もっと歴史を勉強しましょう。
古今東西領土問題の解決に共同統治したなどという話は聞いたことがありません。近年でもイギリスとアルゼンチンが軍艦による猛烈な砲撃戦を行ったフォークランド戦争ですら、あれだけの戦闘を経て未だに領土問題そのものは棚上げされたままです。
日本のような島国の場合、ある島嶼が領土かどうかは、その島、岩礁だけの領有権の問題のみならず、本土からその島嶼までの広大な海面が排他的経済水域であるかという資源開発・産業上の重要な問題でもあるわけで、針小棒大どころか質問者自身が問題を故意に矮小化しているに他なりません。
両国の関係改善などと簡単に言いますが、韓国はすでに明言しているように、竹島を手に入れれば対馬や隠岐まで自国領を主張してきます。それでも関係改善のためなら対馬もあげちゃいますか？国際関係などというのはその時の為政者や国際情勢によってコロコロ変わります。文字通り昨日の味方は今日の敵です。ですから時々刻々と変化していく国際関係と連綿と続く領土問題をごっちゃにして考えること自体、歴史の正しい考え方からは大きく乖離しています。
国際関係は、隣のクラスの同級生と教科書を貸し借りするような簡単なものではありません、その同級生と結婚し一生一緒に過ごす、あるいは生きるか死ぬかを賭けて、無人島で殺し合うというような覚悟と信念が必要なのです。長い歴史のほんの一部分だけを見て、非現実的で幼稚な解決策しか見出せないのは悲しいことです。
