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登山時のアンダーウェアーについて

9月末に屋久島(日帰り縄文杉)へ行きます。 ハイキングシューズ以外は何も持っていない為、レインコートはレンタル、アンダーウェアー(Tシャツ)は購入しようと思っています。 速乾性のあるTシャツを探したところ、100%メリノウール(icebreaker)と100%ポリプロピレン(ヘリーハンセン)の2種類がありました。 価格が倍ほど違うので、どちらを購入しようか悩んでいます。 両者の違いは何でしょうか?保温性でしょうか? もしそれだけの理由であれば、ポリの方で良いのではと思ってしまいます。 またicebreakerというブランドを初めて目にしたので、製品の良し悪しをご存知の方がおられましたら教えてください。 よろしくお願いします。

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noname#160718
noname#160718
回答No.3

 アンダーウエアの意義は「身体を濡らさないこと」です。  綿は繊維自体が吸水するので汗を効率よく吸ってくれますが、保水すると保温性が極端に落ち、また速乾性にも著しく劣るので、登山用のウエアとしては適切ではありません。  ウールも繊維自体が保水するので、いわゆる「速乾性」という点ではポリエステル系の化繊繊維と比較すると劣ります。ただウールは保水した状態でも保温性が落ちない(むしろ向上する)のが特徴で、嫌な臭いも発生しにくいので、長期の冬山登山等では好む人が多いです。  なのでご質問の用途であれば化繊の方が安価ですし適しているでしょう。  ですがポリエステル系の化繊であれば何でも良い、というわけではありません。  速乾性という点では本格的な登山用ウエアメーカーが開発したものとユニクロやスポーツウエアメーカーが製造しているものは変わらないのですが、「吸湿拡散性能」が大きく異なります。  登山用ウエアとしてのアンダーは、身体の表面の汗を吸ってウエア表面に蒸散しやすい形で放出する性能(吸湿拡散性)を追求して開発されています。  ポリエステル繊維自体はまったく保水しないので、何も考えずに作ってもポリエステル繊維でシャツを作るだけで速乾性は抜群になります。ですが、汗を吸ってシャツ表面に放出する機能は繊維の構造や編み方など、かなり凝った開発をしないと実現しない機能ですので、モンベルやパタゴニア等の登山ウエアメーカーが開発したものと、単なるスポーツウエアの製品は、歴然とした差があります。  私は登山だけでなくテニスやバレーボールもしているのですが、夏の汗だくになる時期では、ナイキ等の一流と認識されているスポーツウエアメーカーの製品でも、単なる「速乾性」に優れているだけで、「身体をドライに保つ性能」はモンベルなどとは比較にならないほど劣っています。(なので最近はテニスやバレーボールでもモンベルを着てます)  ヘリーハンセンの製品がどうなのかは使ったこともありませんし周囲に使っている人もいないのでよく判りませんが・・・  なお、吸湿拡散性に優れた登山用の化繊アンダーウエアは、ほとんど宿命的に「悪臭」の問題があります。積極的に汗を吸って蒸散させるということは、繊維の中に汗の残りカスすなわち臭気物質を濃縮して留めることになってしまうので、そういう機能がないスポーツウエアより臭気は断然発生しやすいわけです。  最近は各メーカー、臭い対策にも工夫を凝らしていますが・・・  このような登山用アンダーは、具体的にどれというのも難しいのですが、登山用具店に置いてあるようなものは機能的にはどれも問題ないでしょう。  モンベルのウィックロンは、機能的には文句ないのですが臭気の発生は比較的強い方です。私は安いので愛用してますが。同じモンベルのジオラインは臭気はかなりマシな方です。  フェニックスのアウトラストやパタゴニアのキャプリーンも臭いに対しては評判が良いようです。  あと、デュポン社のダクロンQDという素材を使ったアンダーも各社から出ています。  icebreakerはほとんどウールのアンダーウエア専業のメーカーで、ウール製品には定評があります。専業で定評を得られなければとっくに潰れているでしょうけど。  パタゴニアは化繊のキャプリーンが主力製品でウールはつい最近になって出してきたのですが、価格的にはパタゴニアにしては頑張っている方です。icebreakerの最高価格帯と同じくらいでしょうか。  安いといえばモンベルが群を抜いてるんですけどね。製法は一番凝ってますし。

