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建売住宅の外壁塗装について
建売住宅の購入契約をしました。ただいま建築中です。外壁は、ALC版なのですが、その塗装の事で困ってます。 全面、「リシン」という塗り方の予定だったのですが、この塗り方と、下地処理(モルタルの塗りつけ)の相性がわるい(経年劣化でALC版の継ぎ目でひびわれやすい)ので、下地処理をしている、外から目に付きやすい、道路面側と駐車場スペースの面を別の塗り方(こて仕様とのことです)にしたいと連絡がありました。あるいは、塗り方が変わるのが嫌ならば、こて仕様よりはグレードが下がる、「ソフトリシン」に変えてもよいと言われました。そこで、 (1)見えるところと、そうでないところの塗装方法を変えるというのは一般的なことなのでしょうか。 (2)リシンとおなじ塗料なのに、こて仕様の方が、なぜ塗料が異なるソフトリシンよりもよいのでしょうか。 拙文で申し訳ありません。第三者意見が欲しいです。困ってます。
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リシン調仕上げは基本的に機械による吹き付けによる作業方法なので手間がかかりません。 コテでの仕上げは機械を使わずに人間の手で仕上げるために手間がかかります。 塗布量につきましては仕上げによって使用する量が変わってきますがリシン調仕上げは割と少な目の塗布量で良かったはずです。 ALCに関してですが標準的なALCの表面は細かい巣穴みたいになっています。 これを埋めずに塗装をすると巣穴の空気が膨張や伸縮することで塗膜が浮き剥がれてきます。 なので塗装する場合はALCを全部モルタルやフィラーで埋める作業をしなければいけません。 下地処理作業をしてから初めて塗装作業に入れます。 塗装作業をするにあたってはすぐに上塗りするわけではなく、上塗りとの密着を良くするためにシーラーというものを塗ります。 下地処理したALCの上に直に塗料を塗布するのは密着が悪いので必ずシーラーを入れます。接着剤だと思ってください。 ALCのつなぎ目に関しては普通はモルタル等で埋める作業はしません。 ALCのつなぎ目はコーキングで処理します。 ただしALCの全面をフラットに仕上げた見栄えにしたい場合は埋める必要があります。 ALCのつなぎ目は普通はコーキングで処理をします。 つなぎ目の段差は埋まりませんが、建物が揺れたりした際に弾力のあるコーキングならば伸縮性ためALC板とALC板が揺れに対応した際のズレにも対応できます。 モルタル等で埋める場合は厚付けすることが可能なのでALCのつなぎ目をを段差がなく平滑に仕上げることが可能ですが硬質のため埋めたところが伸縮に対応できずひび割れの原因になってしまいます。 高ければ高いほど上層部の方が揺れますのでALCのつなぎ目をモルタルで処理した際はひび割れやすいです。 揺れが少ない1階部分であればまだALCのつなぎ目もひび割れにくいかもしれません。 建物正面で仕上がりをフラットにしたいところだけALCのつなぎ目をモルタル等で処理をし、その他のつなぎ目はコーキングを打つといった処理をしないと仮に建物全部のALCとALCのつなぎ目をモルタルで埋めてしまうとひび割れだらけといった風になってしまう可能性になってしまいます。
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- satoponman
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No.3です さっきの文章に補足します。 >これならば建物の正面や目に付くところだけはコテなどで豪華な模様など入れて仕上げ、裏面や側面などは施工単価を低くするためリシン調の仕上げといった風にすることはありますよ。 この文章だと全面リシン調の仕上げの方が施工単価が高いと勘違いしてしまうかもしれないですね^^; リシン調の仕上げは割りと施工単価が安めにできるのですね。 でもお客さんによってはコテなどを使って模様などを入れた仕上げを希望される方もいらっしゃいます。 その際、壁を4面ともコテ仕上げにすると施工価格が高くなってしまうので目に見える正面だけをコテで仕上げて、残りを3面をリシン調にすると言った事を提案するのです。 今回の場合は逆なので全面リシン調→見える箇所だけコテ仕上げというのであれば施工単価が本来の価格よりも高くなっているので値段が変わらないのであればお得だと思いますよ。
補足
お察しの通りです。 リシン調仕上げよりもこて仕上の方が施工単価が高いのはなぜでしょうか? 塗料の厚みの違いでしょうか?それとも、手間(労務費)の違いでしょうか? すいません。。。
- satoponman
- ベストアンサー率55% (22/40)
材料がリシンでこて作業ですか? 普通はリシンをコテで作業するようなことはないですよ。 もしかしたらベルアートやジョリパットといった装飾仕上塗材料を使いリシン調の仕上げをされるのということではないでしょうか? これならば建物の正面や目に付くところだけはコテなどで豪華な模様など入れて仕上げ、裏面や側面などは施工単価を低くするためリシン調の仕上げといった風にすることはありますよ。 リシン調の仕上げですが使っている材料がリシンではありませんので勘違いされているのではないでしょうか? これらの材料であるならばソフトリシンの方がコスト的に安いので施工店がランクが下がると言っている理由はわかります。 基本的にリシン調などの吹きつけ仕上げよりもコテ仕上げの方が手間がかかりますので施工単価が高くなりますよ。 あとちょっと文面が解らなかったのですがモルタルの塗りつけとは?ALCのつなぎ目をモルタルで埋めたということでしょうか? それともALCをモルタルでしごいているということでしょうか?
