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顔面ありでの間合い

よく、フルコンタクト空手などの打撃系格闘技を語る上で『顔面なし』と『顔面あり』では、間合いの取り方が違う、などといいますよね。 素人の質問で恐縮ですが、これは、具体的にはどのように違うのでしょうか。 また、それを知るのに良い書籍などはありますでしょうか。 お時間ありましたらご回答お願いします。

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  • ベストアンサー
  • denbee
  • ベストアンサー率28% (192/671)
回答No.1

簡単に言うと、顔面ありだと防御重視で間合いが遠くなり、 顔面なしだと攻撃力重視で間合いが近くなります。 人間が立ったまま手を伸ばして一番遠くまで届くのは、 肩の高さでまっすぐ前に伸ばした状態で、これはちょうど顔面へのストレート(上段直突)になります。 従って、顔面有りの場合の攻防は、この距離が基準となります。 また顔面への攻撃というのは  ・本能的な恐怖  ・筋肉が薄いため、比較的脆い構造  ・脳があるため、比較的軽いダメージでも意識を失いやすい という理由で、できるだけ打たせたくない場所です。このため、 なるべく相手の攻撃を貰わないようにする防御重視の戦術となります。 従って、相手の攻撃が当りにくい離れた間合いで構え、攻撃をしたら 相手の攻撃圏外へ素早く逃げることが多くなり、顔面なしに比べて 遠い間合いを保つことになります。 一方、顔面なしの場合、主攻撃はボディ(中段)への突蹴、あるいはロー(下段)への蹴となります。 (もちろん、上段への蹴もありますが、比較的割合は低い) この場合、肩から自分のヘソ辺りの下の方へ手を伸ばすことになります。 当然直突の場合よりも届く距離が短くなりますので、基準の距離は顔面ありに比べて近くなります。 また、胴体の耐久力は顔面に比べて非常に高く、顔面ほど簡単には 意識を断つことはできません。 (特に、フルコン系は鉄と間違えるくらい腹筋を鍛えこんでいるため、  生半可な打撃ではダメージを与えることもできません) 従って、防御は鍛えこんだ筋肉に任せて、非常に近い間合いで 攻撃力重視の戦術をとることになります。 これが間合いの取り方の違いと、その理由です。 ちなみに、ルーツの違う協議の人がスパーをやると、最初の間合いのとり方で お互いに戸惑うことがよくあります。

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