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空間の考え方について
空間って奥が深いなぁ と、ある方の作品を見ていて思いました。↓ http://www.artdetails.com/antonio_lopez_garcia.htm 私には、これらの作品の関係をすべて見つける事は出来ません。 ただなんとなくわかる事は外れた白を中心に、四角形や三角形の形に空間が広がっている。 この図形に沿って、壁のしみや傷、物の位置もすべて計算されて設定されているだろうという事だけです。 ピカソなどの作品を見ても一見雑に見える線や塗りが空間を形作る重要な要素のように見える気がします。 色については全く関係が読み取れませんが… これらの作品を見ていると自分の空間に対する視点の足りなさを痛感させられます。 色を使った空間の関係 意識しとくとお得な空間の考え方 勉強になる作家さん 何でも良いので教えてください。
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ちょっと質問が大雑把すぎるので特に興味のある年代や様式を 絞ってみて下さい。 なぜかというと、平面、立体、具象、抽象問わず空間処理というのが 作家の表現の肝だからです。 一見、空間とは全く関係なさそうなモンドリアンの色面構成ですら 空間処理の美しい面積比を探し出した作品となっているため 参考にしようとすれば出来ますし。シャガールの作品でも幻想的な 非現実的な空間を演出する処理がなされています。 写実的な空間ので考えればどんな写実作家の空間でも勉強になる はずです。まず、歴史を追って勉強してみてはいかがでしょうか? 透視図的な考え方は建築のパースの理論でほとんど調べること ができるでしょう。
この作品の中で最初のモノクロの画ですが、とても写真に似たところのある画と思います。 四隅がぼけていたり、水平垂直の線が外に湾曲しているのはレンズの持っている特徴なのです。 また2番目のタイルの画は上半分と下半分で違うパースペクティブを持っていて2枚の写真を上下に構成したかのようです。真ん中にネガを重ね合わせたような部分も書かれています。 便器と窓の画ですがやはり真ん中にネガのコマの間のような部分があります。そして上の窓の絵は全体が曲がっていて、これもカメラの曲がりをそのまま描いたような感じなのです。 その下の画も梁の線と床のタイルの線の湾曲がレンズの癖のようです。 花とスイッチの画はフィルムの巻き損ねで二重写しになったような感じです。 レンズを使用したか、レンズのように写す能力を持った人ではないかと思われます。 庭で描いたと思われる2つの着彩画ですがこれは映画に出てきたものですよね? これは見て描いたに違いないと思うのですが最初にきっちり位置決めを描いておいてその場所は変えないで描いたようです。 http://plaza.rakuten.co.jp/ekatocato/3030 以上のことからこの方はおそらくものの位置などをいじらないで極力そのまま、あるがままを写すという制作法をとっていると私は推量いたします。