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性同一性障害者へのドグマチール処方について
- 性同一性障害の友達にドグマチールが処方されたことに疑問を感じています。
- ドグマチールの副作用や他の適切な薬について考えています。
- ドグマチールの副作用が性同一性障害者に与える影響について懸念しています。
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質問者が選んだベストアンサー
信用おける記事と医療機関のURLをいくつかご紹介しておきます。 性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第3版) http://www.jspn.or.jp/05ktj/05_02ktj/pdf_guideline/guideline-no3_2006_11_18.pdf 治療のあらまし http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/20080208-OYT8T00489.htm GID専門医の居る医療機関 「あべメンタルクリニック」(精神科:千葉・浦安) http://www008.upp.so-net.ne.jp/abe-men/ 「埼玉医科大学かわごえクリニック」(精神科<ジェンダークリニック>:埼玉・川越) http://www.saitama-med.ac.jp/kc/index.html 「はりまメンタルクリニック」(精神科:東京・千代田区) http://www.harimamental.com/ 「ナグモクリニック」(美容形成外科:東京・大阪・福岡) http://www.nagumo.or.jp/index.php 医療機関については、治療例の実績が多く現在も積極的に治療をおこなっている関東地区(東京近辺)の医療機関ですが、ご本人が納得した治療を受けられるかどうかは治療を受ける側の問題でもありますので、責任は持てません。ご自身の判断で受診してください。 なお、インターネットで検索して出てくる情報は古い情報が結構多いです。注意してください。
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- Mr-WATSON
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当初のご質問から少しそれてしまいましたが、質問者様ご自身のお尋ねなので、そのままお答えすることにします。 具体的な資料のURLを記載したかったのですが、あちこちリンク切れになっており、ちょっと時間がかかりそうなので、このままこの質問を締め切らないでおいていただければと思います。 少々気になってるのですが、そのお友達は生物学的に女性の身体であるけれども男性として生きていくことを望んでおられるのですよね? であれば「彼女」はやめませんか?「彼」と言わないまでも性別を特定しない言い方はできると思います。 まず費用ですが、平均的に言って一千万円はかかりません。 大概は300万~500万円まででしょう。 これは自分の説明で「かなりの段階まで治療を済ませた」というところにつながりますが、女性→男性(以下FTM=Female to Maleとします)の場合はいくつかの段階があり、同時にできる手術は限られます。 修正手術を別にすれば最低3回です。 ただし、下半身の手術にどのような術式を取るかで同時にできる手術も変わりますし、回数や金額も変わります。 また、形成外科的な手術の部分が多いので、外見に不満な場合に修正を重ねるケースもあり、当然その分費用がかかります。 それと、胸部オペが必要ないのでは~というご質問ですが、理屈を言えばそうですが、よほど胸のない方でない限り、隠すことが困難な胸オペをしないことは当事者としては考えられません。もしそのようなことをご本人が(胸が目立たないなら別ですが)そう思われるのであれば、そもそも性同一性障害かどうか~?すら疑わざるをえません。 失礼なことを言っているかもしれませんが、当事者としては考えられません。 もしご友人が本気で外科手術まで希望されているのであれば、精神神経学会のガイドラインをきちんと読まれた方がよいと思います。 外科手術だけでなく戸籍変更を希望されるなら、それなりの医療機関での決められた手順がありますから必須です。 また費用も含めてある程度の治療方法についてはインターネットで調べることもできます。ご本人はインターネットを使えないということですから、質問者様がお手伝いされるのがよいかもしれませんが、図書館でもかなりのところまで調べられるはずです。 一千万円の話にしろ、心療内科または精神科にかかるという話にしろ、少々情報が少なすぎるようです。 自分が説明してしまうのは簡単ですが、ぜひご自身で確認されるいことをおすすめします。 情報入手先については後ほどURLをご紹介することにします。 なおくれぐれもご注意いただきたいのですが、ある程度インターネット で情報を得ることはできますし、信用できる情報も少なくないです。 しかし、残念ながらかなりマユツバな情報もかなり多いです。 ある程度目星がついたら、信頼できるドクターが書いた書籍(決して高価だったり専門書ではありません)が出ていますので、そういった有料のもので詳しい情報を得るようにしてください。 大変残念ですが、ここのQ&Aでも過去の回答で非常にいい加減で間違った回答があります。 無料で得られる情報にはそういったリスクもあることは肝に銘じてくださいね。
