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塔婆に書かれた「為」はどう読んだらよいのでしょうか?
「為」という字が含まれる塔婆の読み方を教えて下さい。 宝厳寺での一遍忌で奉納される塔婆に書かれた文字についての記載を 目の不自由な方に音読せねばなりません。 「南無阿弥陀佛 為証誠大師六十万人」 「なむあみだぶつ」の後を、どう読んだら良いのでしょうか? 字のまま「ため しょうじょうだいし ろくじゅうまんにん」なのか、 漢文のように「~のため」などと後にかかるのか、 もっと違う読み方なのか、まったくわかりません。 どなたか、おわかりになられましたらお教え下さい。
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時宗の方ですね。読みはそのまま「ナムアミダーブツ、イーショウジョウダイシー、ロクジュウマンニン」と読むはずです。時宗が最も重視している阿弥陀経に「是故号為阿弥陀」という一節があり、「ゼーコーゴウーイーアミダー」と読むことからすればですが。 証誠大師(一遍上人)は「南無阿弥陀仏決定往生六十万」と書いた賦算(チラシ)を念仏踊りをしながら配ったことで有名で、それを書いたものでしょう。
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- Big-Baby
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塔婆は一応漢文で書くのが建前なので、文頭の「為」はひっくり返って「~のために」と読むはずです。たとえば「為○○家先祖供養」であれば「○○家先祖供養のために」と読みます。ただ、訓読して意味がないとどうも。「為証誠大師六十万人」だけではもうひとつぴんと来ません。「為証誠大師六十万人決定往生」なら「証誠大師六十万人決定往生のために」で意味がわかるのですが。ともあれ、「為証誠大師六十万人」だけでしたら一応、「しょうじょうだいし ろくじゅうまんにんのために」と読まれていいのでは。
お礼
早くにご回答頂きありがとうございました。お礼が遅くなり、大変申し訳ございません。 この「為証誠大師六十万人」は、実際に塔婆を奉納される方がお書きになった文章中の表記なのですが、 「決定往生」の記載はないのです。 今回、朗読の録音テープを作成するため、これでは意味が通じないのでは… と私も悩んで質問させていただきました。 とはいえ、文章の記載を勝手に変えるわけにもいきませんので、 アドバイス頂いた読み方が良さそうですね。 録音時読み間違いをチェックしてくださるモニターさんと相談する際、 その読み方を提案してみます。ありがとうございました。
お礼
早くにご回答頂きましたのに、お礼が遅くなり大変申し訳ございません。 質問前にいろいろと検索したのですが、「為」の入ったものが見つかりませんでした。 お経の読み方を知らなかったので、とても参考になりました。 朗読を録音するのですが、録音時に読み間違いをチェックして下さるモニターさんと 事前に読み方を相談する際、お二方の読み方を提案させていただきます。 貴重なアドバイス、どうもありがとうございました。