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日本の虫歯治療
アメリカ人の知り合いに、「今日、これから歯医者で最終治療だから型を取った銀歯を入れてくる」という話をしました。 そうしましたら、 「なぜ日本は不自然な銀色の詰め物をするの?」 と聞かれました。 知り合いは34歳で、今まで自分の虫歯後の詰め物はみんな歯と同じナチュラルカラーとの事。 それが人間にとって当り前の色だし、特に今まで欠けたり抜けたりした事はないから丈夫でない訳ではないのに主流ではない日本が不思議との主張でした。 結果、日本の技術は進んでないとの意見が出されたのですが、 どなたか 何故日本の虫歯の治療後は金歯や銀歯(透明なタイプもあるとは思いますが…)が主流なのかご存じでしょうか? また、日本では八重歯が何故キュートと思われるのか? という質問にも答えられる方がいらっしゃいましたら、併せてお願いします。
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回答のほとんどは他の専門家の方が答えたので、補足と余談程度なんですが アメリカに金属冠がないわけではありません。ただ、アメリカ人が平等だと思ったらそれは誤解で、日本以上に身分の違いが明確にあります。だからこそ御友人は、自分の友人が低所得者のような金属冠を入れることに不思議がったのだと(私の少ない経験から)思います。そしてそれは自然な考えだと彼らは思っているのです。 ただ、ナチュラルカラーの素材には利点だけでなく、欠点もあります。それは金属も同じで、その素材のどの特徴を選択して使用するかが「自由選択」と言うものです。ナチュラルカラーでないから遅れているという考えは如何にもアメリカらしいですが、一元的だとも言えます。 また、日本の保険用金属の性質は決してアメリカの基準に劣るものではありません。保険の仕組みも原則的には諸外国に比べてかなり優秀です。製法についても専門的にはアメリカやヨーロッパより進んでいる部分も多くあります。 以前、フライトアテンダントがアメリカで入れたという金属裏装セラミック冠が外れたので綺麗にしようとしたら、金属が真っ黒に偏食し、溶けてしまいました。アメリカでも地域によって、特に南部ではかなりいい加減なものも少なくないです。この事は、長期に繰り返し出張する人達から良く聞く話ですし、私の恩師からも聞いています。 ただ、国の認識レベルでいえば、かなり遅れていると言わざるを得ません。(知識的に素人の)役人が主導権を握りたいと言うだけで、皆保険制度だけでなく、自由診療にまで検閲権を入れようとした結果、国民に自費は贅沢医療と言う概念を植え付けてしまい、結果的に技術や研究の進歩が遅々として進まない環境を作り出しています。 そのため多くの研究が海外に流出し、再輸入の形でしか入らず、一見すると日本の技術が遅れているかのように感じるのです。(医者の舶来好みもありますが、元を辿ったら日本発とか日本の技術で大きく発展したというものも結構あります) 八重歯がキュートとされるのは、個人的嗜好でしょう。私も嫌いではありません。 外国の多くはヨーロッパ、特に英仏を中心としたシンメトリー崇拝があります。しかし日本ではシンメトリーの先にある不調和をも美的感覚として持っています。この考えが飛躍的に発達した良い例が茶器等の陶芸です。 八重歯に魅力を感じる感覚は、この「不調和による調和の強調」と同じものだと言われており、特に日本で発達した美的感覚です。 歯医者でも「外国では」と言う舶来好みの人が多いですが、別段、自国以外に基準を求める事ではないと思います。好みなどは時代によってもドンドン変わるのですから、基準なんてものはないですし、押し付けられるべきものでもありません。「こうでなければいけない」と言うのは差別の元です。 更に虫歯や歯周病は感染症ですから、手入れをきちんとすればリスクは高くても、虫歯や歯周病は予防できます。 特に日本では(これも国の「矯正は贅沢品」という誤った認識によって)誰でもが矯正ができるという環境にはありません。さらに天然の歯に勝るものはなく、かぶせて治すなど虫歯リスクが高まるだけで論外です。
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- kinshi77
