- 締切済み
駒大苫小牧の強さの秘密
智弁和歌山ファンです。90年代中頃から高校野球を見てるのでちょうど絶頂期を見てきました。ところで、04~06の駒苫の強さは未だに信じられません。最期の最期で斎藤佑樹に阻まれたものの、夏の三連覇未遂なんて、毎年メンバーが変わる上、中京商が達成した70年前とは時代も違うのにすごい。また、04は涌井の横浜、05は平田・辻内・中田の大阪桐蔭、06は智弁和と全国トップの強豪を毎年破っての決勝進出!特に06の智弁和は、春の近畿大会で15-4、16-1、17-4と、過去二回の優勝時以上に戦力は高かったと思いましたが、あっさり負けました。時間が経った今、改めて気になります。環境面などは書籍などで散見しますが、そうではなく、「試合での強さ」の秘密が知りたいです。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- yama1998
- ベストアンサー率41% (1168/2843)
私もどんな回答がくるか注目していましたが、やはり思いは同じでしたのでちょっと安心しました(笑) というのも苫小牧は確かに結果的にはすばらしい成績でしたが、彼らより強いチームはたくさんありました。3年目こそ田中が大黒柱で優勝候補には上がっていましたが、この年は横浜の史上初の2度目の春夏連覇のほうが話題になって?おり、春の決勝だけで21点取るなど破壊力ある打撃は苫小牧よりは遥かに上だったと思います。2年目はご指摘通り大阪桐蔭が優勝候補筆頭、1年目は涌井を擁する横浜や春優勝の斉美などが中心で、苫小牧は前年までずっと初戦敗退で甲子園未勝利、全く話題にも上っていませんでした。 結果を出せたのは実力のほかに勢い、no.1の方の言われているとおり、時の運のほかに組み合わせや巡り合わせの運が大きかったと思います。 他の競技は複数の会場を使い日程などの間隔は概ね公平ですが、野球は甲子園しか使用しないので、組み合わせを決めるクジ運も大きく左右されます。シード制がないのでいきなり強豪同士のつぶし合いももちろん、夏の場合は2回戦から登場が有利となっています。 2回戦からの登場の学校は開幕してから1週間弱ぐらい間隔が空きますが、それを乗り切れば次はベスト8をかけた3回戦で、2日間で行われる3回戦は2回戦から登場する学校は1日目になるので、準々決勝までは必ず中1日以上開きます。逆に2日目の学校は全て1回戦からで、クジ運悪ければ準々決勝1日目に試合になれば連戦になります。それ以前に1試合少ないわけですから、2回戦から登場は当然有利です。苫小牧は3年間全て2回戦からを引き当てており、しかもその初戦の対戦相手に恵まれています。ちなみは4年目はようやく1回戦からで準優勝した広陵でしたがエラーで逆転負けしていますね。 逆に2年目の大阪桐蔭は1回戦から辻内がKOされるなど苦戦を強いられており、3年目の横浜は1回戦でいきなり大阪桐蔭で、勝者は2回戦で早稲田と、強豪同士のつぶしあいです。 要はクジ運がよかったから、と個人的には思います。しかしながら1年目に日大三や横浜、斉美を立て続けに破ったのは賞賛に値し、さほど投手力がよくないのに最後まで打撃力だけで勝ったのはファンはもちろん、解説者なども非常に驚いていました。これは甲子園でようやく初勝利を挙げて並みにのって、負けて元々、プレッシャーもなく伸び伸び出来たからではないかと思います。まぐれでも(失礼)優勝できて2年目以降の自信につながったと思います。あとは田中投手の存在も大きかったでしょう。田中は残念ながら?兵庫からの野球留学生でしたが、メンバーの多くは北海道出身だったのも好感がもてます。
- mackid
- ベストアンサー率33% (2688/8094)
回答が付きませんね。 自分はあなたよりも長く高校野球を見ていますが、恐らく同程度かあるいは上のチーム力を持ったチームはいくつもあり、たまたま「勝負は時の運」という格言通りに連覇や優勝を逃しただけであって、駒大苫小牧が突出していたわけではないように思います。 その「時の運」の部分を「試合での強さ」と表現されているのかも知れませんが、運は運でしかありませんし「日頃の行いが良かったから」というようなものでもありませんから、どなたにも何とも説明のしようがないのだと思います。
お礼
なるほどなるほど。たしかに三年とも二回戦から登場だったのは私も注目してました。それに私はどうしても智弁ファンなだけにバイアスがかかって、それを破った駒苫が異常に強く思えてしまっていると思います。 06の智弁は、駒苫が05夏・05国体・06神宮と優勝し続けたのもあって、高嶋監督が北海道まで偵察に行き、練習でも田中の球を想定してマシンで160kmを打ち込んでいたと聞いていたので、4-7というスコアでの敗戦がショックでした。実際、田中はこの日が大会の中で一番出来がよかったそうですし、先発すると制球がバラつく田中をずっとリリーフで使った香田監督の采配もよかったと思います。 よくスポーツの勝敗で、「強い者が勝つのではなく、勝った者が強かった」といいますが、(連戦のトーナメントでは特に)やはり運や勢いも大事なのだなぁと思います。98の横浜も結局一年間負けなかった凄いチームで、実際非常にハイレベルなチームでしたが、やっぱり連覇には運もあったとは思います。夏準決の明徳戦なんて最たるものでしょう。98の横浜-明徳や04の駒苫-横浜などは、負けた方をみてみると致命的なミスや不調があったとは思いません。やはり勝ったほうが勢いを持っていたということでしょうかね。 お二方ご回答ありがとうございました。 ただ、以前雑誌のインタビューで田中が「(地元の伊丹から)関西の高校に進まず、わざわざ北海道の高校に入ったのは、駒苫には『考える野球』があったから」と言ってました。ここ数年の野球界でよく耳にし、今回の質問のキモでもあるのですが、この『考える野球』とは何なのでしょうか?これが駒苫が三連覇未遂できた要素の一つだとおもうのです。内心、ここ数年智弁が勝ちきれないのもこの辺が足りないんじゃないかと思ってます。あくまで一つのファクターに過ぎないとは思いますが、いったい『考える野球』とはどんなものなのでしょうか?(質問が変わってしまいますが・・・)