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「イラク攻撃」というイメージ
今、「イラク攻撃」について取り沙汰されているようですが、私としては、我々と同じ重さの命を持つ人たちが無残に死んで行くことが予め予測できる恣意的行為に手を振って賛成するわけには行きません。 難しい理屈はわかりません。 ですから、他の人に対しても難しい説明もできませんし、理屈だけで私の思いを納得してもらうのも難しいな、と感じています。 政治的に無知であることはいけないことなのでしょうが、政治的行動を決定できる為政者を選ぶのは、現実的には私のような多くの凡人たちです。 もし「イラク攻撃」が正しい行為とするならば、イラクと同じ状況になったらどんな国でも攻撃されておかしくないはずです。実際にはあり得ないとしても、もし、フランスが、イタリアが、日本がイラクと同じ状況にあったとしたら、同じように攻撃されてもやむを得ないということのでしょうか？ これを考えるとき「評決のとき」という映画を思い出してしまいます。 「イラク攻撃」の「イラク」の国名を他の国に入れ替えてみた場合、どういうイメージを持たれるのか？皆さんのイメージを聞かせて下さい。 なお、政治的知識が豊富でないと理解できないような難しいご意見等が寄せられるのは拒否いたしませんが、充分な「お礼」が書けないかもしれないことを予めご承知置き下さい。
- 政治
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- ranx
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お気持ちは分かります。イラク市民一人一人の生命の重さは、我々一人一人の生命の重さと同じです。 ただ、少し冷静になりましょう。米国政府に対して「無辜のイラク市民を殺すな」と主張することは 必要なことでしょうが、同時にイラク政府に対しても「無辜の人々を殺すな」と主張する必要が あります。後者なしで前者のみを行えば、イラク政府に対する援護射撃にしかなりません。実際、 その両方の主張を行ったからこそ、今回の国連による査察が行われているわけです。その意味で、 当面私は国連の行動を支持したいと思います。事態は一触即発の状況ですが、何とか平和裏に解決の 道を見出して欲しいと思います。 ところで、フセイン政権は確かに危険な存在だと思いますが、実はそれを危険な存在たらしめているのは イスラエルという国家の存在だと思っています。この国が無ければ、この地域ももう少し平和なのにな と思うこともありますが、かといって、いまさらイスラエルを無くすわけにもいきませんから、何とか イスラエルとアラブ諸国が（パレスチナも含めて）共存できる道を探って欲しいなと思います。 （イラク攻撃が行われた場合、イラク国民の安全もさることながら、パレスチナに対する影響も心配です。） 極論を言えば、イスラエルと政治的妥協ができるのならフセインでもいいんじゃないかと思ったりするの ですが、これはやっぱり無理かな。
お礼
回答ありがとうございます。 ranxさんの２行目～７行目には賛成です。 でも、そのことから攻撃の是が導き出されるとしたら、その方が冷静さを欠いていると思います。 私はイラク政府の政策云々ではなくて、あくまで「攻撃」について自国や他の先進諸国に置き換えたらどう感じるか、を問うているのです。是非、この点にご回答いただきたいです。それがこの質問の主旨です。 国単位でものを考える場合と国民個人単位で考える場合とを混同していけないのはほとんどの方がお分かりだと思います。それがお分かりなら「攻撃」という結論に賛成することがいかに冷静さを欠いているかがわかるはずです。 それに例えば、日本では過半数ではないにせよ自衛隊の存在に否定的な考えを持った人は多くいます。 しかし、アジア諸国から見たら自衛隊の存在の事実は日本国民の全てがそれに賛成しているかのように見える場合もあるでしょう。 でも冷静になって見れば、それは違うことがわかります。 イラクの場合ももちろんそうです。そんなことはわかりきってきることです。 しかし、他方では「イラクには自由がないから、言うと死刑にされちゃうからフセインのやっていることを変えられない」というようにしか見えないのです。自由な日本にも多くの人が変えられないことは山ほどあるのに、です。 イラクという国にもいろんな意見をもった方が多くいると想像するのは可能です。 それなのに十把一絡げにされて攻撃されたらたまったものではありません。
- madman
- ベストアンサー率24% (612/2465)
＞小泉政権を妥当・崩壊させるためには「日本攻撃」が必要ですか？ 日本の場合は必要ありませんね。 有権者が自由に意見が言え、また多少なりは世論が通ります。 まぁ、アメリカが一言言えば日本の政権は変わります。 しかし、政権打倒を言おうものなら、「親族ぐるみで死刑になる」そんな国だったらあなたは、政権打倒を叫びますか？ 大量破壊兵器を作っていて、隠しており、それを私利私欲のためだけに平気で使いそうな人を黙ってみていることは、自分たち自由の国に住む人の利益に繋がりますか？
