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くもまっか出血のその後
- 祖母がくもまっか出血で倒れて手術を受けましたが、意識がハッキリせず言葉も出ません。食事はまだできず、管による流動食を摂取しています。
- 祖母の今後が気になります。倒れる前のように通常生活に戻れる可能性はあるのでしょうか?要介護になっても、意思表示はできるようにしたいです。
- 祖母は今年で81歳になりました。家族ともども初めての経験で、その後の祖母の状態に不安を感じています。
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私も母がくも膜下出血で倒れ、幸いに手術は成功し、翌日には起きて自力で食事をとっていたのですが、その後意識が朦朧としてきました。 どうやら、脳の中で出血したものを取り除くのですが、脳だけに完璧に洗い流すわけにも拭き取るわけにもいかず、少量のこった血液にたいして脳が傷をふさがなければ、と治療に専念してしまうようです。 そのため、脳が一旦お休みして、修復活動のほうが活発になるとともに、意識がその分薄れてしまう時期が2~3週間かかるようです。 脳の働きが一旦弱まるため、痴呆のような行動をとる日もあれば、目の焦点が定まらない日もあり、その後はひたすら眠りつづける日々がしばらく続きました。つまり、脳が完全に修復に全力を挙げている状態に入ったのです。 この間は、とにかく体の修復能力に期待して、脳に考える余裕が戻るのを待つしかありません。再出血を起こさないように血圧は下げ目にしておく一方で、血流がとまると今度は脳梗塞になってしまうので、点滴でこまめに血圧コントロールをします。 うちの母の場合は、栄養補給は完全に点滴のみになり、点滴量と尿の量を1時間ごとにチェックして、体内にある水分が一定になっているか(むくんでいないか、不足していないか)を監視する毎日になりました。 一番ひどいときは、ゆすっても目が覚めず、いわゆる昏睡状態になって、意識確認のためにゆすったり肩を叩いても反応しないレベルとなり、足をつねって反射的に足を動かすかどうかという本能的なレベルが維持できているかを確認しつづける状態でした。 幸いにも、そのような期間が2週間程度で過ぎ、意識が朦朧としつつも回復しつづけて、ろれつが回らない程度ではあれど、なんとか元通りのようにまともな会話ができるように戻りました。 意識がない間、効くのかどうかはわかりませんが、手足のマヒを防ごうと、手足をマッサージして脳との間に刺激を与えて神経の経路が維持できることを祈っていました。とくに手のひらのような感覚の鋭いところは集中的に揉んであげて、マッサージと刺激をかねていました。 集中治療室を出てからもしばらくは手足のリハビリが必要でしたが、なんとか元通りの程度には体を動かせるようになったようです。 ご質問の場合、お食事に支障があるのが手足の麻痺の問題か、飲み込みを制御する嚥下(えんげ)が元々高齢になるほど辛いせいか、という部分はあります。ただ、動かせるところは動かし、使える頭は使うことで、それがリハビリになるのは確かなようです。 できれば、流動食は避けられないとしても、ご自身で車椅子への乗り降りができ、自分の意志で移動して趣味などができるくらいに回復なさることを祈っています。1/3の方が即死され、1/3の方はなんらかの後遺症を残されるという大病だけに、それだけでも、ご本人にも周囲にも非常にありがたいことです。
お礼
ご丁寧な回答をありがとうございます。 面会できる時間は常に付き添い、リハビリに励むようにしてみます。 食事の支障は飲み込みの問題のようで、現在は医師から食事を止められています。 が、祖母は、同室の方が食事をしていると、うらやましそうに見ていたりして、食欲も意欲もあるようです。 祖母自身が回復に向けて積極的なようで、少し安心しています。 貴重な体験談を聞かせていただきありがとうございました。