rindaba7
質問者

お礼

とても詳しくご説明いただいてありがとうございます。 ウールと化繊、どのような場合に適応するのかがよく解りました。 そして化繊を選ぶなら、登山用メーカーのアンダーウェアーが良いという点も納得できました。 Jagar39さんがモンベルについて書かれてあったので思い出したのですが、 2年前雪山でスポーツをするのに、モンベルのアンダーウェアーを購入した事がありました。 その際ノースフェイス等の有名ブランドも混ぜ、2,3種類購入したのですが、モンベルのアンダーウェアー(下)は立体裁断になっており、体へのフィット感も非常によく、他のものと比べ快適に過ごせました。 確かに価格も、他のものと比べると安かったような気がします。 モンベルの方もチェックしてみようと思います。 有難うございました。

その他の回答 (2)

  • mt_camper
  • ベストアンサー率41% (13/31)
回答No.2

ウールと化繊、どちらも一長一短ですね。 ウールは冬あったかく夏涼しい、と言われていますが実際に汗をかくと 乾くのに時間がかかりすぎ・・・これが冬のテント泊だったりすると 結構辛いものがあります。 しかしながら、保温性は抜群、汗をかいて何日も着ていても自然素材の消臭効果で臭わない、という長所もあります。 まあ、しかし、屋久島へ日帰りですから安い化繊でいいと思います。 ユニクロのドライシャツなんかで十分だと思いますよ。 汗のにおいが気になるのであれば、フェニックスのデオシームとか モンベルのジオライン、パタゴニアのキャプリーンとかの素材も化繊ながら揃っています。 もし少し寒いようなら、レンタルされるレインコートを羽織ればいいでしょう。 >icebreaker パタゴニアと共に、メリノウール商品に力を入れているメーカーですね。 値段は断然icebreakerが安く、機能はパタゴニアと変わりません。 生地の厚みも様々、フィールドによって使い分けるのが普通です。 アンダーらしくないので、普通にTシャツとしてもお洒落ですね。 最近、アンダーのアンダーなるモノが販売されていて、これを着ると 汗をかいて高所の風に吹かれても、ひんやり感が無いというのもあります。 http://www.finetrack.com/product/product_floodrush_skin_mesh.html これはご参考に。

rindaba7
質問者

お礼

縄文杉への日帰りツアーは、化繊のアンダーで十分との事ですね。 アンダーのアンダーなるモノのサイトを覗いてみましたが、軽くて薄手ですし、これこそ速乾性がありそうで使い勝手が良さそうです。 教えて下さってありがとうございました。 そしてicebreakerの品質はパタゴニアと変わらないという事で、安心して選ぶ事が出来そうです。 回答者さんが仰る様、icebreakerのTシャツは、後々普段着使いが出来そうな所が魅力的です。 私の見た化繊のモノは、本当に下着のような感じで、普段使いするという感じではありませんでした…。 予算と相談して、決めたいと思います。 ありがとうございました。

  • titokani
  • ベストアンサー率19% (341/1726)
回答No.1

「メリノウール」で検索してみましたが・・。http://www.tajiri-y.co.jp/kisochisiki/tennensozai/syurui/merinou-ru.htm とても速乾性の素材とは思えないのですが。

rindaba7
質問者

お礼

早速サイトを見てみました。 店員さんから「洗濯後少々濡れたまま着ても、すぐに乾く。」と言われ、 そのように思っていました。 私の方も、再度よく調べてみようと思います。 ありがとうございました。

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