補足
お時間を割いてくださって有り難うございます。URLは一通り目を通ましたが、かなり難しいですね…自分ではちゃんと知ったつもりでいたのですが…もっとしっかり理解して、何かあれば別の回答の方に補足などを付け加えたいと思います。 > まず費用ですが、平均的に言って一千万円はかかりません。 友人は何か誤解しているのかもしれませんね…ただ、問題が問題だけに異性の立場では詳しく訊きにくいので、自分でも調べてみましたがどこにどれだけかかるのかというのはみつかりませんでした。 「ナグモクリニック」のサイトは数字が出ていて参考になりそうです…が…個人的に思ったのは硬膜外麻酔で1~2時間のオペが82万以上というのは高いのではないかという気がしました。給料3ヵ月分とは結婚指輪の世界です。意地悪い見方をすれば患者の弱みに付け込んでいるようにも…。 1000万と考えていたところに500万までと聞くと安くなった感覚になりますが、500万といえばフェアレディーZが新車で買える価格なんですよね。 Mr-WATSONさんはよく頑張られましたね……話が逸れました。 胸についてはわかりませんが…私が薬物に詳しいことを知っているので相談されただけなので。 本人の話からの憶測ですが、テレビ番組などの情報から自主的に心療内科に相談に行き、薬を処方されたのだと思います。 戸籍の話を前面に出しているので、胸については私が得た情報から勝手にそのように(戸籍変更の条件に含まれていないなら省くことで安くつくかと)判断しただけでした。 Mr-WATSONさんのお話から推測すると、そちらのオペも必須なのでしょうね…。 とりあえず、ドグマチールやSSRI系の薬物は即効性があるものではないので保留にしておいて良いのでは?と伝えました。Mr-WATSONさんの回答と友人の状況の両方を考えると今は薬を飲ませる方がリスクが高いと判断できたからです。 また、アドバイスいただいた「本を探す」事も勧めてみます。 > 大変残念ですが、ここのQ&Aでも過去の回答で非常にいい加減で間違った回答があります。 私もここでいろいろと検索していましたが、便宜上の病名だとかヒステリーだとか、単なる趣味であるというような回答が付いていて、いかにも知ったように書かれているため、それらを読んでいると相談を受けた身としては悩みました。処方が正しいなら根源となっている病気の治療ですし、誤診であれば副作用のショックで大変なことになる可能性があるわけですから…。 確かにいろいろな方が存在していているのは否定できませんが。友人知人にはそのような人は居ませんのでどういう思考の持ち主なのかはわかりません。 しかし少なくとも私の知る人達(偶然の出会いですが複数居ます)は、何も事情を聞いていなければ病気に気付かないくらい普通でしたし今でもそう感じています。 心の内では悩み苦しみつつも真剣に生きていて、情報を探している方がほとんどではないでしょうか。 もし当事者が見れば恐らくは傷付き、非当事者が見れば誤解を招く内容だなと思いましたので、こういう事実を知ってもらうのも必要かと質問内容とは関係ない部分ですが、敢えて書かせていただきました。 それから……。 元の質問がドグマチールの副作用関連でしたので誤解を危惧して「彼女」を使っていましたが、回答をくださった方の立場を考えて配慮すべきでした。お詫び致します。 本当に、こういう細かい部分が抜けているのです…申し訳ありませんでした。
- Mr-WATSON
- ベストアンサー率59% (117/196)
補足ありがとうございます。 どうやら、素人が簡単に判断できる領域ではなさそうです。 自分はたまたま大学の医学部図書館に勤めておりましたので、自分の症状や治療について調べる術があったのである程度詳しいというだけで、他人様に何かアドバイスできるような立場ではありません。よって、責任ある回答ができないことはご了解ください。 その上で、治療をすでにかなりの段階まで進めた者(戸籍変更済)として今後の方向性だけでもお伝えしたいと思います。 少し話がそれるようですが… まず大前提として、性同一性障害をきちんとわかっているドクターが全国に一握りしか居ないというのが現実です。 それは精神科医であっても、ましてや心療内科を含めて他診療科はなおさらです。東京近辺であれば自分が直接知っているところを含めて「性同一性障害に積極的に関わっている精神科」がそこそこありますが、それも初診はかなりの予約待ちが現状です。(何しろ少ないので仕方ありません) このような現状なので「性同一性障害(以下GID=Gender Identity Disorderとします)」を主訴であっても、それを適切に対処できるドクターには、なかなか出会えません。 