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外側性(被せる)タイプではなく、内側性(詰める)タイプの虫歯の治療のですと、アメリカの場合レジン充填(白い詰め物)にする場合が多いようです。被せるタイプは金属になるか白くするかはお金しだいのようです。 日本でも前歯の小さな虫歯の治療ではレジン充填(白い詰め物)を行いますが、臼歯部(奥歯)では型取りしてメタルインレー(銀の詰め物)で修復する場合が多いように思われます。保険治療でも臼歯部のレジン充填は認められていますが、何故やらないかというと、手間がかかるし収入が少ないのでやらない人が多いのではないでしょうか。 最近のレジンは、知り合いの方がおっしゃっているように臼歯部でも充分使えるだけの物性を持っています。また、何よりも自然な色合いですので患者さんに喜ばれることはおおいですが、手間がかかって収入が少ないんじゃ、やりたがらない先生が多いってものご容赦いただきたいところです。
- remonpakira
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日本には国民皆保険制度があるため。 健康保険がなくてすべて自費なら多くの人が白い歯を入れますし 保険の財源で高価なセラミックを提供するのは不可能ですし。 日本の歯科治療費は先進国のおおむね10分の1の費用で 最貧国のバングラデシュと同等の治療費です。 いわゆる安いんですよね。 アメリカの人は日本の十倍お金を払って治療をしていますし 日本でも十倍お金を多く出せば白い歯を入れられます。 アメリカは高いものしかない。 日本は高いものと安いものの両方が提供され、安いものを選択する 人が多い。それだけです。 ただ、材質としてセラミックよりゴールドやPGAと呼ばれるプラチナと ゴールドの合金が一番だと私は思いますが
>日本では八重歯が何故キュートと思われるのか? 八重歯は、欧米ではドラキュラの牙を連想させるので嫌われます。 欧米人と関わる職業を目指していて八重歯がある人の中には、学生時代から早めに矯正している人もいます。 日本にはドラキュラのようなイメージがないし、可愛いものが好まれる傾向があるようです。 だから、八重歯=キュートと思われたのではないでしょうか。 以前、多摩川のたまちゃん(アザラシ)が話題になった時のことです。 知人の外国人男性は、「日本人って可愛いのが好きだよな~」と言っていました。 ただ、最近は、#1さんがおっしゃるように矯正する人が多いですよね。
お礼
国によってその物のイメージがありますね。 八重歯=ドラキュラ なんて、日本だと発想ないですもんね。 話はそれますが、アメリカのお宅へお世話になった時の事。 手土産に何か持っていこうと悩んでいたら、 「包丁が欲しい」とリクエストが。。。 日本だと、初対面の人に包丁は「刺す」を連想して縁起が悪そうなんだけど、銃社会の国の人は違和感がないのですね^^;
- funderful
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私の歯は銀歯とセラミックの両方での治療跡があります。 基本的に奥歯(2本までだったかな?)はセラミックでは強度に問題があるとのことと、保険が利かないからとのコトで説明を受けた記憶があります。
お礼
奥歯は噛む力が特に強そうですもんね。 歯の噛む力は100キロはあると聞いたことがあります。 強度と保険の関係だったんですね!
- tokyomac
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銀歯にする理由は、保険(で治療するのか自費でやるか)の問題、耐久性(虫歯の大きさと部位)の問題が考えられます。 八重歯がキュートだと思っている人もいるのでしょうが、思わない人も多いと思います。個人の感覚ですので。 ただ、20~30年くらい前は確かに八重歯がチャームポイントだった時代もあったと思います。石野真子さん、よしもとみよこさん、矢部さん(99)、小柳るみこさんなど昔は八重歯だったけど今では八重歯ではないです。他にも多く見ます。キュートだと思われないから治したのではないでしょうか。
お礼
保険が関係するんですね! 確かに、最初にアンケートの記入があって 「保険で賄える範囲での治療」にチェックをしました。 だから、何も聞かれずに銀歯だったのですね。 八重歯があると笑った時の印象がかわいらしくなるイメージですけどね。 時代が変わると共に周りが受け取る印象も少しずつ変わって来ますね。
お礼
やっぱり保険制度があるからなんですね! ていうか、世界経済第二位の日本がバングラデシュと同等の治療費な事にビックリです。 まぁ、安い治療費のお陰で収入が少ない人でも、悪化する前に治療が受けられるのですよね。 私も今より10倍もしたら、虫歯ができても中々足を運ぼうとしなさそうです^^;(その前に毎日のケアを大事にしそうですが…)