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OPアンプの電源について
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この回路は、'70年代の回路でここから http://www7b.biglobe.ne.jp/~kochan/workshop/analog/analog.htm この下の「その他の電流ブースタ」のところに載ってます。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~kochan/workshop/analog/booster.htm この回路に過電流保護を付けたんでしょうが、多分過電流保護動作時に発振したんで効きを鈍くする為にダイオードを入れたんでしょう。 本来なら紹介ページの上の回路のようにダイオードは不要です。 今のOPアンプなら、上の回路が適用範囲が広く保護回路もちゃんと動作するんでお勧めです。 過電流保護動作時の発振は起きがちですから、安定な回路の採用は大切です。 山水トランスのデータはここにあります。 http://www.hashimoto-trans.co.jp/frame/stcat.pdf ST-48の使い方から1次側巻線抵抗は17Ωくらいでしょうか? 大きなトランジスタを採用すれば、保護回路は不要でしょう。 それよりも山水トランスは高透磁率材のパーマロイを使用している為直流重畳に弱く、アンプ出力とトランス間に大容量電解コンデンサを逆直列にして入れた方が良いでしょう。
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- KEN_2
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本当に面白い回路ですね。 出力にST-48の懐かしい山水のトランスがあり、OP-AMPの消費電流の変化でQ2,Q3のパワーTRでトランス駆動しています。 Q1,Q4はQ2,Q3の過負荷保護でQ2,Q3に過大電流が流れるD1,D2のダイオードを通して電流制限として動作することで保護しています。 D1,D2のダイオードに電流が流れることで、Q2,Q3のベース電流制限がQ2,Q3の出力電流制限として動作します。 741のOP-AMPにはトランスを直接ドライブする能力が無いので、電源電流の変化を利用し、かつOP-AMPのオプンループ特性の高さを利用して負帰還が働いていますので、無調整で安定してると考えられますが如何でしょうか。 トランスをドライブする回路としては当時の部品事情から秀逸な回路と考えます。。 *tance さん 画像を右クリックして拡大すると文字は読めるようになりドラッグも使えます。お試しあれ・・・・
お礼
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。分かりやすい回答をありがとうございました。
- tance
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図が細かくて良く見えないのですが、OPアンプの電源を利用したパワーアンプ のようにも見えます。 OPの出力には重めの負荷抵抗がついていて、OPアンプが それを駆動すると、当然電源端子から駆動電流が流れます。 その電源電流でトランジスタを駆動してパワーアンプとしているようです。 OPアンプの電源にダイオードで戻している部分は過負荷保護でしょう。 メイントランジスタに過大電流が流れるとそのエミッタ抵抗の電圧降下が 大きくなり、次のトランジスタをONします。これによりOPの電源電流を ダイオード側に吸い取って、パワートランジスタのベース電流を制限するのでは ないかと思います。 面白い回路ですが、調整が難しそうで、ばらつきも大きいのではないでしょうか。
お礼
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。まだ良く理解できなかったのでもう少し調べてみます。
- soramist
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左側の主電源(±12V)が欠落したとき、右側の補助電源(±12V)から電源供給をするためのバックアップ回路ですね。 Q2,Q3のコレクタは、それぞれQ1,Q4のコレクタにつなぐと分かりやすいですが、そうすると補助電源からの通電が始まったとき、Q2,Q4のベース電圧がそれぞれ±12Vになって(BE間電圧は無視)、トランジスタが遮断されてしまうので、これを防ぐために、Q2,Q3のコレクタは直流的な0電位につないでいるのですね。 それにしても随分古い・・・30年くらい前の資料? (^_^.) いや、資料の古さは関係ありません。 多分きちんと動作するでしょう。(失礼)
お礼
分かりやすい回答をありがとうございました。とても参考になりました。 これからも色々と勉強したいと思います。
お礼
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。anachrocktさんはかなりお詳しいみたいで、とても参考になりました。参考ページも載せていただき、ありがとうございました。