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東北本線について
こんにちは この度東北新幹線が八戸まで延伸したことにより疑問が生じました。 それは (1)盛岡八戸間がIGR岩手と青い森鉄道に営業が移管されましたが、八戸青森間は東北本線のままになっております。このように途中分断されても本線というのはなぜなのでしょうか? (2)そもそも本線の定義とはどのようなものなのでしょうか? (3)この先新幹線が新青森まで延伸した時には東北本線は上野盛岡間となるのでしょうか? 以上3点お教えください。
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回答No.1に >国鉄からJRに分割民営化した際に、主要都市間を結ぶ,鉄道網の骨格となっている >「幹線」と、それ以外の「地方交通線」(ローカル線ともいう)に分類されました。 >○○本線と名のついているのは、すべて「幹線」と言っていいでしょう。 とありますが,これだけだと誤解を招きやすいと思いますので,少し補足説明しましょう。 「地方交通線」と言った場合,2つの意味があります。ただし,どちらも「国鉄からJRに分割民営化した際」に分けられたものではありません。 1つは,1980年にできた「国鉄再建法」(正式名称は「日本国有鉄道経営再建促進特別措置法」)という長い名前の法律で定められたものです。 国鉄の全路線の中から,路線別の収支の赤字が一定の比率以上である路線をリストアップして,「特定地方交通線」と呼びました。 この「特定地方交通線」(略して地方交通線と呼ぶことがある)は,いずれは国鉄として列車を走らせることはしない路線とされ, バス(国鉄バスか地元のバス会社)に転換するか,地元の自治体も出資してローカルな私鉄の会社を作って鉄道として残す(いわゆる第3セクター)か,の2つの道の選択を迫られました。 その後1990年にかけて,特定地方交通線は全て,国鉄(JR)としては廃止され,バスになるか第3セクターになっています。 もう1つは,1984年の運賃改定時に導入された「幹線」と「地方交通線」の区別です。 こちらは,国鉄の全路線をこの2つに分け,運賃(乗車券のねだん)を後者は1割増しにするというものです。 この区別はJRになった現在も残っており,時刻表の巻頭の地図を見ると路線の色で分けられています。 この「地方交通線」は,再建法で定めた「特定地方交通線」をすべて含み,さらにそれ以外の路線もかなり含まれています。 中には,「○○本線」と名のつくものもありました(現在はない)。 例えば北海道の名寄本線は地方交通線でした。再建法の特定地方交通線にもなっていたので,現在はバスになっています。 また,徳島本線も地方交通線です。JR四国になってから徳島線と名を改めました。 ちなみにローカル線というのは,運転本数や利用者数が少ない路線を漠然とさす言葉で,正式の用語ではありません。 「地方交通線」とイコールというわけでもありません。 こんなところでしょうか。つい長くなってしまってどうもすみません。
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- puni2
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本筋の回答は既にNo.3で出ていますので,少し補足説明をしましょう。 まず本線の定義について。 (別の質問で,なぜ常磐線は本線ではないのか,という質問が出ているので,その点にも触れながら回答します。) http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=420759 「日本国有鉄道線路名称」のルーツは,明治42年(1909年)10月12日に当時の鉄道院が制定した「国有鉄道線路名称」にさかのぼります。 それ以前の日本の鉄道は,全国の営業区間のかなりの部分を私鉄がしめており,国有鉄道(官鉄とよんだ)は全体の約3分の1でした。 たとえば,今の東北本線・常磐線・両毛線などは「日本鉄道」という当時最大の鉄道会社が経営していました。 また,官鉄は路線が少ないこともあって,正式な路線名というものをさだめておらず,「○○~××線」などのように適宜呼んでいたようです。 ところが,富国強兵のかけ声のもと,明治39年から40年にかけて,全国の大手私鉄を国が大々的に買収し,官鉄としました。 そして,路線も増えたことだし,きちんと呼び方を整備しようということになって,明治42年の「線路名称」の制定になりました。 このとき,No.3の回答にあるように,全国の路線を23のグループに分け,各グループの中の代表路線1つ(たまには2つ)を本線としました。 ちなみに,単に「東北線」といった場合は,東北本線を筆頭として常磐線・日光線・両毛線などの全体をまとめて呼ぶ,グループ名なのです。 (もっとも一般には「東北線」といったら東北本線の略称として使われていますし,駅の掲示などでもそのような使い方をしています。国鉄時代からそうでした。) 東北線グループは,従来の日本鉄道が持っていた路線をすべてひとまとめにして設定されました。このため,東北本線だけが本線になり,常磐線は本線になりそこねたのです。 