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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:広島への原爆投下は何がいけなかったか(追加質問です))

広島への原爆投下の問題点は何だったのか?

このQ&Aのポイント
  • 広島への原爆投下には、人体実験やソ連への牽制を目的とした投下であったこと、爆発や放射能による被害が大きかったこと、民間人を狙った攻撃であったことの3つの問題点が存在します。
  • しかし、原爆投下は早期終結を狙ったものであり、放射能被害や戦争における死亡は避けられないものとの主張もあります。
  • ただし、民間人の大量殺戮は問題であり、軍事目標への攻撃との違いが議論されます。

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  • tyr134
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回答No.13

前回に引き続き、回答に参加しますね。 参考になれば幸いです。 まずは、戦争に対する認識についての歴史的な流れを。 産業革命による技術革新で、次々と新しい武器が開発されていきました。 当然、兵器が変わると戦術や戦争の内容も変化していきます。 そして、それに伴い民間人への被害も拡大の一途をたどっていきます。 その一方で、人権意識も高まっていきました。 そして、1899年にオランダのハーグで万国平和会議が開かれます。 そこでは、「国家間の武力衝突を回避するのが一番だが、どうしても武力衝突が起こった時は、お互い一定のルールの下、正々堂々と戦おう」と決められたのです。 ルールは結構細かく、「交戦者」の定義や「戦闘員・非戦闘員の定義」、「宣戦布告」「捕虜や病傷者の扱い」「してはならない戦術」「使ってはならない武器」などなどが細かく決められていきました。 で、禁止武器には「不必要な傷害を与える性格をもつ武器、発射物、素材を用いること。」とあります。 核兵器は、この条項に違反している可能性が高いです。 なんせ、無差別に都市一つの人口を一瞬で消せるんですから。 因みに、禁止武器は「毒ガスなどの化学兵器」や「細菌をばらまく生物兵器」なども含まれています。 これが、『ハーグ陸戦条約』です。 都市への攻撃は、「軍事施設へ限定」すべきであり、そうした「限定的な攻撃」が出来る兵器を用いなければなりません。 また、1922年に作られた『空戦に関する規則』でも「無差別爆撃」は禁止されています。(但し未発行なので効力はありませんが) http://homepage1.nifty.com/paganus/treaty26.html >兵器なのですから多くの被害がだせてこそ上等な兵器です こうした考えで、様々な兵器が考案された結果、ヨーロッパの領土は荒廃してしまいました。(18~19世紀は戦争の世紀です) このままでは、「世界の終末」がやってくるのではとの危惧も生まれます。 その結果生まれたのが、「ハーグ陸戦条約」です。 ※因みに「海戦のルールも決めよう」となりましたが、米国と英国がもめてお流れになりました。 しかし、第一次世界大戦の勃発~ナチスの台頭~第二次世界大戦と続くなかで、この「ハーグ陸戦条約」に象徴されるような「万国平和」の精神は吹き飛びました。 ナチスは毒ガス兵器や生物兵器を製造しようと画策するは、各国は軍艦を作りまくるは、戦闘機の開発で都市が空爆されるはで、ハーグ条約以前では想像出来ないくらいに荒廃しました。 で、広島・長崎の原爆投下は、この「万国平和」の精神が吹っ飛んだ中で行われた行為と言えます。 そのため、「必要以上の殺傷力のある兵器」が使われたと言えます。 第二次世界大戦が終結して、今一度「ハーグ陸戦条約」の精神に帰ろうという動きが世界で始まります。 そして振り返ったとき、「原爆投下」は「ハーグ陸戦条約に違反」してるのではないかとの批判が起きたのです。 特に、被害を受けた日本では、「違反している」という声の方が大きくなります。 しかし、原爆を落とした側は「違反していない」と反論します。 これは、なにも原爆だけに限らず、「南京大虐殺」や「重慶の爆撃」なんかでも論争がありますよ。 こちらは、被害を受けた側の中国が「違反してる」と主張し、日本は「違反してない・しかたない」という主張する構図ですけどね。 >1)人体実験やソ連への牽制を目的とした投下であったこと これは、先の回答でも述べたとおり、「憶測」の域を出ませんので個々人の「歴史認識」の問題となるでしょう。 「通説の水掛け論」と仰っている通り、現状では論争の域を出ないのが現状です。 >2)爆発や放射能による被害が大きかったこと 原爆が落とされたときは、できたてホヤホヤの新兵器でしたので「放射能の影響」をどこまで米国が認識していたかは分かりません。 しかし、爆発の規模については、「トリニティ実験(人類初の核実験)」を行い成功させていますし、データを多く得ています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E5%AE%9F%E9%A8%93 当然、「核爆弾」を落とした時に甚大な被害が出ることを認識していたはずです。 また、米国内でも日本への使用は反対する人もいましたが、時の大統領トルーマンは強行します。 戦後も水爆を開発するなど行い、これを「ヒトラーによるアウシュヴィッツのユダヤ人大虐殺に匹敵する人類史上最大の犯罪」とする人もいます。 >(3)民間人を狙った攻撃であったこと >では、軍用機地などに原爆が投下され軍人を対象として原爆を投下した場合は何ら問題はなく、正当な攻撃であったのでしょうか? 都市が丸々一つ軍用基地なんて事は、どこの国にもありません。 原爆の威力から考えて、それを使用すれば「軍用基地以外」も破壊してしまうこと位は分かっていたでしょう。 被害の小さな爆弾とかで民家を「誤爆」するのとはワケが違うのです。 例え、その「誤爆」が意図的であっても「知らなかった」ととぼけられればそれまでですが、「原爆」の場合「誤爆」もなにもありませんから。 明らかに、「無差別攻撃」です。 当然、これは「国際法違反」となります。 原爆投下後の日本の抗議声明にも「米國は國際法および人道の根本原則を無視して、すでに廣範圍にわたり帝國の諸都市に對して無差別爆撃を実施し來り多數の老幼婦女子を殺傷し神社佛閣學校病院一般民家などを倒壊または焼失せしめたり。」とありますしね。 とはいえ、第二次世界大戦期は、そうした「国際法」が死文化していた時期でもありますので、「日本も米国もお互いが違反してたではないか」とも言えるかもしれません。 が、「爆弾一発で都市を壊滅」というのはあまりにも「インパクト」がでかすぎます。 その後、世界は冷戦に向かうと同時に何とか「核戦争を回避」しようと躍起になっていると言えます。 「キューバ危機」なんかは、「核戦争の回避」の好例ですね。 最後に、過去ログにも似たような「Q&A」があったので参考に貼っておきます。 http://okwave.jp/qa1851332.html こちらは「ハーグ陸戦条約」についてです。 http://ww1.m78.com/topix-2/hague.html

