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歯の神経をとるということについて。
私はアメリカに住んでいます。 最近歯が痛くってこちらの歯医者さんに通っています。 歯が痛かったので歯医者さんに行ったところ、 親知らずとの間に虫歯ができている、親知らずを抜かないといけないということで親知らずを抜きました。 そしてやっと虫歯治療が開始できることになり、 ふた(銀歯)をあけてびっくり、 虫歯の進行がひどいということで神経を抜かないといけないと言われました。 「よく皆さんあることですよ」 「日本で治療するよりアメリカのが進んでいるので アメリカで治療できてラッキーですよ」 「神経を抜かないと菌が浸透して今度は歯茎がわるくなってしまいますよ」 などいろいろと説明してくれたのですが、 正直、神経を抜くということが怖いです。 なぜかというとネットや人の情報だと、やっぱり神経を抜くと歯が悪くなりやすいとかあったりするからです。 もちろん、神経を抜くことによってのメリットもあるとはあるのですが、 やっぱり大事な歯のこと、正直デメリットの方ばかり考えてしまします。 しかも今回は一番奥歯1本は確実、その隣もあやしい、専門家の判断によるというもので奥歯2本も神経を抜いたら そっちの歯では物を噛むことはできるのでしょうか。。。 日本の日本の専門の方、どうでしょうか・・・ アドバイスお願いします
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虫歯(齲蝕)の進行がひどく、神経を取る(抜髄)いけない状態であるならば、神経を取る取らないの論議はナンセンスです。 齲蝕は不可逆性の疾患であり、再生することはありません。(C0程度の実質欠損のみられない初期齲蝕の場合は再石灰化する場合もありますが) つまりは放置しても、応急処置をしても、結局はさらに進行するわけで、歯髄炎(歯の神経の炎症)を起こしたり、その後は根尖性歯周炎と移行していきます。急性の歯髄炎を起こした場合は、それこそ激烈な痛みを伴います。 痛み無く慢性的にゆっくり進行した場合でも、根尖性歯周炎になると歯の根の周囲に炎症や膿がたまり、これも急性化すれば相当の痛みや排膿を伴います。そうなった時は、保存療法は難しくなることが多いです。(つまりは抜歯) それらのリスクを負ってでも保存したいというのであれば、保存されたら結構かと。 日本の一部の歯科医師が行っている3mix法という抗菌剤を用いる保存療法もありますが、臨床上きちんとした学術的な検討はなされておりません。現時点は期待はされない方がよいかと思います。 抜髄をしても、適正な治療であれば咀嚼にはまったく問題はありません。 ただ、適正と思われる治療であっても、数年後に根尖性歯周炎を発症する場合がありますが(理由についてはここでは説明しません。Googleででも病名をキーワードに少し検索でもすれば大量の情報を入手できますから) 抜髄のデメリットとしては、歯の中の神経・血管が除去されるため(歯の神経と血管は併走しています)、齲蝕になっても痛みを感じたりしないので、二次齲蝕が進行してもわからずじまいになってしまい、気づいたころにはすでに手遅れで抜歯となったりすることがままあることや、血管がないため、栄養の供給・免疫能低下のため、歯根周囲の炎症を起こしやすいこと、残った歯も「枯れ木」のような状態になるので、破折しやすくなることです。栄養・水分が供給されている生きている木は弾力がありますが、それらが絶たれた枯れ木は折れやすいですよね。 それから、「アメリカの方が進んでいる」というのは正しくありません。進んでいるのもあれば遅れているのもありますがスタンダードな治療ということについては、それほど大きな差があるわけではありません。 アメリカは医療費が非常に高く、歯科治療の場合は日本の5~10倍以上の治療費がかかります。日本には健康保険により診療報酬が制限されており、医科以上に歯科は不当な抑制をされています。治療をしても大した収入が入らないのであれば、必要最低限に近い治療しかしなくなります。 残念ながら、日本には営利に走りそれにすら達しない治療をする歯科医が少なからずいるのも事実ですが。 アメリカは訴訟社会ですが、それだけの報酬をもらっています。ですから、訴えられないように報酬に見合う治療を行います。 たとえば、同じ治療で5千円と5万円。