あなたは楽器が弾けますか?
まず,絶対音感を持っていることが,音楽の仕事をする上で有利・必要かというと,実はそうでもありません。特にPAの仕事では
1. 音に対する感性
2. 音を出す技術
3. 音を聴く技術
の3つが必要で,特に上の2つの方が「聴く」よりも仕事をするときには大切な能力です。POPS系の音楽の場合,音のゆれを意識的に作ったり,敢えてAを442Hzとか445Hzとかに変えたりすることが(よく)あります。なまじ絶対音感があるために,それを「許せない」と感じてしまう場合があります。
スタジオミュージシャンあがりの人が,見よう見まねでPAの仕事をして,案外評判が良いのは,1と2がしっかりしているからなのでしょうね。また,そういう人は自分が楽器を演奏できますから,演奏者の気持ちに添った音作りをすることができる(実際コンサートで歌手の体調が悪いので,半音下げるなんてことは普通にあるようです)。
もちろん,絶対音感があること自体は長所ですから,それは大事にすればいいと思いますが,それで音楽関係の仕事に就けるとは思わない方が良いでしょう。そもそも絶対音感がなければできない音楽関係の仕事というのは無いのです。
>音楽業界で生き残っていくには学歴など関係するのでしょうか
それは,あなたがどのような仕事をしたいかでずいぶん違います。例えば音楽事務所に就職をしたいなら,音楽大学や一般の大学を卒業して,就職活動をして入社をするしかありません。その際,「売り」になるのは,絶対音感よりも,対人性や楽器を弾ける能力です。
演奏者,フリーの技術者として仕事をするなら,学歴よりも実力・運・人のつながりが大事になるでしょう。だったら,実力を身に付けることができる道を選ぶべきです。
>また、絶対音感を生かせるような職業、そのような仕事につながっていく学校などを教えてほしいです。
端的に言えば「ありません」。というのは,絶対音感という言葉自体が一般的になったのは,ここ10数年程度の話です。それ以前は,(そういう人はいたでしょうけれど)一般人は誰もこんな言葉は知らなかった。
つまり,歴史が浅い言葉・能力なのです。ですから,それを活かした独立した業種や職業というのは,ありません。カラオケ業界が耳コピで採譜するときにこうした人達を使うらしいですが・・・。
お礼
回答ありがとうございます。 楽器はベース、ドラム、ピアノなどはある程度は弾けます。 自分で言うのもアレですがが音に関する感性は人に負けないものを持っているとおもいます。 でも絶対音感で仕事ができるほど甘いとは思っていません。 もっといろいろと調べてみて、技術も磨いて、本当に自分に合っているものを見つけていこうと思います。