悩んでしまって先へ進めない、手が動かない…お気持ちはわかります。
と言っても頭の中でどうこうしても解決しませんよ。
とにかく数をこなしましょう。
でも漫然とたくさん取り組んでも成長はないので、意識するべきポイントを押さえましょう。
ご質問と回答へのお礼だけでは、ご質問者様が何を目的に色彩構成なるものに取り組んでいらっしゃるのかがよくわかりません。美大(広い意味で~美術系の学校)の入試とかではないのでしょうか?
美大の入試にも具体的なモチーフとして実物が与えられるものもありますし、実物はないけれど「都市と高速道路のイメージ」というような具体的なテーマが与えられる場合と、抽象的な「力強い」「平和な」などの言葉だけが与えられる場合がありますよね。(学校や学科によって傾向が決まっていると思います)
後者の訓練は色に関わる仕事では(もちろん趣味や服のコーディネイトにも)とても役立ちます。
色彩構成についてのご質問なので、前者については省きますが、平面構成ということで言えば、これらを表現することも大事なことです。
ご自分なりに勉強されるにしても、何らかの課題を設定してその「しばり」の中で表現することは訓練になると同時に「何でもあり」でない分やりやすいともいえます。
例えば「F6の画面の中に5つの異なる大きさの円だけを使って「夏」を表現する」という具合です(もちろんどのような画面の大きさでもよいし、6本の直線とかでもよいわけです)
美大の入試であれば、決められた時間内にキレイに塗るとか~そのようなことも要求されますが、それはまた別の訓練なので置いといて…
とにかく色を塗ってみることです。
こうすれば「夏」に見えるんじゃないか?と考えながら。
何だったら塗り絵のように輪郭をコピーしておいて、違う色で同じ「夏」を表現するのも面白いかもしれません。色彩の勉強ならこれも有りです。
同じ輪郭で色違いの「夏」を塗ったとして、どちらがより「夏」らしいでしょうか?その違いはなぜでしょうか?あるいは「春」も塗ってみましょう。「夏」とどこが違うのでしょう?
「春」にはピンクがあり、「夏」にはないかもしれません。
なぜピンクがあると「春」に見えるのでしょう?
ではピンクを入れても「夏」に見える色の組み合わせはないでしょうか?
ピンクをいれずに「春」を表現できないでしょうか?
こんなやり方でいろんなものを表現しては、なぜそのように見えるのか?
どのような色の組み合わせが何を感じさせるのか?
その引き出しをひたすら増やすのです。
頭で考えていても大してわかりはしません。
とにかく塗って目の前に表出させ、試行錯誤する。
どのような画材で勉強されるのかわかりませんが、豊富に使えるようにその一点一点は安価なもので構いません。
とにかくたくさん試してみることです。
そして雑誌や服装、パッケージなど、世の中にあふれる色のついたものを見るときにそれがどのように見えるか
「高級そうだな」「温かそうだな」「甘そうだな」
なぜそう見えるのかをご自分なりに分析してみてください。
ご自分で色彩構成されるときの引き出しに財産が増えていきますよ。
お礼
お礼が遅れてしまいすみません。 非常に参考になりました。 ありがとうございました。