偏見でモノを言いたくありませんが、特に地方に多いようですが(GIDは)厄介なので、その部分(性的違和感)に目をつぶったり、「自分が普通の女性に戻してやる」的な発言をするドクターが今でも居たりします(GID仲間の報告から時々聞こえてきます) なかなか直接的な解決になりませんが、GIDの悩みについてはそれを専門としているドクターのところへ行くしかありません。 これはご本人が外科治療を望まれているならなお、今後の治療の上でGIDを専門とするドクターの診断書が(しかも2名以上)必須となりますので、手近なところで済ませていてはダメです。 「精神科または心療内科」などという生ぬるいものではありません。 もっともこれは現在の「GID治療のガイドライン」に則った場合であって、他に方法がないわけではありませんが、女性→男性の場合は外科治療をできるところが海外を含めても限られている上、どこも患者が集中しているため、条件を厳しくしていますので、ガイドラインに沿った方が遠回りにならないと思えます。 専門のドクターがどこに居るかは自助グループもいくつかありますし、インターネットででも探した上で直接電話でもされて確認の上、いらっしゃるのがよいと思います(正直なところ、本当に診断できるのか怪しげなところもありますので、近いばかりでなく実績のあるところがよいです) 少しドグマチールの話に戻りますが、自殺企図を心配されてるということですが、精神神経系の薬の副作用で自殺願望が強まってしまうものは多いですよね。これは素人の判断領域を越えていますので、GIDの話を別にして信頼できる精神科(あるいは心療内科)のドクターにご相談されるのがよいと思います。 なお、ご本人に精神的に不安定なところがみられるとのことですが、自分もそうでしたが、GIDすなわちジェンダー「アイデンティティ」ディソーダーと言うくらいで、自分自身が何者か?という根本的な部分が揺らぐので、GIDを越えて精神疾患(とくにうつ病)を伴なうことは多いです。しかし、それを踏まえて、それを乗り越えてある程度精神的な安定を得ないと(ガイドライン上は)積極的治療ができません。「自分がどうありたいか」を冷静に解かった上でホルモン治療による副作用や外科治療のリスク、経済的負担を受け入れて初めて積極的治療をしたほうがよいという診断が下されるからです。 最初のご質問と補足された文章の中だけからなので、断片的ですが、残念ながら今のご友人の状態では(ガイドライン上)積極的治療という診断を下されることはないと思います。 自分の経験から言っても、GIDで困難の中に居る者にとって、矛盾に満ちた一番辛い状態ですが、冷静に精神状態を立て直すことが先決です。 その点からもドグマチールのことを含め、信頼できる精神科医(GIDの専門家である必要はありません)と共にごく普通の精神状態で生活できるようになってからGIDの治療を考えるべきです。
補足
度々ご回答有り難うございます。私自身でもいろいろ調べなおしたり、本人にも話したりしてみました。 Mr-WATSONさんのお話を拝読して、病院選びからやり直すのがベストだと思い、そのように伝えました。 ただ…彼女はどうしても視野が狭くなってしまう環境にあるというか、つまりインターネットを使えない環境に居るので(そういう理由で私がここに投稿しました)ある程度の道しるべの役割はしてあげたいと考えています。 > 「自分が普通の女性に戻してやる」的な発言をするドクターが今でも居たりします 憶測でしかありませんが、そういう発言があったかどうかは別として、彼女の担当医はそのように考えているタイプなのではないかという気もします。ですが私が調べた中で、以前に脳を身体に合わせるという試みもあったようですがうまくいかなかったと書かれていました。そういう過去があったことは医者ならわかっているのではないかと些か疑問に感じます。 私は霊的なものは信じない人間ですので、「心=脳」と考えています。心は脳の中の物理反応(電気含む)によって生じている現象に過ぎないと…ですから脳を変えるというのは、その人の根本を変えてしまう…人格を変えるように思えて賛成できないのです。 彼女は戸籍を替えるためには性転換手術をしなくてはいけなくて、保険が利かないので1000万近いお金が要ると言います。ここはまだ調べきっていませんが、美容整形扱いなら高額医療費制度も適用されないんでしょうね…脳内物質を制御する薬を投与している医者という立場の人間も、私と同じ考えを持ているはずだと思うのですが、それなのに、じゃあなぜ脳を変えるための治療に保険が利いて、その逆はダメなんだろう?と理不尽に思います。 話が逸れてしまいましたが、保険が利かない以上、一番のネックは医療費だと思います。Mr-WATSONさんは既に戸籍変更済とのことですが、治療をすでにかなりの段階まで進めた…とありますので完了したわけではないのですよね?つまり完了していなくても戸籍は変えられるということなんですね? だとすれば…どの段階でどれだけの費用がかかったのでしょうか?精神科での医療費は大体わかりそうですので、それ以降の治療費について、差し支えなければ教えていただければ幸いです。 どうやら彼女は、漠然と1000万くらいの貯金を作らなくてはという考えのようですが、私が調べたところによるとたくさんの段階があって、一度にそれだけのお金が必要というわけではなさそうなのです。 1000万というのは恐らく全てが完了するまでの費用ではないでしょうか。戸籍変更が目的ならば胸部のオペは必要ないような…参考にしたページにはそこは書かれてなかったので…。 どこでどれだけの費用がかかるかわかれば、彼女がこだわっている最初の病院(精神科)の転院で必要になる「やり直し費用」にも納得が行くように思うのです。
