基本的には入試科目数の差異です。
5教科7科目をきちんと課す、東京大が標準と考えましょう。
慶応(法)は、基本的には人数の多い個別方式と、人数が少ないセンター方式に分かれますが、このうち、個別方式は事実上の2科目入試、センター方式は4科目入試です。
センター方式は、事実上、東京大併願用ですから、東京大の足切りラインよりもはるかに上に合否ラインができます。これは入試の仕組みから来る難易の逆転現象です。
個別方式はたった2科目の出来/不出来で合否が決まります。ランキング難易度84の正体は、この2科目での偏差値ということですね。
さて、慶応(法)を受験し、合格する人が、東京大と同じ5教科7科目を受験したら、偏差値はいくつくらい確保できると思いますか?
要は、受験勉強のしやすさによる、難易の逆転現象です。
ただ、慶応(法)の難易レベルは、東京大を合格するような受験生でも、この2科目だけの勝負だと、負けることがある、という意味合いでもあります。その意味では、ランキング偏差値は、正しいわけですね。
この関係、地方国立大と、首都圏中堅私立大との間でも同じような逆転現象が起きています。
この手の現象自身は、進研模試だろうが、他の予備校系の模試だろうが、全国模試では、当たり前に起きている現象です。それを素直にランキングに出すかどうかは、予備校のように商売につながっているかどうかもあるので、様々なようですが、各模試で公表されている判定基準を見ると分かるかと思いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 すみません。 科目数の事を忘れてました。 ありがとうございました。