれば、自分で着うたを作れたりする訳です。 ってか、着うたを買うという概念がありませんね。 音楽を買うというだけですね。CDを買うと同様に。 それでも、日本の携帯電話市場は熟成期に入りつつも、今までの携帯電話会社主導の時代が長く続いたので、ユーザーの携帯電話の利用方法も携帯電話会社が「こういうサービスを用意しました。こういう使い方をするものなんですよ」というガイドラインがあり、あまり使い慣れない人にとってはガイドラインがあった方が利用しやすいためにYahoo!ケータイの公式メニューが使いやすいのかもしれませんが、実際、インターネットはPCの方が多くのサービスが無料で使いやすいです。 携帯電話用は上で書いた様にPCでは無料なのに携帯電話用は有料サービスが多いです。 iPhoneが日本のどこの携帯電話会社から発売されるか注目されていたときに、appleはその国の一番シェアが大きい携帯電話会社をまずどの国でも選ぶと言われていました。 auは通信方式が違うため、論外でしたが、シェアの半数を誇るdocomoから発売されるだろうと直前まで言われていました。 が、docomoはappleに対してdocomoの金儲け市場を要求していたために交渉は決裂。 シェア第三位のSoftBankから発売される事になったのです。 なので、Yahoo!ケータイの様な日本の金儲け市場にないサービスが使えるiPhoneに魅力を感じる人にiPhoneは売れている訳です。 iPhoneが出て来てから日本の携帯電話市場の事を「ガラパゴスケータイ」と揶揄される言葉もでてきました。日本の携帯電話市場は海外からすると特殊で、閉鎖的で、独自の進化をとげてきたものという皮肉をこめた言葉です。 どちらが使い勝手が良いかは利用する人によりますが、iPhoneなどの方が健全な市場である事は間違いないです。 最後、Y!ボタンはiPhone発売後のマニュアルでは店員が追加する事になっていました。でも結局、標準ブラウザであるsafariをクリックすると同じYahoo!に繋がるので、同じものがアイコンで2つある事から無駄だという事になったのかマニュアルからも消えました。

gippen
質問者

お礼

詳しいご説明をいただき、大変参考になりました。 ドコモは、自社が選ばれると自信があったと思うので、 ソフトバンクに決定したときは「そんなバカな・・・・」と思ったでしょうね。 また、今まで、Y!ボタンが無かったらソフトバンクらしくないと思って いたのですが、無いからこそ魅力に思う人もいるのは意外でした。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • sigremal
  • ベストアンサー率27% (45/166)
回答No.3

No.2さんのおっしゃる通りです、 んで、ちょっと補足ですが。 他のスマートフォンも3G用YAHOO!につながりません。 これは、NokiaやHTCも既存の機種を日本に投入したと言う状況もあり、 外国では、それぞれのメーカーが自前のビジネスモデルを持っていて、 日本のキャリアの物と競合するため、仕様に含まないと言う事もあります、 また、物によってはSIMロックフリー(SIMカードを差し替えるとどこの携帯キャリアでも使用可)という機種もある、 というのも一つの理由ではないかと思っています。 そんな中で、多くのユーザーが各キャリアのビジネスに慣れてしまっている今の状況では、 NOKIAの撤退は仕方が無いとはいえ、世界最大の携帯メーカーも手を引いてしまう、日本市場恐るべしと言う事なのでしょう。

gippen
質問者

お礼

確かに、NOKIAは日本に一切媚びを売らず、本当の意味での「携帯電話」 を提供している会社でしたので、撤退は大変残念です。 今の日本の携帯は「携帯電話」でもないし、「スマートフォン」とも違うし、 「携帯電話型超複合情報機器」と言った方が適切な感じです。 海外から見たら、日本ほど訳の分からない国は無いですよね。 回答ありがとうございました!

  • jein
  • ベストアンサー率49% (2799/5705)
回答No.1

あれはソフトバンクのために作られた製品ではなく ただ単に電話会社として日本ではソフトバンクが契約しているだけですから 電話会社側の既存サービスとは互換性はないのです。 内部のソフト開発で対応できる機能ならそのような形で提供することも 可能でしょうが、ソフトバンク向けのガイドラインに沿って開発されている 他の機種と全く同じように動作させることは不可なのです。 実現できると仮定しても、それをやろうとした場合、開発コストが上乗せ されてさらに値段があがる可能性もありますしね。 ベースが同じであるからこそ、どの国でどの電話会社と契約しても 大きな仕様変更など必要がなく、開発コストがかさむこともないのです。

gippen
質問者

お礼

>あれはソフトバンクのために作られた製品ではなく ただ単に電話会社として日本ではソフトバンクが契約しているだけですから それは知っていたのですが、ソフトバンクにとってauの「EZ web」、 ドコモの「iモード」に匹敵するサービスが「Yahoo!ケータイ」なのだから Yahoo!ケータイに対応していないiPhone 3Gは、ソフトバンク公認ではなく、 怪しい携帯のようなイメージに思えてしまうのです。 しかし、開発コストの問題は考えてませんでした。 確かに、あまりに高価になると、素晴らしい商品でもなかなか購入 しないのは当然ですよね! 回答ありがとうございました。

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