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MARKER製MOD9.0の前圧調整
07~08モデルの K2 APACHE EXPLORERに提供されてるMARKER製のMOD9.0(IBCプレート仕様)というビンディングについて質問させてください。 このビンディングの特徴なのですがプレートセンターについているロックネジを回すだけで簡単にソールサイズの変更が行えます。 プレートにある目盛りをソール長に合わせてロックするだけの仕様でマーカー製によくあるヒールピース後部にある前圧調整用の+ネジ等はありません。 強いていえば、ヒールピース後部に△印のついた突起物がありブーツを未装着の場合は突起物が飛び出し、逆にブーツのソール長より短い設定でブーツを装着した場合は引っ込みます。 この事よりこの△印の突起物は前圧調整用のゲージと思っています。 そこで気になっているのが使用しているブーツのソール長が285mmなのですがビンディングのソールサイズ目盛りを285mmに合わせてブーツを装着しても、△印の前圧ゲージらしき突起物は飛び出たままで変化しません。 ビンディングのソールサイズ目盛りを270mmに合わせてブーツをセットした場合は△印の前圧ゲージらしき突起物とヒールピースは面位置近辺まで引っ込みます。 マーカー製ビンディングの前圧調整はヒールピースと前圧調整ネジが面位置になるまで引っ込んだ位置が適正前圧位置になるものが一般的だと思います。 以上を踏まえて、 (1).ビンディングのソールサイズ目盛りを信用して、ヒールピース後部の△印の前圧調整ゲージらしきものは無視する。 (2).ソールサイズ目盛りは参考程度とし、ヒールピース後部の△印ゲージがヒールピースと面位置になる位置で前圧を調整する。 (3).その他 前圧調整とういう考え方では(1)~(3)のどれが正しい調整方法なのでしょうか? また、(3)であれば正しい前圧位置および調整方法を教えてください。 ネットで一通りMOD9.0(IBCプレート仕様)の前圧調整方法は検索したつもりなのですが見つかりませんでした。 どなたかご存じの方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
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はじめまして 当方が回答した件を参考にして頂きありがとうございました。 結論から申し上げますと正解は 2 で半分正解です。 K2のIBCやオガサカのEnergy-Trackは三角形の頂点から底辺までの一部でも面位置にあればOKです。 ブーツをセットした状態で三角形の頂点が面位置に来ていなければ、明らかに前圧不足です。 三角形の底辺部分が中に入ってしまい、面位置に三角形の底辺が見えなければ前圧が強すぎます。 三角形の一部でも面部分に掛かっていれば適正前圧です。 ソールサイズの刻印値とプレートの目盛りの表記は信用しないでください。(でも目安としてはイケます) ブーツの刻印値は金型のサイズであり、流しこまれて加熱されたプラスチック(ポリウレタン、ポリイータ等)は完成後には収縮により数ミリ小さくなっています。 素材により収縮値も異なる上、使われた顔料によっても収縮値は異なります。 同じ金型から製造されたブーツであっても数ミリ単位でサイズが異なる事はざらにあります。 加えてソールサイズ刻印の為の測定位置もメーカーにより異なります。 A社の刻印値ははコバ下のつま先からカカトまで、B社はコバ上のつま先からカカトまでを刻印していた場合、収縮を抜きにしても3~4ミリの誤差が生じます。 又、C社は数年前はコバ上、最近はコバ下を刻印、などと同一の会社であっても年式により刻印測定位置が異なる場合があります。 (A社B社C社は、例えであって実際に存在する会社を指している訳ではありません) プレートの目盛りですが、コレは平らな机の上等にプレートを乗せた状態での数字です。 スキーには必ずベンド(アーチ)があります。(純競技向けでは極めて少ないのも存在しますが・・・) 板に取り付けられたプレートの目盛りはベンドにより、誤差が生じてきます。 ですから店では必ず、取り付けた付け後に前圧を確認します。 仮にブーツの刻印値が285であって、プレート目盛りを285に合わせても適正前圧で無い場合は前後へ移動して適性範囲に調整します。 良心的な店であれば後日、お客様が混乱しない様に受け渡しの際に「プレート目盛りは285では前圧不足の為、○○○ミリに合わせてあります。ご確認ください」とブーツをセットして前圧の状態をお見せします。 最後にアドバイスですが、板のベンドは経年による劣化で下がってきます。ビンディングのバネも弱ってきます。(一部、前圧用にバネを複数使用している機種もありますが、大部分は解放バネと兼用しています)コレにより当然前圧にも変化は出てきますので一年に一度位は前圧をチェックをして安全性の高いスキーライフを送ってください。