補足
早々の返答ありがとうございます。 モルタルの塗りつけとは、ALCの表面をすべてモルタルで薄く塗りつける事のようです。現場でも確認しました。たしかに、先方もこの作業を「シゴキ」と呼んでいました。ALC版の継ぎ目をなくす為の作業で、見栄えの関係ない道路から見えない面には、施工しないとのことでした。これも常識なのでしょうか?
1)見栄えで塗装色やグレードを変えることはありますが、耐久性の問題で部分的に変えるということは普通はあまりしませんよ。 見える部分はひびが入りにくいけどほかはひびが入っても見えないのではALCに塗装面が劣化して水分が侵入したとき見えないので早急に気が付きにくいということになりかねません。 2)リシンは薄吹きが多く平坦にみえ(粒粒はありますが)、弾性も少ないのでヒビが入りやすいのです。それに平坦なのでヒビも見つけやすい。こての方がムラがありひびは見つけにくいと思います。 どうやらリシンの耐久性が低いのでヒビが早く発見されてクレームになるのを避けたいのではないでしょうか。10年保証ですしね。ほとんどの場合7年目にはリシンは日光にあたる部分から細かいヒビを生じてきます。一般的にはリシンよりソフトリシンの方が弾性がありひびが入りにくく、金額も高いと思うのですが・・。 なんかグレードが下がると言っているけれどそれはその工事はあまりしたくないのでちょっと嘘ついてる可能性もあるような気がします。 塗装はメンテをきちっと状態を見ながら行えば費用はある程度かかっても新築のようによみがえり嬉しいものです。 だと、リシンのままでメンテをすればよいのではありますが、10年以内に必要になる可能性は多いのでそれを瑕疵とするには厳しいのですが(もともと耐久性が低いのだから)素人に説明しにくいのでどうにか10年ひびに気づかれたくないというのが本音のような気もします。 ALCは水の浸透が一番最悪。ひびが入りにくい方がいいので「弾性」のある商品に全面していただいた方がいいのではないでしょうか。かといってソフトリシンもひびが入りにくくても耐久性はリシンと変わりません。メンテはしっかりしましょうね。 「弾性タイル」+「トップコート」の方がいいのは値段もいいけど質もいいです。 リシンもいろいろあるので業者の言っている初めのリシンが一番普及タイプであるという前提でお話しています。
補足
早々の返答ありがとうございます。 先方のいう「リシン」とは、kei4912さまの仰るとおり、普及タイプと思われます。 (1)どうやら、外から見えにくいところは、なんとしても「リシン」で済ませたいようです。注文建築ではないので、あまり強くはいえないのですが。。 (2)こての方が、「リシン」よりも厚いという解釈でよろしいでしょうか。 いろいろすいません。
- river1
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北国の設計屋さんです。 ALC版に、リシン吹き付けは、いろいろ問題があります。 ALC版は、浸透性が高い材質なので、水分を吸います。 リシン吹き付けでは、耐候性に劣るのと、地震時・暴風時の柔軟性に劣り、塗膜が直ぐに破れて、風雨に耐えられなくなります。 推奨は、少し高価ですが「弾性タイル」吹き付けです。 ご参考まで
補足
早々のご回答ありがとうございます。 どうやら業者さん自身がALCとリシンの相性を把握されてなかったみたいです。もう少し話し合いが続きそうです。
お礼
大変よく理解できました。 ありがとうございます。