年収が高い、というのと、就職がよいというのはちょっと意味合いが異なりますが、年収が高いのは、独立して仕事を自分で選べるような仕事です。
それを大学に求めるとすると、資格系の仕事ということになります。また、理工系をめざす限り、わざわざ書く必要も無いと思いますが、人並みの技術なら、人に使われて人並み以下の収入、頭ひとつ超えての技術なら、人を使う立場で人並み以上の収入が得られます。
設計技師、デザイナー、調理師、薬剤師、歯科医師
などなどがありますが、今後の日本の社会動向を考えると、農学系と水産系の学部が一番じゃないでしょうか?
すべてを輸入に頼るわけにいかないのに、極端に高齢化が進んで人的な資源が枯渇している分野なので、競争がない状態で、既存の生産基盤を譲り受けられる可能性が高いと思われます。
就職を気にして学部を選ぶ場合、あなたが30歳になったときの社会状況を予測しないと馬鹿をみますよ。資本主義経済では、先行者の方が利益が大きいのは常道です。
これまで、その時代で一番収入が高い産業の学部の競争が激しくなる傾向にありました。ただ、産業というのは30年で寿命を終えるといわれています。すでに開かれた道というのは、安全な道なのではなく、大勢が通りどんどんと荒れ果てていく道であることが多いようです。産業とは関係ない例でも同様のことは起こり、歯医者さんの状況を一度調べてて見ても面白いと思いますよ。
その人たちが就職するときには、皆がめざしたために、人材は過剰、就職しても出世競争の相手は過多で脱落する人がたくさん出る、産業自体は斜陽でパイが小さくなってくる中、年を経ることに仕事は減っていく。。。
今、30代や40代の人たちの収入が大きい分野をこれから勉強しようというのは、そういう可能性が高いと思った方が良いですよ。もちろん、あえてそういう道を取るという選択もあります。あなたに運と才能があれば、残存者利益に与れる可能性があります。
今のことは、皆が教えてくれます。あなたが働き盛りになる頃の予想はあなたが自分で考えないと難しいでしょうね。
お礼
ご返事ありがとうございます。 参考になりました。