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- sanpokojin
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こんにちは。 我が家にはマーカーのネジ調整式(M6.1)とIBCがあります。 以前、マーカーに詳しい方の回答がありましたが、 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3714792.html M6.1で開放値6.5で使っていて、ヒールピースが引っ込む量が約4mmでした。 IBCの突起も同じく約4mmだったので、同じく6.5で使う場合はツライチ近くかと思います。 前の回答の方の指示を参考にすると、開放値が弱い場合はツライチよりも少しだけ飛び出たくらいでちょうどかと思いますが、そもそもIBCはそんな微妙なミリ単位で調整できません。(前と後ろをずらせば2.5mm単位も可能ですが) 他社のベロ式も5mm単位くらいで、前圧確認には幅を持たせてあります。 私のブーツは表示サイズ304mmと307mmがあります。 307ブーツの方は305mmの位置でいい感じです。 304ブーツは305mm位置では全く動かず、300mm位置でツライチ近いです。 というわけで、私は(2)だと思います。 いくつかのメーカーのビンディング持ってますが、いずれも数ミリ動きますし、ブーツの表記サイズに誤差があることがありますから。
お礼
sanpokojinさん、こんばんは。 早々のご回答ありがとうございます。 私もマーカーの前圧調整方法の傾向からして(2)が正しいのでは?と思っていたのですがブーツソール長285mmに対して調整目盛り270mmでツライチになったもので、その差15mmはいくら何でも大きすぎるのでは?と不安になったもので投稿させていただいた次第です。 たしかに購入時はヒールピース側が285mm、トゥピース側が280mmで開放値が6.0の設定になっていたのでsanpokojinさんの経験値とほぼ合致しますね。 後はブーツ表記サイズの誤差やIBC自体の前圧確認幅やご紹介いただいたリンク先情報の「少しだけ飛び出たくらいでちょうど」からを考慮するとマイナス15mmは強すぎかもですがマイナス10mm程度は異常設定ではないのかもですね。 これで安心して使えそうです。 とても丁寧な説明からsanpokojinさんのお人柄が想像できます。 重ねてお礼申し上げます。 ありがとうございました。
お礼
patpat-gtさん、おはようございます。 わかりやすい回答ありがとうございます。 MARKER製ビンディングの前圧はヒールピースと前圧ゲージがツライチになった位置が適切と思い込んでいました。 patpat-gtさんの回答を読んで機種によってはその知識が間違いである事を知りました。 前圧はご指摘通り安全性に関わる大切な調整と認識していますので参考というより助かりました。 実際のところ感覚的なのですがツライチ調整では解放時に「強すぎる」という印象はもっていたのですが間違った知識を優先させてしまい、そのまま滑走していました。 今から思えば危険な行為だったと反省しています。 残念ながら前圧に関する質問はPL法を盾にメーカーに聞いても取り合ってくれませんでした。 途方に暮れていた時にsanpokojinさんとpatpat-gtさんのとても納得できる回答が投稿されておりありがたく思っております。 しかも素早い回答でビックリしました。 個人的な印象なのですが安全性に関わる器具ですので調整方法は教えられないというメーカー側の言い分も理解できない事はないのですが、それでは素人でも簡単にソール長調整可能なIBCのようなセミ・レンタルビンディング的構造の商品をなぜ世の中に出したの?という疑問を感じずにはいられませんでした。 少なくてもIBCは「ソール長をドライバー一本で簡単調整できる」をセールスポイントにしているショップは多々見かけます。 これではドライバー一本あれば誰でも簡単調整していい商品なのだと思ってしまいます。 私のような知識不足のユーザーはセールスポイントの特徴を活かしてプレート目盛りで簡易調整して家族や友人に板を貸し出そうという発想が生まれるのも必然と思います。 このケースを想定すると教えない事の方がよほど危険で無責任の気がしました。 調整方法を教えないのであればこのような紛らわしいセールスポイントを販売店にさせないようメーカー側の義務として取り組んでほしいものですね。 余談が多くなりましたが今回の回答を踏まえて前圧の再調整を行い今シーズンも安全重視でスキーを楽しみたいと思います。 ご回答ありがとうございました。