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複合フーチングのフーチング形状

複合フーチングのフーチング形状は以下の画像のとおり矩形ではなく台形になっています.これはなぜなのでしょうか? 自分なりに考えたのは画像でいう縦方向のずれを防ぐためだと思うのですがこれであってるでしょうか,それとも別の意味なのでしょうか? ご存知の方がいればご教授ください.

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noname#102385
noname#102385
回答No.1

今日は cyoi-obakaです。 >縦方向のずれを防ぐため? というあなたの推理は、残念ながら ハ・ズ・レ です! 複合フーチングの形状は、長方形のタイプも数多く有ります。 複合フーチングを採用する最大の理由は、柱間距離が極めて接近しており、独立フーチングとして築造出来ない場合に採用する事が多いです。 また、敷地境界線に柱が接近している場合にも偏心フーチングを嫌って複合フーチングにし、接地面の偏心を抑えて経済的且つ安定的な基礎形状にする場合があります。 では、何故 台形の複合フーチングが存在するか? ですが、 これは、柱それぞれの負担荷重(軸方向力)が異なる事に起因しています。 つまり、柱の荷重が異なっているのに、フーチングを長方形にしては図心と重心のずれ(偏心)が大きくなり、有効にフーチングの底版面積を活用できなくなるのです。 そこで、設計者は図心と重心の位置を出来るだけ近接させようと考えるのです。 掲載図の場合、左右にフーチングを伸ばす事が可能であれば、長方形の複合フーチングでも図心と重心の位置調整はできます。 しかし、境界線等の関係で左右に伸ばせない場合は、幅(掲載図の上下方向の寸法)で調整する事に成るのです。 要するに、効率よく荷重を地盤に伝達させるための設計者の知恵です! 以上、参考意見です。  

Falcon2
質問者

お礼

なるほど! 狭い日本の国土で高速道路などを建設する際はこのような知恵が必要なのですね.痛快です.ありがとうございます.

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