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水砥石とオイルストーンの用途の違いについて
砥石について詳しい方にお伺いしたいのです。木版に使われる彫刻刀→水砥石、ビュランやベルソー(ロッカー)はオイルストーンで研ぎますがこれは何故でしょうか?ネットで検索するとセラミックはオイルストーンで、鋼は水砥石で研ぐ、という記載も包丁の研ぎのサイトにはありますが、彫刻刀もビュランも鋼です。という事はこの研ぎ分けはどうしてなのでしょうか? 分る方ご教示頂ければ大変助かります。どうぞ宜しくお願い致します。
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当方素人で専門家の方には余計なお世話でございました。これで最後にいたします。 木版用彫刻刀とビュランは同じ鋼ではないのでしょう。日本の彫刻刀は軟鉄に刃(鋼)を合わせたものですから。 銅版用ビュランは硬質鋼のムクのように見えます。 http://www.interq.or.jp/gold/akiravln/funsenki04.htm http://www.eonet.ne.jp/~sumihira/04kajikoubou/4tukurikomi/tukurikomi.html http://violino45.exblog.jp/5114122/ ムクのものはグラインダーやダイヤ砥石で先に面を出してしまったほうが早くできます。 (グラインダーでは刃に熱がかかってしまいますが) あとは形状の違いです。 ともかく水砥を買って研ぎを試してみればわかると思います。 思うに最初に見たオイルストーン=セラミック用という記述に引っ張られ過ぎではないかと。 これっきりにしますのでお礼その他いっさい不要です。 正しいかどうかは専門家の方、研ぎ師の返事を待ってください。 失礼をば致しました。
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1です。 1のご返事のニュアンスからご自分なりの回答にすでに達していらっしゃるのでしょうねと思いながら検索しておりましたら、同内容のブログを発見いたしており、ああやっぱりあの人でしたかと思っております。 油砥と水砥では石の性質が違っていますので使い分けがあり、どちらも販売されているのだと思います。 貴殿の質問にある参考文献もそのような考えで伝承しているものと思います。ビュランが北米の道具だからというわけではないと思料いたします。 質問を自分なりに考えるならそういう事です。 日本で使われなかったのはそもそも産地が無いからだと思いますし北米で盛んに使われたのは石の産地(アーカンソー)があったからと思います。 逆に良い水砥が無かったのでしょう。 研ぎに使うほどの水も無いようでは家畜も人間も生きられないのではないですか? 私も人工油砥を水で、アーカンソーを油で使っていますが 水で使うと石の目に入った錆が汚らしいかんじになりますね。
1の者です 刃物の場合思った通り研げさえすれば別に何を使っても良いと思います。 しかし鈍角で刃が線的でなく点的な物はオイルストーンの方が具合がいいのかなと思います。 私は細い線材の小口を研いで断面とエッジを出すことがあるのですが、水砥石では難しそうですしあとで砥石の面を整えるのがたいへんかなと思います。まあ何本も束ねて太くすればできそうですが… 水砥石は石が削れて砥石表面に浮いている粉で研ぐという様相ですよね? だから広い面や線を研ぐのには都合がいいのですが点が苦手なのだろうと思います。 オイルストーンの油は石の目が詰まらないようにという機能ではないでしょうか、水でも使えますが。
お礼
>yamada365さま 再度のご回答有難う御座います。色々と調べた結果、彫刻刀とビュランに関して砥石の差はなく単に日本には昔から水が豊富だった為日本刀など刃物には水砥石が多く使われる事になりオイルストーンの代表的な産地アメリカでは、西部など水がない所でもナイフを砥ぐ事が出来るようにオイルで砥ぐオイルストーンが主流となった、という事が分りました。ですから仰るとおり、彫刻刀とビュランに関しては理論的にはどちらを使っても良い様です。 ただビュランにはニードルに近い点的な刃先のものが多いのでやはりビュランはオイルストーン、彫刻刀は水砥石という伝統に従った方が良いのかな、と思います。 現在アルミナ材のオイルストーンを水砥石として使用していますが確かに減らないです(笑)。
実は私も良く知らないのですが オイルストーンの方が砥石自身の消耗が少ない、力を入れても食い込まないという特長を持っていますよね。 非常に尖った細いものを研ごうとしても砥石に傷が着くばかりで面が出ない、そんな場合に効果的だと思います。 また機械などの面出しで、なるべく平面性が欲しくて、砥粒が機械の内部に入るのを嫌う場合も使うと思います。 烏口の先を研ぐのもオイルストーンが良いとされています。たぶん微妙な形を出しやすいからでしょう。 概して精密に形を整えたい時に使われると思います。
お礼
>yamada365さま 書き込み有難う御座います。確かにオイルストーンと水砥石との最大の違いは消耗率だと思います。ですから機械などの面出しはオイルストーンを使う、というご指摘はなるほどな、と思いました(更に消耗率の低いものにダイアモンド砥石があるのでしょうけれど、ここではオイルストーンと水砥石についての質問ですし・・・笑)。 私も引き続き検索して勉強を続けて行きたいと思います。再度、ご解答有難う御座いました。
お礼
>yamada365さま はい、恐らくそのブログは私のブログだと思います(笑)。 またブログには書いた内容に注釈していませんでしたが、実はこの内容に私自身もあまり納得しておりません。ただ、それでは何故同じ鋼の彫刻刀は水砥石でビュランがオイルなのか?という明確な回答がどこにも発見出来ないのもまた事実であり、本当にどなたかご存知の方がいらっしゃればご教示下さりたいのです。 補足になりますがビュランという道具はアメリカの道具ではありません。ビュランは銅版画に用いられる道具でヨーロッパでは結構古い時代から使われていました。ですからナイフ以外の道具の砥ぎにオイルストーンが使用されているのは「アメリカ」ではなく「西洋」という大まかな括りの方が正しいかと思います。残念ながら不勉強にてヨーロッパでいつごろから「ビュランの砥ぎ」にオイルストーンが使用されてきたのかが分らないのですが。 まだまだ色々と勉強中です。そのうち回答に辿り着けると良いな、と思っております(笑)。