国民年金制度は、国が国民に対して最低限の生活を保障するための設けた制度です。
そのため、
・障害年金
・遺族年金
・老齢年金
の3本立てとなっています。
これらを維持するために現在は国庫の1/3を税金でまかない、将来は1/2に引き上げる、あるいはさらには全額という話まで持ち上がっています。
なぜならば、国は国民に対して最低限の生活を保証する義務があるからです。
ならば初めから全額国庫負担ですれば良いのにという意見もありますが、色々な事情でそれが出来なかったのでしょうね。
さて、では個人の責任で自分はそんな国の保証など入らないといって、制度外で個人でせっせとためたらどうなるのか。
うまく資金を運用できれば、万歳ですが、インフレが一度でもその期間中に発生すると貯金はお寒い状態になります。
そうなったらどうやって生活しますか?
国には別の制度「生活保護」がありますが、結局それを受ける人が増えて税金はさらに高くなり、世代間扶養の実体はまったく変わることがないのです。
最大限自分の支出を減らして老後を生活する金銭的に得な方法を考えるならば、現役時代には年金を払わず、将来老後には生活保護を受けるのが一番特になるでしょう。
しかし、そんな人間をあなたは許せますか?
また生活保護にしても最低限の生活を当然強いられますので、老後に楽しむことなど一切出来なくなるでしょう。
そんな生活を望みますか?
まああなたが現在すでに何億もの資産をお持ちで、そんなものはいらないと言われるのであれば、致し方ないかもしれませんが、逆にそれほどのお金を持っているのであれば、社会的な富の再分配という観念から決められた義務を果たすことは必要ではないかと思います。
富めるものが貧窮している人に援助するというのが、社会のあるべき姿ではないかと思いますよ。
私が立てた質問をごらんになってください。
少し実体が見えてくるかもしれません。