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シャシーダイナモにて
パワーチェックもかなり一般的になり、 量販店でもやる様になりましたね。 自分も先日、某有名ショップで初めての兆戦。 さて、そこで折れ線グラフの様なものを渡され、 係員の説明を聞きましが、イマイチわからない。 折れ線グラフの頂点から水平に横を見ると、 PSの単位の縦線があり、当然馬力と思い、 目盛りを見ると230位。 そんなもんかと思っていると、係員が 「それは、補正前の値。実馬力はこれ」 と裏面に記入してある数値を提示。 230馬力より大きい値でした。 シャシダイによる馬力測定には二つの値が存在する?? この二つは、それぞれなんの値なんでしょうか? また、最近、解除が噂さされる280馬力規制は どちらの値が対象なんでしょうか? 長くなってしまいましたが、よろしくお願いします。
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1つ気になる点があるので補足させていただきます。 駆動ロスと言うのはシャシダイナモのロスではなくエンジンからタイヤを駆動するまでの間、ミッション・デフの伝達ロスです。 グラフの0から上の線はタイヤがシャシダイのローラーを回す力を示しています。その線の右端はストンとしたに下がってマイナスになっているはずです。 この時はクラッチを切って惰性で転がしていたはずです。 これが抵抗となっている分で、両方を足してエンジンの出力としています。 例えばエンジンは250psぐらい出ているけれども、ミッションとデフで馬力をくわれてタイヤにかかっているのは230psである、というわけです。規制対象になっているのはカタログ値でエンジン単体の出力です。 ちなみにタイヤにかかる馬力は後輪出力といいます。
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- Yoshi_Drive
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#1の方が言っているとおりに、シャシダイの駆動ロスを考慮に入れたのが、 補正値です。 シャシダイによってもかなり差が生じるのは、まだ十分に普及していないから 統一するまでもないだろう、と言ったところではないでしょうか?僕としては 納得できないんですけどね。だったら、パワーが大きく出るところで測りたい みないな気にもなりますし(笑)それじゃ意味ないか…。 さて、同じ280馬力の新車でもかなりの差が生じていると、#1の方がおっ しゃっているので、僕はそれに補足。 まず、トヨタスープラRZについて。 国産車でもトップクラスの動力性能を保持する。 3000cc 直列6気筒DOHCツインターボ 2JZ-GTE カタログ値では280馬力となっていますが、マフラーを抜けの悪いものに、 わざわざして、触媒も2つ、エアクリーナー周辺でも抵抗をおいているにも関 わらず、ゆうに300馬力以上。マフラーとエアクリーナー交換だけで軽~く 350馬力になります。ブーストアップレベルで420馬力程度。これ以上は タービンがもたない(トヨタ車は特にタービンが弱い)です。 輸出仕様では、仕様を若干変更して、310馬力だそうです。 次に、ニッサンスカイラインGT-R(R34)について。 こちらも、国産トップクラスの動力性能を保持しています。 2600cc 直列6気筒DOHCツインターボ RB26DETT こちらも、ブースト圧などを控えめにして、カタログ値は280馬力ですが、 実際は300馬力以上。 そして、ホンダNSXです。 NAで280馬力を発生する、高級スポーツカー。 3200cc V型6気筒DOHC C32B NAで280馬力を発生している国産車と言えば、セルシオやシーマなどの 4000cc以上のクルマだけです。それも、10年以上も前に3000ccで 成し遂げているホンダは素晴らしい。 実測値では、純正の280馬力+a程度ですが、カタログ値を割ることは、 ほとんどありませんし、個体差が非常に少ないです。それだけ、精度が高い 証拠です。スープラやGT-Rでは、20~30馬力の出力差もザラです。 反対に、チェイサーツアラーVの1JZ-GTEでは、せいぜい250馬力 程度だそうです。マフラーとエアクリーナーを交換してカタログ値を出すと いったところ。 基本的に、ホンダは個体差が少ないと言えます。トヨタやニッサンはコスト を気にしているようですね。 ちょっと長引いてしまいましたが、これでエンジンの精度も見えてくるんで すよ!!ちょっと意外ですが。 280馬力規制が解除されると言った話は、前にインプレッサやランエボ、 NSXでも噂されましたが、現実には至っていません。あまり期待しない方 がいいような気がします。 あと、メーカーでの測定値は、エンジン単体で出力を計測したグロス値から 駆動ロスなどをパーセンテージで引いたネット値がカタログ値として表示さ れています。だいたいグロス値-15%程度がネット値です。 長々と書いてしまいましたが、予備知識として頭の隅にでも置いておいてく ださい!では!!
お礼
回答ありがとうございます。 やはり、HONDAの技術は凄い!! 確か、スープラもGT-Rも製造中止ですよね。 その中、NSXは新規制をパスし、 今後も作り続けるとか。。。 やはり、規制解除はないのでしょうか? 新GT-Rが破るなんて噂もありますが。。。
私には上手く説明できないので、参照のHPを載せておきます。 http://www.kh.rim.or.jp/~kanji/motor/power/ 上記HPに図解で説明があるように、 シャシダイでの実測値にシャシダイそのものの駆動ロスを足したものが実馬力です。 馬力測定に2つの値が存在するわけではありません。 シャシダイでタイヤを動かしてルームランナーのような状態で計測するわけですから、 当然、そのルームランナーそのものの走る力というか、 シャシダイの出してる馬力も足さなければならないというだけのことです。 ところが実際には、シャシーダイナモのメーカーによってかなり数値は違ってきます。 それが下記に説明してあります。 http://www.webamuse.co.jp/amuse_dynopack.html 実際、私の知人が某カー用品店と、某ショップで同じ時期に計測しましたが、 雲泥の差でした。 確か、NA車で10馬力近く違いました。NAでこの差は大きいです。 測り方、誤差の修正法や設定によっても違うということですね。 雑誌の特集でも、シャシーダイナモメーカーによって、 20馬力ぐらいの差が出たという結果を目にしたことがあります。 これもNAです。 NAで20馬力も違うとチューンドとノーマルという程の差ですからね!驚きです…。 また、タイヤで駆動させて測る方法とは違い、 エンジンそのものだけで馬力を測る方法もあるようです。 恐らくメーカーはこちらで測っているのでしょう。 エンジンでの計測は駆動ロスがない代わり、エンジンを下ろして測るので コストや環境で一般向けではないようです。 なので、280馬力自主規制はこちらの正確な値でしょうが、 280psをうたっている車を実際に新車の状態でシャシダイにかけると、 300psあったということもあるようです。 逆に、280psとカタログにはあるのに、270、260しかないというのもよくある話です。
お礼
回答ありがとうございます。 HPにて、よく理解できました。 シャシダイの固体の違い、あるいは、 温度等の環境の違いによる測定誤差は かなり大きいんですね。
お礼
回答ありがとうございます。 エンジンの出力とタイヤの出力ですか。 単純に考えて、 「その車のパワーは?」と聞かれた場合、 タイヤの出力を呈示する方が正解だと思うのですが、 世間一般では、エンジン出力なんですね。 でも、そうすると自分の車は230馬力しかないことになる。 ちょっと、ショック。