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沖縄と北海道は何故標準語なのか?
日本各地に住んだ経験から不思議に思っていることがあります。 沖縄の若い世代、北海道では年配者でも日常生活では標準語を使っているということ。沖縄では年配者たちは沖縄弁を使っていて部外者にはひとことも理解できません。しかし、中学高校生はお互い標準語を使ってコミューニケーションしています。学校の先生も標準語で授業しているようです。琉球舞踊とか伝統文化行事を大切にする土地なのに何故言語は継承させようとしないのでしょうか?一方で大和の文化に劣等感を持っていて、標準語を喋ることにカッコよさを感じるのでしょうか?私が住んだのは沖縄本島ですが、宮古、八重山でも事情は同じでしょうか? 北海道ではかなりの年配者でも互いに標準語を使ってコミューニケーションしています。たまに東北なまりの人に出くわしますが、70才代の人ですね。先祖の出身地を聞くとほとんどが東北地方ですから、そのままだと東北地方の言葉が継承されていて当然だと思うのですが・・・(北米大陸に最初に住み着いたのがイギリスからの移住者で、アメリカの言語が英語になったように)。東京に出て来た東北地方出身者が東北訛りを気にして標準語を喋ろうとするように、北海道人には中央の言葉に対する劣等感があったからでしょうか? 関西は勿論、どこの地方でも日常生活は地元の言葉で生活しているのが普通なのに沖縄と北海道は何で?と思い質問しました。よろしくお願いします。
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- ending06
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道民です。 北海道人に中央言葉への劣等感があったという貴方の仮説には少々差別的な印象を受けます。北海道には元来アイヌ民族が暮らしていました。そこを屯田兵によって開拓されていったのですから、他地方の言葉が混ざり合うのも無理はありません。アイヌ語やアイヌ文化が抑圧された歴史的事実も関わってくるでしょう。 また、北海道の方言はほとんどないと思います。あっても単語レベルです。関西弁のように特徴的な方言がないのですから、日常生活で標準語を話すのは当然ということになります。(漁師言葉等を除きますが) 余談ですが、小学校の国語の授業で、標準語と方言について学んだ際、何が違うのかまったくわからなかった記憶があります。「北海道の方言を探してこよう」という宿題にどれだけ頭を悩ませたことか(苦笑)それくらい北海道は標準語に近いのですね。
- kunicci
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北海道に住んだ経験と全国にいる方々と喋ったことがある経験からの回答です。 沖縄と北海道は標準語ではないと思います。 確かに標準語に近い言葉をしゃべってる割合は大きいです。 北海道は、いわゆる浜言葉で一部東北っぽい訛りがあります。 私は北海道出身で、何故か訛らず標準語を喋る(と自分ではおもっている)んですが、 別に劣等感や文化云々の話は耳にしたことはありません。 ただ何となく、気付いたら普通の標準語でした。 沖縄の方も、文字にすればこそ標準語かもしれません。 しかしイントネーションに独特のものがあるように感じます。 口にするのも難しいので、文字にするのはもっと難しいんですが、 沖縄っぽい感じがします。 あんまり参考にならないかもしれませんが、参考まで。
一つには、方言が極端な地域だと、テレビや本 外部流入者との言葉の差が大きいので かえってそのまま標準語に馴染んでしまう。 鹿児島出身の人なども県外では標準語喋ってたりしますし。 あとは、北海道はどうか知りませんが 沖縄は方言を禁じたり、標準語教育が行われていました。 明治~昭和40年代くらいまで。 「方言札」で調べてもらうと解ると思います。 そして、沖縄自身日本との同化の中で生活のためにも方言を捨てていきました。 今、本当の沖縄の方言を喋れる人は田舎のご老人などで 親世代くらいではもう「訛り」と「スラング」みたいなのしか残っていないという話もあります。 