認知症で時計が書ける、ってあり?
父が認知症と診断されて、4ヶ月が経過しました。症状が目立たないこともあって、念のため2件の病院で検査を受け、納得しました。アルツハイマー型だという見立てが2つの病院で一致しました。30点のテストでは14点でした。
最初にアルツハイマーと診断(内科医およびその紹介の大病院)された直後は、本人も親族も信じがたく、処方されたアリセプトも途中でやめました。しかし、2件目の病院(脳神経科)の検査でアルツハイマーと診断され、現在アリセプトを服用しています。継続的に服用し始めて、およそ一月が経過しました。当初3mgで、1週間後から5mgに増量しました。当初、薬がつらく、吐き気をもよおすなどしましたが、少しずつ慣れてきたようです。
症状はこの1ヶ月の間ではほとんど変わっていません。基本的に何事にもやる気があまり感じられない。診断される前より運動量が落ちた。物忘れが多い。着替えがスムーズではない。などです。
実は、3ヶ月ほど前に、散歩中に前方に転倒しました。坂道でうまく止まれなかったようです。この時に、一時的に記憶を失うほど衝撃を受けました。これ以降、明らかに症状が悪化しました。したがって、この事故の直後からすると,現在はかなり良くなったという見方もできるかもしれません。
ところで、この父に、2~3日前、河野和彦先生の本で知った、時計の絵を描くテストを課しました。なんと完璧に書きました。まず適度な大きさの丸を書いた後、スッと、1,3,6,9と数字を入れました。直ぐに1を消して12に書き換え、後の数字を書き入れました。1を書き忘れましたが,「何か落ちている」と指摘したら、これも直ぐに入れました。10時10分も何の躊躇もなく正解を書き込みました。
「こういうこともあるのか」あるいは「アリセプトが効いているのか」とか思ったりします。しかし、本やネットで紹介されている認知症の人が書く時計の絵とは明らかに異なるので、どうなんだろうかとも思います。このういうこともあるのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 お礼が大変遅くなり申し訳ございませんでした。