お礼
回答ありがとうございます。 >しかし、政権打倒を言おうものなら、「親族ぐるみで死刑になる」そんな国だったらあなたは、政権打倒を叫びますか？ もちろん、難しいでしょう。でも他の国に攻撃されたくはありません。自分たちの住んでいる国にミサイルを打ち込まれたくありません。よく軍事基地だけ狙うから一般人は犠牲にならないはず、ということが言われますが、日本の自衛隊施設が攻撃されたことを想像すれば、それは他愛もないうそだということがわかります。 イラク国民の利益につながるかどうかは、アメリカや日本や他の国がどうこうする問題ではないと思います。 日本の優秀な政治家やお役人のように私利私欲だけで政策を作らない方がいいのでしょうが、それは日本が選ぶことです。 あなたがもしイラク国民だとして他国からの攻撃もやむを得ないと考えるなら、仕方のないことですが。
補足
「イラク国民の利益につながるかどうかは、アメリカや日本や他の国がどうこうする問題ではないと思います。」 という文は完全にmadmanさんの回答を読み違えていますね。申し訳ありません。 しかし、攻撃という手段を取らなくても黙って見ていないで手を打つ方法がないのでしょうか？ 残念ながら私にはそのための知識も知恵もありませんが、コンピュータや高度な技術を駆使して宇宙開発をやれるだけのブレインを持った国の最終手段が「攻撃」というのは、あまりにも稚拙で野蛮だと思うとともに何か他に目的があるのでは？と思ってしまうのですが。
- boroboro
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自分の未来が分かれば危険を回避できると考える事は出来ませんでしょうか。 アメリカは世界の強いては自国の未来が他国に委ねられてしまう事を危惧して そういった不確かな要素を今の内に排除し，自分達が未来をコントロールするが 為に行動しているのではと思います。 もちろんその行動に大義名分は存在しても人道的に納得出来ない事があるかも 知れません。 もし日本がその立場になったら．．．という事ですが，上記の観点で考えると 国民やエラい人々が戦争よりはアメリカに従順するという選択を選ぶと思います。 しかしあくまで今の日本の状態という事で考えた事ですから，国民が情報の操作 により洗脳を受け，国内事情がイラクと同等であるなら未知数です。 為政者・国民は滅亡より存続する事を望むでしょうからイラクのフセインがアメ リカに従順する考えを持たず，戦争しか存続の希望が無いとなれば交戦となるで しょう。 しかし勝敗は明らかでイラクがいつ軍隊を引くかによるでしょう。 今はお互い最善の策を講じてますがそれはお互い未来を確定すべく妥協点を探って いる様に見えます。
お礼
回答ありがとうございます。 国家にとって大義名分というのは避けられないことなのでしょうが、もっと大きな大義名分というものがあることに先進諸国の首脳たちは気が付いて欲しいものですね。 日本のイージス艦派遣も充分戦争への加担だと思います。 よくイラクや北朝鮮の国民は「洗脳」されていると言われますが、では我々やアメリカ人は洗脳されていないのでしょうか？洗脳と洗脳でないことの境目はあるのでしょうか？政府発表やマスメディアの報道している内容が全てなのでしょうか？ 日本は自由にものが言える国だと言われていますが、日常の社会生活（会社や地域）で自分の本音が言える成熟した社会になっているのでしょうか？民意を反省した満足な政治が行われているのでしょうか？ 日本もアメリカも経済的に恵まれている環境に慣れきっているとしか思えません。 ～のための戦争という大義名分が何を生んできたか日本はわかっているはずなのに・・・です。
- ryon2
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私としてはイラク攻撃が正しいかどうかは分かりません。ただ、日本にとってイラク攻撃を支持するほうが「お得」なのだとは思います。 現在、世界を支配しているのはアメリカを中心とする「西側諸国」です。日本はアメリカとべったりくっつくことにより「西側」の一員として、今日までの繁栄を築いてきました。西側の敵になることは、国の繁栄、つまりは国民の幸せのために良くないのです。 確かに日本人の幸せのためにイラクの人を殺していいかというと、そうは思いません。でも、日本政府は日本人のための政府です。今の人類は地球全体を見渡した強力な「地球政府」は残念ながら持っていません。 自分がいじめられないために、いじめっ子が常日頃いじめているいじめられっこをいじめるのとよく似ている構造だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 「お得」という概念は非常にわかりやすいですね。 「イラク攻撃」に何故賛成するのか、加担するのかの構造が見えていて、尚且つイラク人民の一人一人の命の価値は我々や我々の家族や友人となんら変わるところはない、という認識の上で日本政府やアメリカ政府のやろうとしていることの是非を多くの人が判断できれば、と思います。