沖縄で方言が捨てられたことについて 真喜志康忠さん(歌手のCoccoさん)のおじいさんなどが語ったり書いたりもされてるみたいです http://www.okinawatimes.co.jp/spe/kotoba20010110.html 昔と違って土地にしがみついた仕事でなく、全国的に移動が可能、必要になり テレビや書籍で標準語が必要となってくる… そうなると極端な方言のある地域では「標準語」をマスターする必要があるでしょう。 (語尾が違う、イントネーションが違う程度なら、そのままスライドできるでしょうけど…) 北海道は明治以降積極的に開発され、外部からの流入者が多いので 標準語なのではないでしょうか。 冠婚葬祭も、とてもルール化されて簡潔ですよね。 それでもやっぱり全国的にやんわりと、標準語に近い 使いやすい方言や訛りに移行してると思いますよ。 私は福岡出身ですが、お年よりはやっぱり訛りがきついと感じますもん。
- kura_chang
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追記しますが、貴方は他の土地では方言がずっと続いていると思われているようですが・・・・・・・。 かつて私が住んでいた福島県では30年前と今とではまったく訛りの度合いが違います。 今住んでいるすぐ近くの茨城県では高校生でも自分のことを「おらほ」などと言っていたのに今はだれも言いません。 青森出身の友人によると、おばあちゃんは津軽弁を話し、自分はそれを理解できるが、自分が津軽弁を話すことは出来ない、と言っています。熊本に住む友人も年寄りの熊本弁は話せないといっています。 これらのことから、他の地域では方言がそのまま継承されているという事実はないように思います。 その理由として考えられるのは「言葉はコミュニケーションツールだから」だと思います。かつて、人がコミュニケーションを取る相手のほとんどは自分と同じ地域に住む者だけだった。ところが交通の便が良くなりよそ者との接触が多くなり、テレビやインターネットなどもあってコミュニケーションを取る相手は次第に地元の人間に限定できなくなった来た。方言しか話せないのではそのコミュニケーションに障害がでるため、自然に言葉は変化してくる。 ごく自然の成り行きではないかと思います。
補足
回答ありがとうございます。全国的に方言が消えてゆくと言われて久しいし、貴方が指摘されている事実は私も知っています。しかし、今でも、富山も高知も私のような部外者が聞けば、やっぱりかなりの方言に聞こえるし、標準語化の程度は、沖縄・北海道に比べて比べものにならないほど低いです。沖縄・北海道とも中央から遥か離れた最南端と最北端です。歴史的に、政治的に、心理学的に何か事情があるのかなあ?と思っているわけです。
- kura_chang
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北海道はアイヌの土地だったところを大和民族が流入した土地。琉球も琉球民族の土地だったところに大和民族が流入した土地。 どちらもそうなった歴史は浅く、今もなおどんどん流入しているし、流入する人の出身地がまちまちですからその土地の言葉が薄くなっていくのはごく自然であると思います。 北海道には屯田兵の子孫が多いために東北弁を話す人が見受けられますが、もともと北海道に東北弁があったはずもありません。
補足
事実誤認があります。沖縄に大和民族が流入したことはないと思います。島津藩などの「侵略」があり一部は住み着いたかも知れませんが、流入ではないと思います。北海道を北米大陸の歴史と比べたいのですが、最初の移住者がイギリスから、その後ドイツ・アイルランド、東欧・南欧、中国・日本と世界中から雑多な民族が移住して来ましたが、 共通語はイギリス人の言語である英語です。北海道の歴史を読むと戊辰戦争後と廃藩置県後に東北士族が移住して来ています。私の周りにいる年配者に先祖の出身地を聞くと、ヒ爺さんが山形や秋田、岩手から来たと言いいますから、1871年の廃藩置県の頃と符号します。東北人が最初の移住者であり主流であるのに、何故東北弁が北海道の言葉にならなかったのか、何故標準語を共通語にする必要があったのか?当時の移住者にとって、隣の県の言葉より東京の言葉の方が理解しやすかったのだろうかなどと思っているわけです。ひょっとして、こんな質問はカテゴリーを変えて「歴史」なんかで質問した方がいいのかも知れませんね。
お礼
参考URLを読んで、沖縄の事情がよく分かりました。やっぱりそういうことがあったから、こんなにも標準語が蔓延しているのですねえ! 北海道ですが、やっぱり当時の北海道庁なんかが標準語を強制したりした歴史があるのかも知れませんねえ、調べてみます。