MC用特殊アングルヘッドを探しています。

質問

外形φ１０３内径φ９３Ｌ１７８のパイプ（SUS316）の中に８ｍｍ幅で３０°のテーパ溝（台形ネジ形状）深さ2.5mm溝長さ124mmの溝を３等配で加工をしますが溝の切り終わりがMIN10R,MAX33Rの形状指定の為、キーシートカッタやサイドカッタを総形研磨で製作して加工するしかないと思うのですが、内径干渉しないサイズのアングルヘッドがカタログには存在しませんでした。
どなたかφ20～φ66のキーシートカッタやサイドカッタが内径干渉せず保持出来るアングルヘッド等をご存知か、製作先で信頼の置けるメーカをご存知でしたら御教授よろしくお願い致します。
工作機械は複合旋盤（ＨＳＫ６３Ａ）、マシニングセンター（ＢＴ４０番）のいずれかを予定しております。出来れば複合旋盤でワンチャックで加工できれば良いのですが複合旋盤にはアングルヘッドに相当するものが有りません。
尚、加工方法についてもなにか指摘事項が御座いましたら宜しくお願い致します。

回答No.3

noname#230359

下図のような溝加工でしょうか？
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http://mcnc.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20090310075615.jpg
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回答(2)さんも言われているように、
スロッター加工で逃げのRの部分も含めて可能と思います。
お持ちの複合機・マシニングセンタに
本スロッター加工の機能・能力があるかはメーカにご確認下さい。

特殊アングルヘッドについては、剛性を上げるために、
アーバ(できれば両支持)タイプを検討されてはいかがでしょうか。

お礼

形状に関しては、ほぼOKですが私の説明不足で申し訳有りませんが8mm幅の底の部分がR49±0.025(Φ90±0.05)なのと8mm幅の溝の対角に18mm幅の溝があります。スロッター機能は早速調べてみます。底のR49±0.025と30度テーパの寸法精度管理が気がかりです。
特殊アングルヘッドに関してはメーカに早速支持を出し検討中です、アドバイス有難う御座いました。
加工方法も、バリ対策などを考えますとまだいろいろとては有ると思いますので、お気づきの点があれば御教授よろしくお願い致します。

草々

回答No.2

noname#230359

複合旋盤用ツーリングについて書かせていただきますが、
旋盤の場合、そもそもマウント形状が機種によって異なるため、
機械メーカーで標準製作していないものは全て、
機械の仕様に合わせて個別に特別製作する事になります.
アングルヘッドも外径用なら機械メーカーで持っている場合がありますが、
内径用ともなると標準ではまず無いでしょうね.
工具シャンク径6mmくらいなら、
マシニングと同じ様に製作できると思いますが、
機械メーカーによっては製作を受けていないので、
だいたいは機械メーカーからマウント形状の図面を出して貰って、
ツーリングメーカーに依頼する事になるのではないかと思います.
NTツールとかアルプスツールあたりで、
旋盤用の回転工具ホルダの製作をしていたと思います.

あとは、終端のRがワークの外径側から内径側に向かっての円弧だとすると、
全く別の加工法ですが、NC制御したバイトで加工する
という手もあるかと思います.
マシニングだと、主軸の角度割り出しが必要になりますが、
複合旋盤なら主軸を割り出した上で、
カンナや彫刻刀で削る様に、バイトを走らせるんです.
送り速度=切削速度で、送りが上がらないため
切り込みも落とす小さくする必要があるかと思いますが、
時間は掛かっても一応のかたちにはできると思います.
本来的には、スロッターや平削り盤(プレーナ)、
形削り盤で行う加工かとは思いますが、
マシニングや旋盤でも、模倣できない事はないハズです.

お礼

前回のベリリウム銅の時も回答ありがとうございました。
今回も丁寧なアドバイス有難う御座います。
スロッターや平削り盤での加工も検討いたしましたが、客先の工程指示が旋盤→マシニング指示があり量産工程での関係もあり１次試作、２次試作
と段階を踏んでの試作があり途中での大幅な工程変更が不可の為アルプスツールやNTツールでも当たって尚且つ、スロッターなどの加工方法など多方面から検討してみます。
また、なにかお気づきの点などございましたら御教授よろしくお願い致します。

草々

回答No.1

noname#230359

BIGの内径加工用のアングルヘッドでシャンクを長く作って貰うぐらいしか思いつきませんが（標準だと125までしかないので）、サイドカッターもシャンク6.0で特注になります。

溝深さがあまり深くないので何とかなりそうといえばなりそうですが、切込みをかなり浅くしないと剛性が無いだけに心配ですね。

そうです。シャンク一体タイプで作成する必要があります。
更に面粗さを求められるとかなり条件は厳しいかと・・・。

アングルユニットは特注で時間が在るならば各メーカー色々と作っているので
金額と時間の兼ね合いだと思いますが出来ます。
MSTも薄型の実績は在るみたいです。

割り出しを主軸側でしていると大変なのでターンテーブル(インデックス）を使用しワーク側で割り出した方が早いでしょうね。

端部のRさえなければエンドミルで加工が可能でしょうが
やはりサイドカッターになると思います。

お礼

早速のご回答有難う御座います。
今回は試作からスタートなので、QEDさんのアドバイスを参考にして進めて行きたいと思います。
この製品(SUS316L)は量産で400個程度流れますので最終的には特殊アングルヘッド、工具を開発しながら進めていかねばなりません、またお気づきの点など御座いましたら御教授お願い致します。

尚、工具サイドカッターシャンク6.0と有りますが柄付きの特注サイドカッタの認識で宜しいのでしょうか？

草々