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炎症時の白血球とCRPの反応の違いについて
はじめまして。 炎症反応として血液検査で白血球が先に増えその後CRPが増加し、また逆に炎症が治まったときに白血球の方が先に元の値に戻ることがありますがどうして反応に差がでてしまうのでしょうか? アドバイス等いただけたら幸いです。 お願いします。
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NO.1です。 ご存知だと思いますが、マクロファージ以外の白血球は自律神経に支配されています。顆粒球にはアドレナリンの受容体があり交感神経の支配下、リンパ球はアセチルコリンの受容体で副交感神経に支配されています。絶えずこの拮抗関係にある二つの自律神経のせめぎ合いで生命活動が維持されていますが、顆粒球の正常値は54~60%、リンパ球は41~35%です。マクロファージは5%。 例えばリンパ球が30%の時は顆粒球が65%前後にまで増えてることも考えられるわけですね。 麻疹にしろ結核にしろ、体が病んで疲弊してるときは体は自律神経の交感神経が緊張状態にあります。もちろんその程度は自律神経のレベル(=免疫力のレベル)に応じていますが。マクロファージがその都度体の状態を把握してリンパ球と顆粒球に指令を出してせめぎ合いをさせ生体の恒常性を保とうとしています。 体が強い交感神経緊張状態になると副交感神経にその分泌の支配を受けるSODなど活性酸素を無毒化する酵素も減りそれだけでは追いつかなくなります。そうすると体で炎症が起こることになります。 リンパ球の割合だけでなく数も一定量必要となります。絶えず35%以上、数も少なくとも2000以上あれば顆粒球の割合、数とも自動的に減り免疫力は増して炎症は沈静化していきます。 答えになるのかどうか分かりませんが、参考になさって下さい。
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- ksaionji88
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血液中の白血球を車に例えると道路を走っている白血球と道路に駐車している白血球があります。測定しているのは走っている白血球です。炎症反応があると駐車している白血球が道路を走り始めます。見かけ上、血液中の白血球数が上昇します。 骨髄から白血球が動員されると通常は末梢血中にはほとんどない少し幼弱な好中球系細胞が認められます。 CRP(C-reative protein)は肝臓で作ります。新たに作るのに時間がかかるので白血球の反応より遅れます。作られたCRPは一定時間は血中にあるので炎症が下火になっても値は直ぐには下がりません。 白血球の仕事場は血中ではなくて、血管外です。非常に強い炎症が起きると血中の白血球が出払ってしまって白血球数は測定すると減少していることがあります。
お礼
わかりやすいご解答ありがとうございます。 CRPは肝臓で作られるのですか・・知りませんでした。 大変勉強になります。
- albert8
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組織の炎症の正体は白血球の中の顆粒球です。顆粒球が放出する活性酸素が破壊の元凶ですので、顆粒球が増えないと炎症は起こりませんし、炎症は顆粒球が減らないと治まらないことになります。
お礼
ご助言ありがとうございます。 顆粒球にあたるのは好中球や好酸球、好塩基球になり、リンパ球や単球 で反応する麻疹や結核のときにも白血球は増加するのでしょうか?? リンパ球の白血球に占める割合は30~40%なのでやはり増加するのでしょうか? 質問が上手く伝えられえたか不安ですがよろしくお願いします。 的外れな質問でしたらすいません。
お礼
albert8様ありがとうございます。 大変勉強になるの一言です。 私自身コメディカルの一員としてもっと勉強したいと思います。 本当にありがとうございました。