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この診断、治療方針は正しい?(医師の方の回答希望)
お読みいただきありがとうございます。また、長文になってしまいます点をお詫びします。 先週木曜日から熱を出して近所の開業医にかかったのですが、その対応に少し不満と疑問を持っています。 【患者】 42歳男性。既往症は特になし。薬アレルギーもなし。 【今回の経過】 木曜日朝、咳が出て熱を測ると6.9度。平熱は6.4度であり、6.9度は微熱程度ともいえるが、熱が上がっていくだろうという予感がして近所の開業医に行く。 問診で咳が出ることと朝計った体温を伝え、平熱は何度か、痰は出るかを医師から訊かれて答える。(その時点で痰はでていない)聴診器、触診などによる診察の後、通常インフルエンザであればいきなり高熱が出るのでインフルエンザではないかもしれない、との話。以下の薬を処方される。 クラリシッド200mg、ゼスラン3mg、カロナール200mg 頓服としてスルピリン 自宅で寝ていたが昼前には熱が8.5度まで上昇。午後3時頃8.9度まであがり、同じ医師にもう一度見てもらう。やはりインフルエンザだったのでしょうか、と聞くと「そうかもしれない」との答え。アストミン10mgを処方されて、土曜日までに熱が下がらなければまた来てくれ、とのこと。 金曜日は一日中寝ていたが、熱は8.5度と9.0度の間を行ったりきたりの状態。 【不満と疑問】 ネットで調べると、今はインフルエンザの診断は粘膜から10分程度で診断できるキットがあり、確定的に診断されれば症状をよく抑えることのできる薬もあると出ています。この診断をしてもらえなかったのが不満。 また、処方された薬の中に抗生物質がありますが、抗生物質は処方すべきだったのでしょうか。 もちろん今回の医師の判断、処方は正しい、生兵法は怪我の元ですよ、というようなお叱りの回答も十分ありえると思っています。
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>【不満と疑問】 ネットで調べると、今はインフルエンザの診断は粘膜から10分程度で診断できるキットがあり、確定的に診断されれば症状をよく抑えることのできる薬もあると出ています。この診断をしてもらえなかったのが不満。 インフルエンザの診断測定キットは5~6種類くらいあります。dashinshiさんも書かれていますがどのキットも品薄状態で、現在では何時手に入るか全くわからない状態です。これらのキットのほとんどは使用年数が1年以内のため、今シーズンに使用しきらないと全く無駄なってしまいます。そのためどの医療機関も余分には購入しません。 インフルエンザに効果のある抗ウイルス剤も、残念ながらほとんど手に入らない状態です。製造メーカーが「一部不足している所があり申し訳ない」と釈明していましたが、あれはほとんどウソです。関西、九州で大流行した為ほとんど日本の在庫を使用してしまった状態ですので、大半の医療機関にはもう無くなっているのではないかと思います。これは日本で製造をしていませんので、輸入です。そうすると日本の問題だけではありませんので、日本だけが買い占めるというわけにもいきません。その場合、インフルエンザの診断、治療において小さいお子さん、高齢者、呼吸器疾患の有るようなハイリスクの患者さんを優先せざろうえません。 macbainさんの場合 初診時の36℃後半の発熱でインフルエンザの検査をする事には無理があります。その後の38.5℃以上の発熱時ではインフルエンザを疑って良いと思います。検査を受けれなかったとのご不満は理解できるのですが、既往歴に重大な疾患が無い比較的若い男性ですので、先ほど書いたことがあるためインフルエンザの検査、治療が出来なかった可能性があります。 >処方された薬の中に抗生物質がありますが、抗生物質は処方すべきだったのでしょうか。 風邪に代表される急性上気道炎の病原体は、80%がウイルスと考えられています。インフルエンザもそうですがウイルスには抗生物質は効きませんので、macbainさんの疑問は理解できます。これは二次性の細菌感染に対する予防的投与という説明になっています。急性上気道炎では、一般医療機関の80%、感染症科の50%で抗生物質、抗菌剤が処方されています。その意味ではおかしい治療とは言えません。10年位前であったと思いますが、アメリカでの研究では、抗菌剤の予防的投与で肺炎の合併率に改善が見られなかったとの報告がありますので、自分ならハイリスクのある患者さん以外は投与はしません。 しかしこれは日本人のデータではありませんし、小児科では抗生物質を使用した事で心臓弁膜症がほとんど無くなってしまった事もありますので一概には言えません。
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- tahasayo
