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”心神”計画について

日本の次期運用の戦闘機で”心神”という計画があるそうですね。F-22ラプターやF-35は選定内容に含まれているのでしょうか。

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  • negitoro07
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回答No.1

F-22は米議会が輸出禁止にしているため、日本やイスラエルなどが導入を希望していますが、しばらくは無理です。2015年以降なら解禁される可能性があるかもしれません。 一方、アメリカはF-35なら売ると公言し、日本側もF-35を検討しているようです。それでも導入は最低でも2010年以降、おそらくもっと遅れるでしょう。また、日本はライセンス生産を希望していますので、どの部分をブラックボックスにするかで交渉には時間がかかるでしょうし、妥結してもそれから生産設備の準備を行うので、さらに時間がずれ込みます。 そうすると、日本がF-35導入と前後して、F-22が解禁(おそらくは、米空軍のものよりダウングレードしたもの)さていた、という可能性もあります。 「心神」はF-22やF-35のような第5世代戦闘機(米軍基準の呼称ですが)の製造技術を身につけることで、アメリカの売り惜しみをけん制するためのものと言われています。ただし、そのサイズはF-35程度です。内部に収納できる爆弾の搭載量を考えると、F-22の代替にはなりません。 あくまで技術力の向上が目的であり、本当に実用化する可能性は高くないようです。とはい、F-35の技術提供を拡大したり、F-22のダウングレードを最小限にするためには、必要な計画だと思います。 これらとは別に、ユーロファイター・タイフーンが導入される可能性も全くないとは言えません。航空自衛隊はこれまで米国の戦闘機を導入し、欧州機は実績がありません。民間でもかつては米国のボーイング信仰が強く、欧州のエアバス製の飛行機には抵抗があったようです。戦闘機なら、政治的な要因も加わるでしょう。 しかし、タイフーンに関しては、欧州側がライセンス生産を了承済みです。同機は第4.5世代に属しており、第5世代ほどステルス性が高くない代わりに、機密事項も少ないというメリットもあるのです。それでも、従来機よりも、タイフーンのステルス性は相当向上しています。 さらに、同機はスーパークルーズ(超音速巡航)が可能です。F-22も可能ですが、F-35にはできません。また、制空戦闘機としての能力も、F-22の半分程度ですが、F-35よりも強力なようです。ロシアも第5世代戦闘機を作るつもりのようですが、本物の第5世代戦闘機が完成するかは不明です。したがって、4.5世代と言われますが、仮想的が米軍ではなく、ロシア製戦闘機を装備する国だとすれば、決して悪い戦闘機ではないようです。実際、欧州諸国はタイフーンを主力制空戦闘機として、今後数十年運用するつもりなのです。 それと日本の事情として、自衛隊の定員が少ない=パイロットや整備員に限界があるため、航空自衛隊はより高性能で、兵器搭載量の多い戦闘機を欲しがります。その点では、タイフーンはF-35より有利です。F-35も決して少なくありませんが、たくさん装備する場合は、内部ではなく外部に装備する(翼の下にあるパイロンにつりさげる)のです。つまり、ステルスは犠牲になり、第5世代の優位性が落ちるので、4.5世代のタイフーン並みになります。 今回のF-XはポンコツのF-4を代替するものです。しかし、いずれF-15もガタが来ます。そこで、F-4をタイフーンに代替、数年待ってF-15をF-22に代替というシナリオもあるかもしれません。(数年待ってもF-22が解禁されなければ、F-35でしょう。)

noname#137202
質問者

お礼

成程・・・詳細なご回答ありがとうございます。 「F-35」がステルス性無しというのはマズいでしょう・・・それでもかなり高性能の爆撃機であることに変わりはありませんが。 というより、ただでさえ固定費・保守費用(特にステルス塗料に関するものは大変だそうな)が先代F-15の倍近くであるF-22を予算に余裕の見られない日本がライセンス購入などできるのでしょうか・・? 確かにF-4を置き換えるには良い案でしょう。防衛大臣も結構F-22に興味を示されているそうで。しかし、今春に起きたイージス艦機密情報漏洩事件が、何よりアメリカ側に懸念させる要因となっているのは間違いないでしょう。

その他の回答 (3)

  • nagono
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回答No.4

まず皆さんが言われてる通り実験機のためあのままでの開発はまずありえません。 現在のロードマップで行くとFX選定ができず現行のF4改もあと10年も持たない状態なのでF15の改修が先行します。 F22はロッキードは売りたがっていましたが米議会は断固拒否 F35はOK となるとF35にFXとして選考に残るといわれています。 ですが現状のFX基準(真相は闇の中)は基本双発機であるということが盛り込まれている以上F35も危ういと自分は考えます。 現状で近隣諸外国(韓国・北朝鮮・中国・台湾・ロシア)の航空戦力を考えるとステルスはほしいがまだいらないのでは?と思ったりもします。 この中でステルス機の保有可能なのはロシア・中国だけでしょう。 この二国に対する牽制目的で少数(三個飛行隊程度)のF35部隊と考えられますがこの場合F2の代替(FSX)に近い感覚になると思われます。 現実論で行けば現在から2013年までにF15の近代化改修の開始をして、2015年までにFXの選考 2020年までにロールアウトが目安になると思われます。(現在 形態二型の改修は行われているが近代化改修とは言いがたい) このことで気づくのはF15がいつ日本に配備が始まったかということです。(81年日本引渡し) 2020から1981を引きます 39年も日本の空を守らねばならない(正確にはFXが配備され行き渡るまで第一線)という自体が仮想の計算として成り立ちます。 これ自体戯言ですが現実を見ると本来は早急にFXを選定しなければならないということが見えてきます。 理想を言えばF15改とF2の近代化改修(F2改)を主軸に今後のFX(F35か心神の戦闘機改修タイプ・F22・ほぼありえないがF23)という形のハイローミックスを考えないと日本の防空はできなくなってくると思います

回答No.3

心神はあくまで実験機ですので戦闘機として採用ということはまずないでしょう。 F-Xの候補機種はF-22・F/A-18・F15FX・タイフーンの四機種です。F-22は現在輸出禁止になっているため、もしどうしても導入するというのなら輸出禁止の期限が切れるまで待って説得・・・ということになりますが、情報漏洩の事件もありましたし難しいでしょうね。 F-35が選定候補になるとしたら次のF-15未改修機更新のときでしょう。

  • argue
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回答No.2

心神はあくまで技術開発のための実証機であって戦闘機ではありません。アメリカで言うXプレーンと同じ位置付けなので「選定に戦闘機が含まれる」という認識自体が間違っています。 研究の内容に高ステルス性と高機動性が含まれるから戦闘機みたいな形になっているというだけで爆弾もミサイルも積めません。将来的に戦闘機開発に必要になると思われる技術を実験するための機体ですが、離陸重量が8トン程度(練習機であるF-4より少し大きい位)になる見通しでサイズはF-35と比べれば2/3程度です。現代の戦闘機の中では最軽量のグリペンと同程度でしかなく、日本にとっては小さすぎるのでこれを改造して戦闘機にすることも行われません。 「実験機を改造して戦闘機を作る」なんてのは空想の産物であり、ぶっちゃけた話、実験機で得られた技術を利用して新規開発したほうが早く安く確実なのです。かの有名なF-35だってX-35という実証機を改造したものではありません。

noname#137202
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 けれどもF-35は恐らく導入は確実と見て間違いないでしょう。なんかアメリカ側は乗り気の様ですし。 戦闘機が含まれること自体間違っていた!?それじゃあ考えを180度変えないとですね。