一般に家電に使用されているCPUはワンチップマイコンと呼ばれるマイコンか、ASICマイコンと呼ばれるマイコン機能とその他の制御・信号処理機能等を組合わせたLSIです。
日本の大手半導体メーカーのほとんどでも独自のアーキテクチャーに基づいたワンチップマイコンが販売されています。
小はリモコンの中に入っている様な簡単な物から、DVDプレーヤーやHDDレコーダー等に入っている比較的高速のものまで様々です。
ビット数も以前は4ビットが主流でしたが、最近は8ビット~32ビットが主流の様です。
4ビットマイコンの欠点は質の良いコンパイラーが少なく、プログラムの多くをアセンブラ記述する必要があり、部品コスト以上にソフトの開発・デバッグに時間を要すからです。
ASICマイコンにはZ80や6800と言ったCPUの動作機能記述(RTLと言います)されたライブラリーがASICベンダーから供給されており、LSIの一部の制御系にそのCPUに相当する言語記述を組み込む事により目的のASICを比較的簡単に作る事ができます。
白物家電(冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ等)の場合、クロックも4MHzとか8MHzでも充分対応可能な商品がほとんどです。
これらのLSIにはCPUだけでなく、メモリーやI/O、バス、機能ブロックが混載されており、1個又は数個のLSIでその機器の機能が動く様に設計されています。
各社のCPUにはそれぞれ特徴があり、アーキテクチャーも異なる為、互換性は無いと考えた方が無難です。
三菱のM8,M16シリーズとか、日立のH8,H16、その他東芝、NEC,富士通、松下、三洋、シャープ、沖等も品揃えが豊富です。
お礼
そのものに対して、最適のcpuをいちいち作っていくんですね。