どちらが丁寧に、いい材料を使って治療をするのか、考えなくとも明白なことです。 正直言うと、日本人の手先の器用さには到底叶いません。手が大きいだけで、狭い口腔内での処置には不利です。 もし、同条件でコストや時間を考えず治療させるならば、間違いなく日本の歯科医師の方が平均的な技術は上だと言っていいと思います。 アメリカの歯科医師が日本の歯科医師の治療を見て、この報酬格差を知らず、「俺たちの方がうまい」と思っている歯科医師が多いです。 たまに向こうの人の手術や治療のビデオなど見ることもありますが、一部のトップレベルの人を除けば、「もっと器用にできんのか」と思うことが多いですね。親しらずの抜歯とか「そりゃ、こんなやり方だったら全身麻酔してやらんとできんやろうなー、しかも腫れとかもひどいだろうなあ」とか。(腫れは薬である程度抑えることは可能ですが、日本の場合は保険診療ではまず保険の審査に通りませんので、抜歯程度では使いません) 日本ではこの治療なら、診療報酬は$*くらいなのですが とその歯科医師に言ってみてください。間違いなく治療を断られるか、してくれても安かろうの治療になるでしょう。 保険で大臼歯の抜髄、その後の補綴(被せ、冠)まですれば、日本の場合は、歯科医院に入る報酬はだいたい1万5千円程度ですかね。材料費やスタッフの人件費、光熱費引くと、もうほとんど残りません。 どういう反応を示すか知りたいので、試しに言ってみてください(笑) アメリカでは10万以上すると以前聞きましたが。
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- ONNST
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>神経の治療に2時間はかかると言われましたが、 >日本だとそんなにかからない感じなんでしょうか? 日本で保険診療なら時間が「かからない」ではなく、「かけられない」です。 一回で神経を取って神経を取った後の歯髄腔を重点するまでの処置を終了するのであっても、2時間は十分すぎる時間です。 日本では、複数に分けて終了するにしても、合計30~45分程度で終了できないと、経営的に厳しくなってくるでしょうね。 ですから、手を抜いた治療をする医院が出てきます。歯根治療の成功不成功は、数年経たないとわからないことがほとんどですから。 むろん、厳しい環境の中、技術や工夫をして最大限の治療を施そうとする先生もおられます。 しかしながら、お金、時間の問題をクリアでき、通院できるのであれば、そちらで治療される方がよいような気がしてきました。 持っているポテンシャルは日本の方が上でも、日本は条件が悪すぎてそれを発揮できる環境ではないかもしれません。 これも医療崩壊の一面でしょうか。まじめに治療をすればするほど儲けが本当に出なくなって赤字になる、今の日本の医療制度はそんなところです。
お礼
そうなんですね~ 確かに日本の歯医者さんはひとつの歯医者さんで いろいろやってくれるので2時間もかけて治療にあたってしまうと 大変そうですよね。。。 かといって2時間もかかる、10万も取るとなると逆によそへ行ってしまいそうですし。 金額もかかるし、日本と違ったりといろいろ不安もありますが、 こちらの先生を信じて通院したいと思います。 いろいろとアドバイスありがとうございました。
- ONNST
- ベストアンサー率55% (5/9)
No.2のものです。 費用の問題、専門医にすぐまわされることを除けば、アメリカでは衛生的な問題では日本の平均レベルより高いです。感染対策についてはほぼ問題ないと思って大丈夫です。日本では十分とは言えないところが多いですので(詳しい実態などは聞かれてもここでは答えられません) 通院に問題がないというのであれば、その程度の治療であれば、そんなに日米の技術差は気にしなくてもよいと思います。 技工技術になると、完全に日本の方が上手ですが。(日本人の技工士はアメリカでは結構重宝されます) 日本でも、1本10万円なら、私なら、それこそ1時間(1時間半でもいいや)時間取って、じっくりと治療しますねぇ・・・ 保険なんて気にせず、術者自らも納得できる治療・・・そんな治療がしてみたいです。 なんにしろ、さらに進行してそれこそ痛む前に、治療されることをお奨めします。
お礼
