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ステレオアンプについて2つ質問です。
ステレオアンプについて2つ質問です。 (1)アンプが壊れたときに一番多いケースって何ですか? (2)アンプの電源回路にコンデンサーが使われてますが、容量漏れ起こすと(トランジスタ)などがうまく動作しない って本当でしょうか?
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オーディオ暦50年と言うかエレクトロニクス関係全般を手がけて来た高齢者です。 (1)の質問ですが、他の回答者様と同じ内容になります、つまり可動部分の有る部品は壊れ易くなります。 (リレー、ボリューム、アッテネーター、スイッチ類、コネクター等です) 其れと昔は真空管、今はパワートランジスタ、FET等の高電力を扱う部品です、詰り発熱する部品は壊れ易く、電子機器の設計は有る意味熱との戦いとも言えます。(昨今の様にコンパクト、薄型等のデザインは昔の大らかな設計から考えると実に神経質な戦いです) プリント基板の半田付け不良なども製造技術の未熟も有りますが、主に熱収縮の繰り返し疲労から発生する事が多いです。 (2)の電源回路に使われている電解コンデンサーは有効寿命部品で、寿命の規定が明記されています。 「容量漏れ」では無く「容量抜け」だと思いますが、経年劣化によって規定の容量が減り、交流から直流に変換された電源に大きな交流成分(リップルと言う)が重畳しトランジツタ等を破損させる原因になります。 又、「電流漏れ」と言う現象も有り、本来直流成分を伝えないようにし、交流信号のみを伝える目的で使われますが、「電流漏れ」によってトランジスタ等の動作点が変わり、損傷する事が有ります。 電解コンデンサーは熱によって加速度的に寿命が短くなります、又、使わないでそのまま置いておくだけででも容量抜けが発生し、通常製造メーカーでは在庫品の保管期間を調べ会社によって異なりますが、4年以上経過した物は廃却しています。 詰り、アンプ等も使わないでいると寿命が短くなり、使うと熱等で寿命が短くなります。
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- Yorkminster
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(1) おそらく、いちばん多いのは経年劣化かと想像します。劣化するパーツの筆頭は電解コンデンサですが、ハンダクラックや、リレー、ボリュームの劣化も多くあるようです。 (2) アンプに限らず、また、電源に限らず、また、コンデンサに限らずあらゆる部品について、劣化すると正常な動作ができなくなります。 アンプは、ふつう、トランジスタ1個の単純な増幅作用で動作しているわけではなく、また、トランジスタの作用は増幅だけではなく、また、トランジスタの動作とは(直接的には)無関係に使われているコンデンサ(電源系ではなく信号系に入っているコンデンサ)もあるので、コンデンサの不良=トランジスタの動作不良というわけでは、必ずしもありません。 また、トランジスタが「動作しない」なら良い方で、異常電圧のせいで必要以上に動作してしまう(電源回路や増幅回路を道連れにする可能性も低くない)とか、リプルでICが飛ぶとかいった故障のしかたをします。 なお、電解コンデンサは容量抜けを起こしますが、異常電圧をかけると電解液が沸騰したり、吹き出したり(その電解液がほかの部品を腐食させたりする)、爆発したり、タンタルコンデンサではショートモードで破壊したり(これがある意味いちばん怖い。電解コンでもまれにショートモードで壊れるらしい)と、「コンデンサが壊れる」といってもさまざまな壊れ方をするので、その壊れ方に応じて、ほかの部品・回路への影響の出方も変わります。
- ASIMOV
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(1) 多分、接触不良 音量ボリュームのガリもその一種です スピーカーの切り替えSWやリレー 入力セレクターSW 等 (2) コンデンサーは交流を直流に整流した時の平滑回路に使用されています コンデンサーが劣化すれば、交流成分がアンプに流れ込むのでリップルノイズ等の原因になります