cicade_001
質問者

お礼

とても解りやすく納得のいける意見でした。 回答ありがとうございました

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その他の回答 (12)

  • rukidayo
  • ベストアンサー率13% (25/188)
回答No.2

広島県出身18歳 戦争は「いかに殺して相手を降伏させ自国が利益を得るか」だと思うので、どれほど原爆投下をされても仕方ないと思いますね。 人体実験は戦争中ぐらいしか堂々とできないからされて仕方ない。 今は戦争中でもできないけどさ。 また、原爆のおかげで日本が降伏する決心がついて良かったんでは無いですか。 そもそも民間に攻撃がダメって考えは愚かですよ。 軍人でもない民間人も戦争に無理やり行かせているんだから、普通に考えて供給源の民間人も殺すのが当たり前でしょう。 日本人は被害妄想過ぎる。 原爆を落とされた責任は日本人のせいでしょう。 え~っと、あなたの質問に関係なく考えを投稿してごめんね。

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  • ringox
  • ベストアンサー率27% (66/238)
回答No.1

(3)について そんなどでかすぎる軍施設はありえません。 原爆とは無差別的攻撃用に作られた爆弾です。 ただし、ゆえに原爆は悪いということにはなりませんよね。 民間人を主にねらった東京大空襲や地方都市への度重なる大空襲の、 民間人の死亡者は原爆死亡者以上ですから。 (4)として「日本はソ連を介して終戦を画策してたのを アメリカは知っていたのに投下した。そしてそのことを隠し通して今にいたる」 でしょうか。

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