狙撃用ライフル

質問

いま読んでいる小説のなかに、希少なライフルとしてドイツ製のメルクリン・ライフルというのが出てきます。本文中ではもとは猛獣狩り用だったが、暗殺用に使われることになって製造が禁止され、いまではプロの殺し屋やテロリストのあいだで高値で取引されているという設定。
銃器に詳しくないのでわからないんですが、これって実在するんでしょうか？　それとも作者の創造？？（ネットで見ると、模型列車しか出てこないんですが）

回答No.1

cliomaxi · ベストアンサー

メルクリンライフルなんて云うのは聞いたことがありませんが。

>もとは猛獣狩り用だったが、暗殺用に使われることになって製造が禁止され・・・

うーん。
猛獣と言うことは熊とかライオンを想定している筈なので最低.30-06アタリの口径が必要になると思いますが、これは先の大戦でアメリカなどが使用していました。
これはかなり大型の銃なので隠匿性に欠け、殺し屋やテロリストが使用するには不向きです。
※実はチンパンジーも場合によっては猛獣扱いになります。

銃に関して色々と書いてもチンプンカンプンでしょうから掻い摘んで。
ハンティング用も狙撃用も普通の軍用ライフルも構造自体は同じものですから「製造禁止」になることはありません。
これらにはボルトアクションとオートマティックまた、大口径(.460Weathrebyや.50Barrett等)のシングルショット等がありますがどれも「一般人の所持を禁じている」国は有っても、日本のように銃に関して厳しい国であるとか、或いはその銃の設計自体に重大な欠陥でも無い限り製造禁止にはならない筈です。

軍用銃と狙撃銃は構造的には全く同じだと書きましたが決定的な違いは「命中精度」です。
ですから例えその「メルクリンライフル」が製造禁止になったとしても代わりは幾らでも有ると言うことですからわざわざ入手しにくいそれを選ぶ意味がありません。
とくにテロリストなんかは有り合わせで済ませてしまいますから。

お礼

なるほど。
要は作者の創造ということですね。
まあ、小説ですから、ある程度は創造はあるのでしょうが、この作者は（私同様）、銃には詳しくない人のようですね。
ともかく、ありがとうございました。

回答No.3

cliomaxi

再度です。
銃では無くモーターサイクルに置き換えてみてください。
こんな感じです。
「ホンダのＣＢ1100は暴走行為に使われることになったので製造が禁止された(※CB1100自体は生産は終了してますが)」
別にこのモデルにこだわらなければ新しいCBR1300がありますし、ヤマハにもスズキにもカワサキにも1000ccを越えるモーターサイクルは有ります。

また、製造禁止にしたのは何処の誰でしょう？
ドイツ政府？
銃に関して云えばやはりアメリカが最大のマーケットですからドイツ国内では一般人は所持出来なくてもアメリカ(州によって異なるが)向けには製造し続けるでしょうね。
アメリカで一般に販売が禁止(一般人の所持を禁止している)されているものとしては(法規制以前に製造されたものは除く)フルオート機構を有したもの(解りやすく云うとマシンガン)、サイレンサーそして規定の寸法に満たない小型のものです。
これとて日本のように拳銃を一般人が絶対に所持出来ないようなものでは無く税金を払えば所持出来るものも有ります。
これはコレクターや研究者等が主に所持しています。
※スモールボア(小口径)の方が反動が少ないので撃ちやすいのは確かですが、命中精度で云えば小口径だからと言って必ずしも大口径より優れている訳では有りません。
仮に同じ精度の銃身なら大口径より小口径の方が銃弾自体の重量が軽いので横風の影響を受けやすく結果として「当たらない」こともあり得ます。
しかしだからと言って大口径の方が優れている訳では有りません。

その昔「ジャッカルの日」と云う映画が有りました。
主役の殺し屋はフランス大統領を暗殺するために選んだのは完全手作りの.22LR(ロングライフル)を使用するものでした。
これは一般に入手出来る銃弾の中で3番目に弱い銃弾です。(最も弱いものは.22Short、次が.25Autoと云われています)
翻って10年くらい前にリメイクされたブルース・ウィリスとリチャード・ギアが出演していた「ジャッカル」では暗殺者役のブルース・ウィルスはオリジナルとは全く違って対空機銃かと云うような大型のものを使用していました。
確かに映像的には迫力はあるのですが、オリジナルに有った「緊迫感」は皆無でした。

回答No.2

thorium90

空気銃でも充分に威力があるのに
猛獣用だから～なんてことはありえません。
目的を考えると、スモールボアのほうが音も小さく
特性として命中精度も良いです。
逆に至近距離ならはるかに効果の高い銃も多くあります。
かなりいい加減な設定の小説かと思われます。

お礼

ふむふむ。
銃に詳しいかたから見ると、非難轟々ですね。
私などはそれなりに納得して読んでしまいましたが。
ただ、聞いたことない名前だな、と思っただけで。
ともかく、どうもありがとうございました。