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アンプのトランジスタと組み合わせについて
- アナログオーディオを再びはじめ、古いアンプの修理に取り組んでいます。
- トランジスタの組み合わせについて教えてほしいです。
- YAMAHAのCA-2000というプリメインアンプの古いトランジスタ・電解コンデンサを交換したいと考えています。
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質問者が選んだベストアンサー
組み合わせについてはコンプリメンタリー(complementary)として、製造メーカーが指定しています。 質問にあるものでは、 2SC458/2SA1029 2SC1213/2SA673 2SC1775/2SA872 2SC1815/2SA1015 の組み合わせです。 2SC458/2SA1029は2SC2308/2SA1030が後継品種として出ているようですがどちらも特に高性能ということでもありません。ちなみに2SC458は50年以上前はオレンジ色のモールドのものがありました。現在は黒色のモールドですね。 2SC1213/2SA673は特にローノイズということでもなく、高耐電圧でもないので、他のトランジスタがあるのならそちらがいいと思います。 2SC1775/2SA872はローノイズ・コレクタ・エミッタ間が90Vの高耐電圧で、電圧増幅ならプリ・パワーアンプともどこにでも使えると思います。 2SC1815/2SA1015はローノイズでコレクタ・エミッタ間電圧が50Vですから電圧増幅段でも初段に近いほうがいいと思います。 なお、コレクタ・エミッタ間電圧、コレクタ電流および消費電力(コレクタ損失)ともに半分以下(使用環境によってはされにそれ以下)になるような使い方が望ましいです。 2SC2240は2SC1815に比べてノイズ特性が若干よろしくないので、 > 1015/1815のローノイズ品をEQ基板に使用し、 > 970/2240をトーン回路、パワーアンプ回路に使う は正解だと思います。 この時代に開発されたトランジスタ(バイポーラトランジスタ)では、性能的にほぼ完成の域に達しており、現代のトランジスタと比べてもそん色ありません。 ただ、これらの小信号トランジスタは3本の電極が同じ面から出ており、また接近しているため表面の汚れやその湿気によりイオンマイグレーションが起きやすく、年数を経過した機器でトラブルが発生することがあります。 足が真っ黒になるのは銀メッキ品に多く、また銀はイオンマイグレーションが起きる金属でもあります。 電解コンデンサーは電解液が徐々に揮発し静電容量の減少につながりますが、一般的な摂氏85度タイプより摂氏105度タイプが長寿命じゃないかと思います。もし105度タイプが手に入るならそちらをお勧めします。
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- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2711/13692)
AMAHAのCA-2000ですか。懐かしい。いいアンプでしたね。 話は違いますが、AMAHAのCA-2000をやめた後、ウエスギの真空管プリメインに変えました。そろそろ40年近く経ちますが、いまだに健在で、いい音を出しています。トランジスタより真空管の方が長持ちするんですね。それが分かって良かったです。回答じゃないよけいな話ですみません。
- gunsin
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#1tetsumyi さんに一票です。 出力段のパワートランジスターの交換は測定器がテスターだけの 素人レベルでは、無理ですよ。 コンプリメンタルのパワートランジスターの組み合わせは、 データーシートで確認できます。 2SA1015と2SC1815は、アンプの前段増幅や発光ダイオードの 制御など、広範囲で使用出来る、オールマイティな石です。 日本製ならば、2SC1815の後にG,Y・・などの記載が有ります、 これは増幅率の違いによる分類です、中華製の石には、無いので、 バラツキが問題になる場合は、個人で測る事に、成ります。 「足が黒くなりノイズも出る」、何の根拠も無く、検証もされて いない話が飛び交っています、惑わされぬ様、留意の程を・・・
補足
回答ありがとうございます。 簡易的な測定器を購入して、多数の中から選別して近い値の物をペアにして使っております。 1815はGやY、LG?など所有しておりますが、アンプ内だとどこが適所なのかと疑問に思い質問させていただきました。 東芝の2240GLも多数あるので、耐圧からパワーアンプ基板内のC1775の代わりに使ってみようかと思ったりします。 1015/1815のローノイズ品をEQ基板に使用し、 970/2240をトーン回路、パワーアンプ回路に使う といった感じかなと思っています。 以前、古いアンプで手が入っていない物を使っていた時に、三菱製の古いトランジスタがノイズを出し始め、あれよあれよという間に片方のチャンネルのトランジスタが連鎖故障した経験がありまして、ランダムノイズには注意が必要だなと思っています。 角形旧パッケージ品も、取り外して足の清掃をして測定してみると案外hfeが低下していなかったりするものもあるので、場所によっては選別後に再利用したりもしています。(特にC458や673) 仰る通り色々なお話がネット上ではありますね、ケミコンも全部交換しなくとも、外して測定すると容量は保たれていたりするケースが多いです。(明らかに液漏れしたり吹いたものはoutですが) それでも、頭が膨らんでいたりシュリンクが下がっていたら交換するようにはしておりますが。
- tetsumyi
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トランジスタを交換すると言う事は、そう簡単な問題ではないです。 差動回路部分、プッシュプル部分では互換性のある物は見つかるでしょうが、性能を保つには数多く購入してhfeまで実際に測定して特性が合った物を選んで使用する事が必要になってきます。 メンテナンス専門でやってる業社ならできることですが、素人がやろうとすると相当の専門的な知識と技術が必要になり金額的にもかなりの出費となりますよ。 アナログアンプが音質が良いなんて事は決してありませんし、やってる人は単なる暇つぶしの趣味と思った方が良いです。 中華デジタルアンプの方がノイズは無いし信頼性が高い。 音質が悪く聞こえるのはスピーカが作り出した耳障りな音と音のクロストークによる物です。 レコードや真空管が良い音質に聞こえるのは耳障りな高音域が押さえられるからに過ぎません。 レコードや真空管は重低音と最高高音域が明らかに出ていません。
お礼
回答ありがとうございます。 手持ち機器が限られているのでそう簡単にはいかないと思います。 極力、同じ品番の物を複数個購入して、簡易測定して、値の近い物を用いて交換と言った感じです。 アイドリング電流の調整をして、音が出せる所までたどり着ければ御の字でございます。
お礼
回答ありがとうございました。 回路図を見て、あらかた、ここはコレといった選定が出来ましたので、こつこつhfe測定して選定し、組み上げていこうと思います。 現在不動ですが、リフレッシュして音出しが楽しみです!
補足
回答ありがとうございます。 コンプリメンタリで良かったのですね、昔、単純にコンプリではダメだといったお話を誰かに直接聞いたような記憶がありまして、自信がありませんでした。 オレンジ色のものは見たことがありませんが、C458というのは長期的に使われてきたものなのですね、、、凄いです。 補足から引用ありがとうございます。 ぼんやりですが、その選択で良いのかなと浮かびました。 トーン回路は基本的に使わずに、再生しているので、交換しなくても良いかなと思いましたが、いかんせん古い機器ですので、予防保全で交換しておこうと思います。 C2230よりも1815のローノイズ品のほうがノイズ特性が良いのですね、幸い沢山ありますので、早速選別してみようと思います、ありがとうございます。 イオン マイグレーション というのですね、黒いスス状の物が足の間を渡り、見ると気分的にショートしそうな感じを受けますね、 「リードの清掃か半田コテで清掃すれば充分」というご意見もありますが、ランダムノイズが少しでも出る状態の足黒であれば即交換しておかないと、以前の雪崩のような連鎖故障で最悪トランジスタが破裂し修復に難儀しまいますから・・・。 電解コンデンサーは部品屋さんに行きますと多品種扱いがありますので、今後は105度品を選択するようにいたします。