もっとも,従来九州鉄道が持っていた路線は,人吉・長崎・豊州・筑豊の4グループに分け,それぞれに1つずつ本線を置いていますから,別に従来の会社の違いにこだわらなくてもよかったような気がしますが…。 (当時東北地方の路線を担当していたお役人の気まぐれで「えーい,面倒だ,全部ひとまとめにしてしまえ」ってことだったりして。) このような「グループの筆頭=本線」というシステムは,戦後国鉄になってもそのまま引き継がれ,最も多い時には34グループになりました。 またその後JRになっても,基本的に同じ呼び方です。(ただし四国は,JRになったのち,「本線」の呼称を廃止しています。) ということで,本線の定義は(正式なものはちょっと分かりませんが)「各グループに属する路線の中で,一番主要な路線」ということなのでしょう。 No.4の参考URLにあった,「総延長300キロ以上で、かつ優等列車を頻繁に走らせることが可能な路線」というのは一体どこから出てきたものでしょうね。 「○○本線」という路線名のつけ方とは別のところで,たとえば路線別の統計データのようなものを「本線」と「支線」に分けて集計する際に,集計の都合上決めた便宜的な基準とか,そんなものかもしれません。 少なくとも,明治末期に「優等列車を頻繁に走らせていた」ということはないでしょう。 明治42年4月のダイヤ改正では,東北本線も常磐線も,上野~青森間に急行1往復を走らせています。1往復でも当時としては多かったといえるかもしれませんが…。 (参考資料:JTB発行『鉄道運輸年表』) 長くなったので,回答を分けます。
- hinebot
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>↑これはどこから得た情報でしょうか。本線にそんな定義があるとは聞いたことがありませんが。。。 済みません。参考URLの27番に書いてあることを鵜呑みしてしまいました。いわれてみれば、ちょっと変ですよね。 ここにある「本線」と「○○本線」の「本線」は別のものかも知れません。
お礼
参考URLにはいろいろなことが書いてありますね。 回答有難う御座いました。
- naka_enter
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(1) ○○本線とは言っても、単なる線路名称ですから、一本につながっていなければならないものでもないと思いますが。 むしろ、会社はJRのままなのに、むやみに線路名称を変えることによる混乱の方が心配なんでしょう。 同様の例として、信越本線も長野新幹線開業後は二つに分かれてますよね。 (2) かつて国鉄が「日本国有鉄道線路名称」を定めたとき、全国を網の目のように走る路線を、幾つかの線路をひとまとまりにして世帯(グループ)化しました。そして、ひとつのグループに一本の本線と複数の支線を制定したのです。常磐線はその時、東北線グループに入れられました。そのときの名称が、民営化された今でも引き継がれているのでしょう。 hinebot氏 > 「本線」とは「総延長300キロ以上で、かつ優等列車 > を頻繁に走らせることが可能な路線」 ↑これはどこから得た情報でしょうか。本線にそんな定義があるとは聞いたことがありませんが。。。 こんな本線だってあります。 留萌本線 66.8km 日高本線 146.5km 釧網本線 166.2km どれも優等列車は走ってません。しかも、すべて地方交通線。 また、優等列車が走っているけど、地方交通線となっている「本線」だって何本もあります。
お礼
なるほど そういうことですか 回答有難う御座いました。
- superoki
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(3)のみですが・・・ 新幹線が新青森まで開通したら、東北本線は、「東京~盛岡」間になります。(東京駅も東北本線になります)八戸~青森間は、青い森鉄道が経営を引き継ぐ事になってます。
お礼
やはりそうなりますよね でも東北本線といえば青森終着というイメージが有ったのに残念ですね。(演歌にも有るように...) 有難う御座いました。
- hinebot
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JRにおける「本線」の定義は「総延長300キロ以上で、かつ優等列車を頻繁に走らせることが可能な路線」だそうです。 国鉄からJRに分割民営化した際に、主要都市間を結ぶ,鉄道網の骨格となっている「幹線」と、それ以外の「地方交通線」(ローカル線ともいう)に分類されました。○○本線と名のついているのは、すべて「幹線」と言っていいでしょう。 (1)の分断の件ですが、これは恐らく名称変更による利用者の混乱を避けたものであると思われます。 (3)は残念ながら分かりません。可能性はあるでしょうね。
お礼
幹線ですか だから新しい幹線ということで新幹線なんですね。 今後盛岡から八戸に行くには長時間待ってでも新幹線を使ったほうがいいのかそれとも運賃が高くても3セクで行くかが悩みどころですね。 当方の調べでは3セクだと(運)2960円 104分 新幹線(運)1620円+(特)2300円 38分でした。時間で1時間、金額で1000円非常に悩ましいですね。