そうですよね、何にしろ、悩んでる前に治療、ですよね。 一応今週の木曜日にすでに予約をとってはいるのですが、 往生際が悪いタイプでして(^^; 未だに神経取る?取らない方がいいの?なんて悩んでます。。。 (だってどうしても神経はなるべくとらない方がいい!という 文字を見てしまうので) 神経の治療に2時間はかかると言われましたが、 日本だとそんなにかからない感じなんでしょうか? 歯のことは本当に憂鬱です(><)
- nemigi
- ベストアンサー率42% (151/353)
No1です。お礼を読みましたが結構心配されているようですね。 再度になりますが噛めます。抜髄は保存治療のひとつです。 あとNo2の方の投稿は非常に参考になります。 特にアメリカでの歯科治療に関しては仰っているとおりです。 欧米では日本の様な一般歯科という形でなく、治療内容によって専門医が担当する のが一般的でしょう。 抜髄なら歯内治療の専門医、被せ物なら補綴の専門医というように。 なので一見高度な治療が受けられると思いがちですが必ずしもそうとは限りません。 特に口も歯も欧米人に比べ小さい日本人の治療となると専門性では対応しきれない面があります。 出来れば日本人(アジア人)の治療経験の豊富な歯科医にかかられたほうがよろしいかと思います。
お礼
再度アドバイスありがとうございます。 とても嬉しいです。 アメリカの歯医者は本当、タライ回し状態ですよ・・・ 私は虫歯治療にいったのに、 親知らずの抜歯にと他の歯医者を紹介され、 今回も神経を抜くということでほかの歯医者を紹介されました。 正直それもストレスです。 一応、歯医者さん(虫歯治療)は日本人の歯科医の旦那さんがやっているという感じで、 その奥さんは歯周病専門歯科医というかんじなんです。 日本人の先生はこの近く(と言っても車で40分ぐらい)にはその人ぐらいしかいない感じでして。。。 歯科治療で一時日本に帰りたいと本気で考えてしまいますが、 現実的にそうもいかずで、かなりそれもストレスに感じでいます。
- nemigi
- ベストアンサー率42% (151/353)
歯科医ではありませんが経験上のアドバイスです。 まず、神経を抜いても物をかむことは出来ます。というよりはその為に抜髄するのだと思います。 一般的に虫歯が神経にまで進んだ場合、神経が細菌に感染し激しい痛みを伴います。 とてもじゃないですがその歯では咀嚼出来ませんよ。 それにここで食い止めないと抜歯も視野に入ってきますよ。 >やっぱり神経を抜くと歯が悪くなりやすいとかあったりするからです これは痛みを感じなくなる為2次カリエスに気付きづらくなる為です。 ですのでご自身でまた定期的なプロのメンテナンスが重要になります。 特に奥歯は目視が難しいのでプロに定期的に確認してもらうのが正しいでしょう。 抜髄のデメリットとありますがこれは健康な歯でありながら何かしらの治療の為や審美などを目的に 抜髄する場合に考える事で、進行した虫歯(神経が細菌感染を起こした)場合に 考える事では無いと思います。
お礼
素早い回答ありがとうございます。 確かに、いくら一時的に治療してもらったといい、 この今の歯の状態では噛むということに勇気がいるというか 怖くってできません(><) 神経をとっても噛めるのですね。 そのための治療なんですね!神経を取ってしまっても定期的に健診に行けば最悪の場合はまぬがれるかも、なんですね。 ちょっと安心しました。
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 歯医者に「神経を抜かないと…」という説明を十分に受けたとはいえ、 自分でその説明を納得したとはいえ、 やっぱり失うっていうことに少なからずとも恐怖?抵抗がありまして(^^; やっぱり少しでもマイナスな情報を聞いてしまうと(神経を抜いた後のデメリット)迷ってしまったり、怖くなってしまったりしてしまします。 私はよく虫歯になっては治療をしていたので、神経に達するまでに至ってしまったということもすごく納得できるんですけど、でも最後の悪あがきで質問を投稿させてもらいました。 アメリカと日本の歯科治療の費用、確かに!!なんですよね××× 私の場合、費用は保険会社が負担してくれるとは言え、本当に高いです!!!!!!! 通常の虫歯治療でも普通に数万はとられます。 治療前でもレントゲンをいっぱいとられ、数万とか取られます。 ちなみに、 神経治療は専門家に行って話を聞いていないのではっきりとはわかりませんが、1本10万ぐらいですといわれました。