世の中には多くの難しい問題がありますが、経済は特に難しい一つです。
とはいえ、ポイントを抑えればある程度は見通しがつきますので、なるべく完結に回答します。
1.日本全体で見れば、景気は思ったほど悪くはない
世間が不況不況と大騒ぎしてますね。
誰がそう騒いでいるのでしょうか。
答えはマスコミです。
不況とは言いながらも、一人一人を見ればずいぶん状況は違うでしょう。
派遣切りにあって、大変な目に会った人も多いと思います。
その一方、円高の効果で海外旅行が割安になったので、韓国へ出かける人が大勢いるそうです。
さて、マスコミは読者の注目を引き、新聞の購買数やテレビの視聴率を上げるのが、彼らの仕事です。
片手団扇で海外に出かける人と、派遣切りにあって寮を追い出される人のどちらが注目されるでしょうか。
それは、より大変な目にあっている人です。
一人一人で状況は違いながらも、マスコミはより悲惨な人ばかりを取り上げます。
その結果、客観的な数値ではさほど悪くなくても、より悲惨な情報ばかりが飛び交うため、景気が悪くなったと多くの人たちが信じてしまっているのが、今の実情です。
2.景気には波がある。永遠に上がり続けることもないが、永遠に下がり続けることもない
景気というのは、放っておいても上がったり下がったりするんです。
しかし、1で述べたように悲観的な情報が日本中を駆け巡っているため、景気がずっと下降し将来に希望が持てないと誤った考えを持つ人が、残念ながら多くなっています。
1920年代に世界大恐慌がありました。
あの世界中を大混乱に突き落とした大恐慌も、3年半くらいで景気の底は打っています。
あの頃と比べると、現在の経済学は大幅に発展しました。
世界各国が適切な景気対策に取り組めば、早ければ半年、遅くても一年半くらいで景気は下降から上昇に転じると思われます。
ですが、視聴率を上げるために悲観的な報道しかマスコミがしないため、このような情報は積極的に調べなければ入手することはできません。
まったく、困ったものです。
結論:マスコミならぬマスゴミの報道することは、話半分程度に聞き流しておきましょう。
お礼
よくわかりました。 ありがとうございます。 不況になると一番首を切りやすい派遣労働者が多数解雇されて、それをネタにして騒いでいるんですね。 不況ネタとしては、ちょうどいい対象ですね。 騒ぎを報道すれば行政もなんとかしてくれるし、騒ぎ損にはならない訳ですね。 でも必要以上に一般の人にも不安感を与えてしまいますね。