- ベストアンサー
葬儀の時、近親者(女性)が足袋を脱ぐ…いわれは?
どちらのカテが良いのか迷ったのですが、よろしくお願いします。 聞いた話なのですが、知り合いの住む地域(広島県 東広島市 志和町)では葬儀の際、亡くなられた方に近い女性陣(嫁・娘など)は和装の時に足袋を履いてはいけないそうです。 割と山の中で市内でも雪の多い地域なのですが、雪の降る極寒の中でも「脱いでね」と言われるとか・・・ この地域では普通のことのようですが(ある年代以上での話かも…)、そのいわれをご存じの方はいらっしゃいますか? 知人や周りの出身者に聞いてみたのですが、「聞いた気もするけど忘れた」「なぜか昔からそう」等よくわかりません。 また、なぜ男性陣は良いのでしょう? 洋装の場合にはストッキングや靴下を脱いだりするのでしょうか? ちょっと気になりモヤモヤしてるので、分かる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
足袋は贅沢品でした。葬儀の場で喪家が贅沢をするなという意味があります。また、葬儀の場では喪家は足袋を履いている暇はないということも表します。 女性が足袋を脱ぐのは女性差別が起源です。 死者には左右逆に足袋を履かせるという慣習も広くあります。これは、襟のあわせを左前にするのと同じ意味です。 お百姓さんは黒足袋もダメでした。 従者が死装束をするのは死の覚悟を持って死者と別れることを意味します。 履物を履いてから外に出ることは、草鞋を履いて棺を担ぐことと死装束と同じで縁起が悪いとして広く嫌います。草鞋を履いて外に出るのは担いでいるので履物を玄関で履く暇はないということです。
その他の回答 (3)
- abiraunken
- ベストアンサー率33% (36/108)
白足袋って言うのは 江戸時代には百姓などの身分では ご禁制だったそうです 男の人の黒足袋は良かったんでしょうかねえ?
お礼
回答ありがとうございました! 身分による白足袋禁止……なるほど…… そういう方面から考えたことがなかったので、おもわず唸ってしまいました(笑) やはり聞いてみるものですね! 勉強になりました☆
- ymmasayan
- ベストアンサー率30% (2593/8599)
宗派、地方、時代によって非常に違いが大きいと思いますが。 ↓のNo.5の専門家の方がおっしゃっているように昔の死装束は裸足にわらじだったと思われます。 私の田舎(鳥取県の山峡)では今でも僅かな距離だけ身内で葬列を組みます。そのあと霊柩車です。 従者は全員裸足に草鞋、更に頭に天角(三角形の布)、つまり死装束ですね。 2年前の冬に叔父の葬儀に行きましたが雪の降る中、足が冷たかったのをはっきり憶えています。 ここからは想像ですが、死者が裸足で旅立つので身内も同じことをするのではないかと。 女性だけと言う説明にはなりませんが。
お礼
興味深い回答をありがとうございました。 自分はてっきり「死者に引きずられないため」とか「(女性なだけに)子供を連れて行かれるから」とかそういう類いの話かと想像をしていたので、逆に従者が一緒に死装束で送り出す、というのは目からうろこです。 でも考えてみれば、亡くなったのが近い親族であれば悪さや災厄を心配するよりも、死者と同じになって送り出してあげようというほうが確かに自然で思いやりのある考えかなと思いました(*^-^*)
夫の実家はその逆です。男性陣が素足です。 わらじを履いて棺を担ぎますから、滑らないためかなと思っていますが。 多分、その昔、葬儀の最中に草履で足を滑らした人が相次いで、大切なお嫁さんたちを守るためだったのかもしれません。
お礼
さっそくの回答ありがとうございました。 男性陣が裸足のところもあるのですね! わらじを履いて出棺…これも初めて聞きました。 ところ変わればいろいろあるものですねぇ。 「滑らないため」、なるほどです!
お礼
回答ありがとうございます! こちらも大変興味深く読ませていただきました。 なるほど、足袋は贅沢品だったのですか…それでは喪に服す場面にふさわしくはありませんよね。納得。 足袋に関する質問以外にも、これまでの回答の流れからいろいろと解説を入れてくださり、とても参考になりました。 本当にありがとうございました。 (素朴~な疑問ですけど…足袋って、靴下と違って親指が分かれてますよね? 左右逆にして…履けるのですか…?) ※こちらは本題と逸れてしまってるので無視して下さって構いません(^^;ゞ