グリップは左右同じですか?
マッチドであれば、問題が無い右手のグリップとモーションの模倣練習をゆっくりした行なえば良いと思います。
レギュラーであれば左手のグリップに問題があると思います。
力が入るのはグリップが強いことと、バウンドを活用していないで力でショットしているからだと思います。
1.グリップの改善(フリーグリップへの転換)
(1)マッチド
親指と人差指でグリップしているとバウンドを生かすことは難しくなります。
ショットしてその跳ね返りのエネルギーを生かすためには、親指と中指でグリップします。
跳ね返りの自然な動きを止めないようにグリップを充分に緩めます。
これ以上緩めたらスティックが飛んでしまうくらいのグリップです。
スティックが充分に戻ったら、次のショットを行ないます。
このようにすると、ショットに必要な力は微々たるものになります。
また、ストロークも大きくなるのでパワーも出ます。
サウンドも伸びが良く綺麗になります。
(2)レギュラー
スティックのバウンドを活用するのはマッチドと同じです。
やはりグリップの力を充分に緩める必要があります。
スティックの自然なバウンドに従うような感じで、手首の回転運動を滑らかに行ないます。
2.バウンドの感覚を掴む
(1)スティックを軽くグリップして、落とすような感じでショットします。
(2)グリップの力を殆ど無くして、スティックがバウンドするがままにさせます。
(3)スティックの重量と打面の反発力がバウンドを生み出してくれます。
(4)バウンドが止まったら次のショットを行ないます。
(5)以上を何回も行なってバウンドの微妙なエネルギーを指や手、皮膚などに染み込ませます。
(6)バウンドを2回で止めるのと、ダブルストロークの基本になります。
3回で止めるとスリーストロークロールになります。
(7)(6)の練習の次に、同じ事を両手でユニゾン(同時)で練習して粒を揃えてから、次に左右を一音ずらしてスタートさせると6連音符になります。
(8)パワーをつける前に、(6)と(7)ストロークの感覚を掴むと、速打ちは難しいものではないことが分かるでしょう。
つまりワンショットで6連符でもそれ以上でも可能になります。
また、パラディドルやフラムや他のルーディメントも本当に簡単にマスターできるようになります。
3.両手のバランス
(1)前述2.のバウンドの練習を両手でユニゾンで行ないます。
(2)ひとつ打ちをゆっくりと両手でユニゾンで行ないます。
(3)両手のユニゾン打ちをしながら、両方のサウンドの粒が揃うように調整します。
以上の練習を是非行なってみてください。
フリーグリップとバウンドのコツが身に付くと、ハイスピード&ハイパワーの演奏が楽にできるようになります。
それと腕や肩の力も抜いてください。
そうすると、自然とモーラー奏法に近くなっていきます。
お礼
とても参考になりました! 回答ありがとうございました。