はじめまして。
カーナビのCDプレイヤーと言うことはスロットインタイプですね。
このタイプは確か基本的にはビデオカセット吸い込み、吐き出しと構造が似ているはずです。従来タイプのトレイ方式やはめ込み方式と比べて、出し入れが頻繁になるとトラブルが発生しやすいので(あくまでも通常方式と比較しての話です)専用オーディオやプレイヤーでは忌避されておりますが、取り出し式スリムドライブよりも更に省スペースなので、筐体が小さく狭い機器の場合採用されることが多い方式です。
本来CDプレイヤー(HDDも)
は振動の生じる場所で動作することを前提として設計されておりません。それを数々の耐震構造である意味強引に再生できるようにしています。それはそれで日本のメーカーの技術はスゴイと思います。
何枚を基準で壊れるかと問われても難しいです。
正直部品の当たり外れです。
それがある特定の機種に集中することも稀にあります。
当方がかつて所有していたβのビデオデッキSL-HF3000がカセットを吸い込んでくれないトラブルで、完全に寿命が尽きるまで3回この吸い込み部分の修理をしました。当方だけならば運が悪かったのですが、同じ機種を所有していた友人二人も同じトラブルで2、3度修理しています。
サービスの方も「この部分が弱いのは解っているんだけど、修理交換するしかありません。すみません」と謝ってくれました。
おそらくメーカーもその部分が弱いことはすでに気付いていると思います。ただ様々な事情でおいそれと部品を別のものに変えることが出来ないのが、この手の機器の弱点でもあります。
かつて東芝のHi8のデッキが毎年夏になると電源も入らない故障で購入から3年連続で修理となりました。原因は動作をコントロールするマイコンに電気を供給するコンデンサーがお亡くなりになったせいでした。70度の耐熱性のコンデンサーでしたが、流石に4年連続で夏に壊れた時は120度の耐熱性のコンデンサーに変更となりました。来ていたサービスの方の話では「放熱に弱点を抱えたこの機種でこの部分が弱いのは当初から気がついていたのですが、新規の互換のあるコンデンサーを作るのにかなり時間がかかってしまいました。すみません」とのことでした。
というわけで結構代替の部品一つでも専用に作られたものであると、おいそれと汎用品と交換できないようです。
腹立つ気持ちも解りますが、ここは抑えてください。
どうしても抑えきれないようでしたら、丸ごと別のメーカーのものと入れ換えてください。それが個人が取れる最大のメーカーに取れる報復です。何せ顧客が一人いなくなるのですから。