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バレエでの走る動作について教えてください
バレエで走る動作のときの、股関節のターンアウト(外旋)について教えてください。 股関節を例えば90度の角度で外に開いている(ターンアウトしている)と、走るとき、後ろ足のひざが前足のひざを追い越すときに、普通に走る(ひざの軌道を普通に走るときと同じ軌道にする)と追い越す足のひざから下が追い越される足に交差して物理的に絶対にぶつかってしまいますよね?(股関節が90度開いていると、ひざから下は前後方向ではなく横方向に曲がってしまうので) これをぶつからないようにするためには、次の3つの方法が考えられると思うのですが、 1.前足を追い越すとき、後ろ足のひざを普通の走り方の時より外側を通過させるようにする 2.前足を追い越すときに、後ろ足のひざをできるだけ曲げないようにする 3.走るときは股関節の開きを通常より少なくする、あるいは足を追い越すときだけ股関節の開きを少なくする ビデオなどで見ると、なんとなくこのうちのどれか、というのでなくこの3つを組み合わせているように見えるのですが、実際、ダンサーの方はどのような意識で走ってらっしゃるのでしょうか?それぞれ、どれぐらいのバランスで行っているのでしょうか? あるいはこの3つのうち「これはバレエではやっちゃだめ!」というようなものがあるのでしょうか? ゆっくり歩く動作だと、上の3つの方法のどれでも割と行いやすいと思うのですが、走る動作の中でだと、人間の身体能力的にも制限が出てくると思いますし。ビデオでは動きがよく分からないので… どうぞよろしくお願いします。
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- sonata2008
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NO.1です。再び回答させて頂きます。 グランジュッテやグランパディシャは、グリッサードやパクリューの後に飛ぶパターンが多いと思いますが、その時にグランジュッテに入る用意の足のポジションは4番になっているはずです。 その時に前へ振り上げる前の足をきちんとターンアウトしていると、 膝が真横に向いている状態ですので(後ろのクッペに近い)軸足の横を通過する際に、軸足にぶつかってしまいます。 すんなりと通過させる為に軸足や動足のターンアウトが甘くなりがち...なのかも知れません。 それと飛んだ瞬間にドゥバンに90度くらいまで片足を上げますが、 90度くらいの角度が一番アンディオールにするのが大変だと思います。 もちろんきちんと訓練されたダンサーの方は楽々こなせてしまうでしょうが、日本人の足はもともとアンディオールにするのが大変な足をしています。 一瞬で一番開く角度へ、一瞬で高くまで飛び、なるべく空間を持たせる...と考えているとなかなかターンアウトのことは忘れがちになります。 一般の方の場合はターンアウトが甘く見えるのは、妥協してる訳ではなく、本人には精一杯のターンアウトなのかも知れませんね。 確かに私も気になったので、踏み切りのターンアウトに意識をしながら何度か飛んでみました^^ やはり飛びにくいです。足を広げる方向とターンアウトしきった膝の角度が違うからか、、、飛びにくいです。 力があまり入らない感じでした。 (膝と同じ、横に飛ぶのなら飛びやすいです) プロの方なら、高く飛ぶ為に妥協されているのかも知れませんが、私は初耳です^^; バレエ教室ではターンアウトを妥協することは教えないと思うのですが...。 ちなみに私の場合は、踏み切って空中にいる間の足をもっとターンアウトしたいなぁと日々思っています(笑) あくまでも私個人の意見ですので、ご了承下さい^^
- sonata2008
- ベストアンサー率27% (16/58)
こんにちは^^ 私はバレエの経験者ではありますが、指導者ではありませんので 個人的な解釈ではありますが...。 走る時、歩く時は1番ポジションからドゥバンにタンジュをしてまた1番に戻る時と同じ道を辿ります。 ですからたとえば右足が前で左足が後ろにあり、 左足が右足を追い越す時も、左足は真ん中より右に出ることはありません。 ただ、正面に向かって歩く時は少し交差した方がキレイに見えますので その場合はやや外側から追い越しますね。 3番は違う様な気がします。ご参考まで^^;
お礼
ご回答、どうもありがとうございました。 ビデオなどで見ると動作の結果しか分からず、ダンサーの方がどのような意識で体を動かしてらっしゃるのか知る由もないので、経験者の方に「走る時、歩く時は1番ポジションからドゥバンにタンジュ」などといっていただけると、「なるほど!」とすっきりとします。 (こういった歩いたり走ったりの動作については書籍などでも記述をほとんどみたことがないのですが、あまりにも初歩的なことなのでしょうか・・・) ご回答に納得した上でなのですが、「グランジュッテで踏み切るとき、高く跳ぶために踏み切る足のターンアウトは大概の場合、妥協した角度になる」というような記述をこれもまた書籍で読んだことがあるのですが、私が質問で意識していたのも特にグランジュッテにつながる助走で、跳躍の速度を得るために、踏み切りだけでなくそこに至る数歩前からターンアウトを緩めていたり、そのことをダンサーの方は意識していたりするのかな?と思った次第です。 (インターネットの動画では画質が悪くて見極めが難しくて…でもジュッテの高いダンサーは、新体操の助走、というと極端ですがかなりターンアウトを緩めているようにも見えたので・・・) そのあたり、経験者の方の感覚としてはどういった感じなのでしょうか?
お礼
ご丁寧な回答、重ね重ねありがとうございます。 やはりバレエをやってらっしゃる方にとってはアンディオールというのは外から見ている以上に絶対的なものとして意識の中にあるものなのですね。 「足を広げる方向とターンアウトしきった膝の角度が違うからか、、、飛びにくいです」とのことですが、私の読んだ本でもまさにそのようなことが書かれていました。飛ぶ力を地面に伝えるためには踏み切る足首の角度が重要になるということで、完全にターンアウトした状態だと足首が半分以上伸びた状態から踏み切って地面を蹴らなければならないため、足首の力が有効に使えないのだそうです。 (ケネス・ローズという人の、「やさしいダンスの物理学」という本です。) ちなみに下の画像はオシポワのグランジュッテの連続写真なのですが、0/30秒から6/30秒まではかなり浅いターンアウトで踏み込み、6/30秒から7/30秒までの間の踏み切りのほんの最後の一瞬で見事にアンデオールに戻っています。 http://winplus.or.tp/uploader01/img1234/winplus.jp101.jpg (もし画像が縮小して表示されるようであれば、一度PCに画像を保存して拡大してご覧ください) これが意識的なものなのか無意識の動きなのか、このレベルになるとさらに私なんかにはさっぱり想像もつかないのですが… 前回も書きましたが、外から見ているだけでは実際の動きとダンサーの方の意識との関係(思った通りの動きとしてそうなっているのか、あるいは本当はもっと別の動きをしたいのだけど、仕方なくそうなっているのか、など)が測りようもありませんので、こうやって丁寧に説明していただけると非常に参考になりますし、少しですがなんとなく感じがつかめたような気がします。 どうもありがとうございました。 (これ以上は、自分でバレエをはじめないと無理でしょうか…)