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インクの減りについて
現在はエプソンのPX-G930を所有していますが、同モデルは全色顔料インクを使用しています。一つ前に所有していた機種はPX-950Cで、全色染料インクでした。使い比べてみて感じたことですが、PX-G930の方が、PX-950Cよりインクの減りが早いように感じます。顔料インクは染料インクに比べて減るのが早いのでしょうか?それとも、PX-G930のインク量が少ないだけなのでしょうか?
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プリンタの修理屋です。 専門外のメーカーですので、単なる邪推の範疇ですけど・・・・ エプソンの「PX-G」シリーズといえば「プロセレクション」という写真画質にこだわっている機種ですよね。 一つ前の機種が「PX-950C」との事ですが、「PM-950C」ですよね。PMシリーズであれば通常の機種のはず。 高画質な画像を作ろうとすれば、薄めのインクを時間をかけて何度も吹き付けていく必要があります。 根本的な話ですけど、一つのノズルの制御としてはインクを噴射するかしないかの2階調しか表現できません。 キヤノンのようにノズルに大小2つのヒーターを仕込んだものでも4階調止まりです。 1677万色というフルカラーの場合、各色とも256階調の階調表示が必要になります。 単純に2階調のノズルでも255回重ねうちする前提とすれば、256階調が可能になります。 実際には、そんなことはありませんけど、高画質にして印刷すると速度がゆっくりになるのは、これが原因です。 したがって、高画質モデルはインクの消費が多いといえます。 インクの種類(顔料、染料)は直接関係ないはずです。 もう一つ大きな問題があるのですが、これだけ経済情勢が不安定になり、今年は大きな企業でも利益がダウンしてあえいでいます。 特にエプソンは数年前に欧州で(プリンタではありませんけど)欠陥部品で騒動を起こして、リカバリでかなりの費用が出て、経営は苦しかったという話も聞きます。 国内ではキヤノンと並んで、インクジェットプリンタの2台メーカーと思われていますけど、内情は大きな差があります。 そのために利益率を上げるために、そういう商品を積極的に投入したという、意地悪な見方も出来ないわけではありません。 (キヤノンはインクの利益を確保する方向に走ったと感じます)
お礼
非常に貴重なご回答ありがとうございます。 ぜひ参考にさせていただきます。