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macbainさんの初診のときの状態で発熱もあまり無い状態で通常はインフルエンザキットのよる診断はあまりしないんじゃないかと思います。キットによる診断は疑いがある人にしますし、保険上も好ましいこととはいえません。疑いがある人に確定診断しタミフルやリレンザ・シンメトレルを投与するわけです。高熱による受診がなければ医師は風邪を疑い二次感染を予防する為に抗生物質を投与します。熱が下がらなかったらまた来てくださいと医師もおっしゃっているんですので正しい診断ではないんでしょうか?その程度の状態で保険で全員にキットを使用すると保険審査で認められないことも出てきます。6度台でインフルエンザを疑う医師は少ないとおもいます。もちろん罹患していている可能性はありますが…
お礼
ご回答ありがとうございます。 今回かかった医師の対応は全く妥当なものであったということがわかりました。
- dashinshi
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私は、医者ではありませんが、お薬の知識をもつものです。 >ネットで調べると、今はインフルエンザの診断は粘膜から10分程度で診断できるキットがある 「ラピッドテスタ」のことですね、確かにこの検査薬をつかうと10分程度で、インフルエンザの検査ができます。 >確定的に診断されれば症状をよく抑えることのできる薬もあると出ています。 ありますよ「タミフル」や「シンメトレル」のことでしょう。 >この診断をしてもらえなかったのが不満。 たしかにこの症状からするとインフルエンザの可能性は否定できませんね。 したがって私もインフルエンザの検査を行ってもよかったのでは、とも思います。 なぜしなかったか?ですが、一番に考えられるのは、検査薬がなかった(切らしていた)でしょうか 町の小さな開業医の場合ではありえるお話しです。 また陽性反応がでると、インフルエンザ用のお薬を処方することになります。 言い換えるとインフルエンザ用のお薬を処方するか否かの判断のために検査をするとも言えます。 しかし「タミフル」や「シンメトレル」は現在、生産が追いついていない状況にある(製薬会社からの情報) だそうです。地域によってはすでに在庫が切れている医療機関もあるでしょう。 (薬がないのに検査してもしょうがないとの考えも出てくるかもしれません) またこれらのお薬は使用が始まって、日が浅いので、副作用の情報が充分ではありません。 医師によってはこれらのお薬の使用に対して慎重な姿勢をとられている方もおられます。 >処方された薬の中に抗生物質がありますが、抗生物質は処方すべきだったのでしょうか。 「クラリシッド」のことですね。このお薬は、カゼの時に一般的に処方されるものです。 カゼの原因が細菌であった場合にはとても有効なお薬です。 またもしインフルエンザであった場合には、インフルエンザには効きませんが、 インフルエンザを原因として起こる肺炎や二次感染を防ぐ効果ももっています。 なお、私見ですが今回の処方は「カゼ」としては一般的で、ある意味良心的?!な 処方ではないかと思いますが。。。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >なお、私見ですが今回の処方は「カゼ」としては一般的で、ある意味良心的?!な >処方ではないかと思いますが。。。 疑問・不満といいながら、こういう回答を密かに期待してました。インフルエンザ検査薬の件もよくわかりました。やはり素人が付け焼刃の知識を振り回してはいけませんね。ちょっと反省します。 現在土曜日14時、体温は6度台までさがり、ちょっと頭痛と喉の痛みが残っているくらいで、快方に向かっております。
- MCMC
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抗生物質は肺炎防止で処方したのでしょう。それより、安静にして睡眠をとるのが一番で、ネットでメール書いている場合じゃないと思いますけど。
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 なるほど、予防的に抗生物質を使う場合があるわけですね。 >ネットでメール書いている場合じゃないと思いますけど。 おっしゃるとおり(^_^; 昨日は熱が8度台で筋肉痛や関節痛もあってネットどころではなかったのですが、今朝は熱が7度台に下がったので疑問に思っていたことをアップしました。今からまた寝ます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 丁寧でわかりやすい説明で、よく理解できました。