- Mr-WATSON
- ベストアンサー率59% (117/196)
生物学的に女性の方への処方ということで正しく理解していますでしょうか? だとすれば、同じ状況(立場?)でまったく同じクスリの処方を受けたことがあります。 自分の場合、当時は性同一性障害というはっきりした自覚もなく、診断も下されていない状態で、心療内科での神経性胃潰瘍の症状に対する投与でした。 神経性胃潰瘍ならば、妥当な処方だろう~と思っておりました。 結局、胃潰瘍の治癒には数年、神経性~を発症した根本的原因は性同一性障害だったため、10年後に離婚して積極的治療に移行するまで精神的には落ち着きませんでしたから、ドグマチールの主作用が効いたかどうかかなり怪しいものですが。 副作用は真っ先にわずかながら乳汁分泌がありましたが、それよりしばらく後に月経停止しましたので、その方が精神的に落ち着く要因となりました。ある意味夢のような時期でした。 >彼女の病気の場合、ドグマチールの副作用が精神に大きなダメージを与えるのではないかと危惧されます。 心配されているのがどういう副作用か実はいまひとつわからないのですが、乳房の発達(女性化乳房)や乳汁分泌の点でしょうか? ドグマチールの副作用はとして、たしかにそれはありますが、不可逆ではなく、服用を止めればまもなく元に戻りますから、それほど心配いらないような気がしますが? ドグマチールの精神安定剤的効果はそれほど強くないですし、いわゆる抗不安剤等の精神神経系に効く薬を第一選択としなかったということが妥当かどうかはその方の症状とその度合いがわからないので、何とも言えませんが、今までに抗不安剤や精神安定剤など精神神経系の薬を服用されたことがなければ、(主作用も副作用も服用初期は影響が大きいので)かえってそちらの方に少し慎重になった方がよいと思います。
補足
「生物学的に女性」という表現の方が適切ですね。戸籍は変えられた方も何人かいらっしゃいますから。 同じ疾患の方からご回答がいただけるのは助かります。 彼女の病状は精神に関するもの以外はないようです。 順を追って詳細をここに記します。 経緯(私が聞いているお話): 「戸籍変更するために外科的な処置が必要」→「外科的な処置をするために精神科または心療内科での診断書が必要」→「心療内科(大学病院ではなく個人の病院としか聞いていませんが…)受診」→「ドグマチールともう1種類薬が投与されたが自分に必要なものは外科治療なので薬をもらうのは疑問らしい」→「治療費が非常に高額のため最初の病院で転々としたくないと希望している」→「薬は飲んだ方が良いのかと相談された」 私の判断: ドグマチールという処方から、うつ病かボーダーと誤診されてしまったのではないか?(その場合もう1種類の薬はSSRI系の可能性大)と疑い、とりあえず不都合無いならまだ飲まなくても良いのでは?と曖昧に答えておきました。 ……或いは…この疾患に否定的な考え(偏見と言った方が明確かもしれません)を持った医師にかかってしまった(?)ための強引な処方?という気も、話の雰囲気から感じました。誤診ではないか?と思った理由は彼女が「生きていけない死にたい」と言うのと精神的に不安定でもあるためです。質問では「仮に」としましたが、安定しているとは言えません。 しかし症状(行動)からして中程度~重度のうつ病ではないのも明らかです(ボーダーの可能性は否定できませんが)。 そういった意味では誤診ではないかもしれませんが、他に何らかの精神疾患があったとしても本人の訴えは性同一性障害であり、また予想されている精神疾患が主疾患であるというのは無理を感じます。 心配: 調べるとドグマチールのこの副作用はよく出ているらしく、Mr-WATSON様にもあったということで、高プロラクチン血症が現れる確率は高そうです。一番気がかりなのは、そういった状況になったとき、自殺を決行しないかということです。 簡潔にまとめようと内容を端折り、かえってわかりづらくしてしまって申し訳ありませんでした。
お礼
Mr-WATSONさま、いろいろと有り難うございました。 友人は最初の精神科からやりなおす決心をしてくれました。 私自身も知らなかった事も多く勉強になりました。 やはり…お金の問題は大きいですね。 そして世の中の偏見もいまだに厳しいなと感じました。 先は長く大変そうではありますが、応援していこうと思っています。
補足
とてもためになるお話をたくさん書いていただいたのですが、「回答へのお礼」を付けたあと質問を締め切る際に点数を複数選ぶと「同じ人の回答を選ぶ事はできません」と弾かれてしまいました…「良回答のみ」表示の方は是非、他の記事も見ていただきたいです。 回答への補足という意味ではずれていますが、他に伝える手段がないのでこの場を利用させていただきました。