- akubihime212
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簡単に、言うと、今問題にしているのは、イラク攻撃ではなく、フセインの打倒です。 そのためのひとつの方法として、イラクを攻撃する。 ひとつの手段です。攻撃は目的ではないのです。目的は、フセイン政権の崩壊です。 あなたの言われるとおり、戦争は（人殺し）誰も好んで、今の時代にしたいって思う人は、まず正常な精神を持っていないと思います。 あなたの、意見の中でフランスが、イタリアが、日本がの部分ですが、今の状況では、そのようなことは起こり得ません。 なぜなら、それらの国では、自由にものも言えるし、世界中の状況も正確に把握できるし、そのような環境の中では、正義が正しいからです。 なぜフセインの打倒を世界中の大半の国が、国連決議で認めているかが、重要だと思います。 もちろん、アメリカに逆らえないとか、いろんな私たち庶民には分からない理由もあるんでしょうが・・・ 湾岸戦争の前に、クエートを侵略したように、ある日突然自分たちの都合・利益のために何も悪いことをしていない隣国を武力で制圧したことがありましたよね。そのようなことを、いつ又するかも分からない、又、世界中の人々が認めていないような化学・生物兵器を隠れて作っている可能性がるとか、地球平和を破壊するようなことを、平気でやっているかもしれないので、今、国連で決議した上で、調査をしている状況です。 できれば、イラク攻撃などしないで、解決できればみんなが（イラクの人だけではなく）だれも、死なないで、世の中に平和が来るようになって欲しいですよね。 チョッと話がそれて、申し訳なかったですが、このようなことから、イラクを他の国に入れ替わることは、まずないと思います。 ですから、イメージは、想定できませんので・・・
お礼
回答ありがとうございます。 目的は攻撃でも戦争でもなくフセイン政権の崩壊だとしても、フセイン政権の崩壊のために攻撃以外に方法がないとしても、戦争は回避しなければならないのがこれからの先進諸国のあるべき態度だと思うのですが。 小泉政権を妥当・崩壊させるためには「日本攻撃」が必要ですか？ それが目的ではなくても、攻撃をすればそこで死ぬ人が出ることはわかり切っていることです。 それが遠くあまり親しくない国で起きることだから平然と「攻撃はやむを得ない」と言えるのではないでしょうか？ だからこそ、「イラク」という国名を他の国に入れ替えてイメージして頂こうと思ったのですが、イメージが想定できないのであればやむを得ません。 いったい今まで大量の破壊兵器を生産してきて実際にそれらを多くの戦争で使い、多くの民間人を殺傷し、核実験などの非道なことを多く行ってきた国はどこなのでしょうか？ >できれば、イラク攻撃などしないで、解決できればみんなが（イラクの人だけではなく）だれも、死なないで、世の中に平和が来るようになって欲しいですよね。 本当にそう思います。
- sinnkyuusi
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日本も昔、今のイラクや北朝鮮と似たような立場にありましたよね。侵略戦争しかり。 イラクの問題って、日本人はもっと関心をもつべきだと思います、個人的には。 戦争は良くない。だれもがそれは知っている事。多くの罪のない人たちが犠牲になります。 奇麗事だと言う方もいますが、奇麗事でも言わなきゃならない事はいくらでもあります。あなたのような人は絶対に必要です。 何とか戦争回避とはいかないものでしょうか？それを願うばかりです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 そうですね。 わたしは「綺麗事だ」と言って、こういう平和的意見を批判する人こそが「綺麗事」を言っているのだと思います。 自分に火の粉が降りかかってくる状況にないからこそ「イラク攻撃は賛成」と言えるのですから。 殺される人にとってはテロも戦争も同じです。 普段の日常生活ではなかなかこういう政治的発言をしにくいのが現状ですが、わかりやすいイメージで説明すれば、多くの人にわかってもらえるのではないか、と思って質問してみました。
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お礼
再三の回答ありがとうございます。 質問の主旨に沿った回答をいただき本当にありがとうございました。 日本とアメリカの関係の実情はある面、おっしゃるとおりだと思います。 このような点を踏まえた上で「イラク攻撃」の本当の目的、攻撃によって誰がどのように得をして、誰がどのような損をするのかなどを考えながら、一番重要な攻撃の対象である国家の国民のことを考え、さらには日本が本来取らなければならない行動とは何かということまで考えられれば、と思います。