2度禁煙しました。
禁煙に失敗したわけではなく、一度目は精神疲労から喘息発作を起こし辞めました。喘息の原因は当時飼っていたハムスターや動物の毛とハウスダストだけでした。喫煙では発作は出ませんでしたが禁煙しました。
3年後、家の建て替えで業者とのトラブルでノイローゼ状態になり、鬱になってしまいました。無意識に交通量の多い交差点に入って行った事もあります。が、一服の煙草で全快してしまいました。
病院のクスリは全く効果がありませんでしたので、ノイローゼで自殺するくらいなら喫煙していた方がマシと考えて禁煙を辞めました。
今回、身内の土地売買の問題に巻きこまれ、精神ストレスから心筋梗塞になりました。(半年前の健康診断で心肺に異常はありませんでした)
緊急入院して以来タバコは辞めました。理由はステントを1本の血管にしか入れておらず、他2本は若干縮小傾向になるからです。
血管収縮作用のある煙草は私にとっては命取りですから。
別に命が惜しい訳ではありません。手術の最中もモニターを見ながら「心臓の動きが悪いなぁ。」「これで意識が消えていくのか」などその過程を楽しんでいました。
今回も単に「タバコは簡単に辞められる」という持論を証明するためだけに辞めています。なぜなら、人は寝ている間は喫煙していません。
少なくとも6~8時間は吸わなくて大丈夫なのです。
もし、寝煙草の習慣がある、起床時に煙草を吸わなければダメだ。煙草が吸いたくて目が覚めるなどの症状があるなら、それは中毒ですから病院にいくべきです。
私は日常でも外出した際は10時間禁煙しても大丈夫ですし、電車や飛行機も大丈夫です。ちょっと吸いたいなと思ったら寝ればいいだけです。
喫煙は生活リズムの手拍子のようなものです。だから、同じようなシチュエーションになると無意識に煙草に手が伸びます。私も実際にコンピュータの起動時に待っている間に無意識に手が動きました。車の運転でも同じ交差点で止まると煙草を探しました。
これは欲しいのではなく、単に習慣です。だから同じシチュエーションを避けるか、肩代わり行動をすると良いです。
極端な例では通勤コースを変えてしまうのも一つの方法ですし、ペットボトルに水を入れて飲む。ノンシュガーの出来ればペパーミントなど刺激の多い多い飴などを舐めるのも手です。(甘いのはダメです)
もっと単純なのは真っ黒になった肺の写真でも3分見て、煙草が欲しくなったら「吸ったら死ぬ」を落ちつくまで繰り返し言葉にしてみるのはいかがでしょう。
徐々に減らすというやり方は中毒者だけに有効で、習慣性の喫煙には一発禁煙が最適です。中毒なら病院で治療する以外に手はありません。
でも、酒も煙草もキチンとした改善プログラムも作らず、やめろと騒ぐだけの素人医者ばかりの日本では難しいかもしれません。