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古いクラシックの曲の特徴

ポピュラー系シンガーソングライター(ピアノ弾き語り)やってます。 ショップやオフィス等の癒し系のBGMでよく古いクラシックの曲を聴きます。こいうった曲を聴いていて気づいたのですが、メロディーはトライアドのばらしや3度のイントネーションを最重点に置いていて、その次に5度・オクターブのイントネーションとトニック・ドミナントに向かったアクセントの付いた2度進行(上りのリーディング・トーン扱いが面白い!)、トニック・ドミナントの交互連打による結尾やベースラインではドソミソ音形や楽節でのトニックまたはドミナントに向けてトニックまたはドミナントを連打する等のパターンを分段に使っていることに気付きました。それにCDタイトル見たらメジャーキーばかりで♯や♭が少ないキーしかありませんでした。不思議です。アーティストはモーツァルトやハイドン、チマローザという作曲家らしいです。なんといってもすごくわかりやすくてウットリするような曲が多かったです。 なぜこの人たちにはこういった共通の特徴があるのでしょうか? すごく難しい質問かもしれませんがモーツァルトさんたちの曲がちょっと好きになったので気になりました。よろしくお願いします。

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  • Tallis
  • ベストアンサー率77% (7/9)
回答No.2

古典派音楽とは舞踏の要素のない抽象的書法を基礎に調性感を重視した作風を特徴とし、第一楽章がソナタ形式で書かれた楽曲の事であるといえます。1730年代のイタリアでサンマルティーニやガルッピを起源とし、ペルゴレージが基礎を築きました。cherish18さんがおっしゃるような書法は1760年代のイタリアで完成されたといえます。オペラ劇場等で庶民向けに書かれた曲から発達したこの親しみやすい曲風はパターン化されてしまい、逆に音楽界の硬直化を招き、楽曲に相当な工夫を凝らさなくては誰が弾いても同じような曲になってしまう嫌いがありました。この時代の作曲家のなかでも輝いていた人たちは並はずれた才能と市民のニーズを上手くキャッチした書法や公演のたびにひと工夫して感動させることができたからではないかと思います。なお、フランスとその衛星都市スペインはバレにこだわったラモーが亡くなったあとになってようやくエデルマンやゴセック、プレイエル、ヴィオッティ、サン=ジョルジュ、イヤサント・ジャダンらの登場とともに古典時代に入ります。 長調ばかりで♯や♭が少ない曲で書かれているのはこの時代のピアノやチェンバロの調律が平均律ではなくミーントーン音律であったせいです。この調律によると調号が4つ以上の曲やシャープ系短調は主題での主和音の響きが悪くて和声的解決が成り立たなかったり、属和音の響きが悪くてオルゲルプンクトが不明瞭であったりするので滅多に書かれませんでした。またこの時代の花形楽器ヴァイオリンでも調号が4つ以上の曲やシャープ系短調は開放弦がほとんどなかったり、響きが暗く曇っていて何よりも弾きづらいのであまりかかれませんでした。そのためフラット系に傾斜しています。また、木管などはキーが少なく、基本的にトーンホールを指でふさいで音を出していたので、調号が3つを超えるとほとんど音が出なかったり音程がふらついたりしてしまう嫌いがありました。金管はバルブがなかったので基本的に自然倍音列のみしか出ないのでドミソの音が限界でした。

cherish18
質問者

お礼

へえええええ!!!!すごーい!くわしー! ありがとうございました。m(_ _)m

その他の回答 (1)

  • dipearl
  • ベストアンサー率38% (226/582)
回答No.1

ハイドンやモーツァルトの時代は、音楽史上は「古典派」という時代になります。書かれているような特徴は、この古典派音楽の特徴です。逆に言えば、古典派時代の作曲家はみんなそんな感じの音楽です。そういうジャンルだと考えるといいと思います。 その前の時代(バロック時代)の音楽は、宗教音楽や宮廷音楽が中心で、どちらかというと理系(建築系?)っぽい音楽で、ゆえにしばしばバロック音楽は右脳が鍛えられると言われます。バロック音楽は、曲自体はパズルのようで、演奏の面では即興とソロの技の披露が大きなウエイトを占めており、今で言えばジャズのようなものです。ゆえに、慣れていないとやや取っつきにくいかもしれません(ちなみに私はバロックが大好きな人です)。  そこで、古典派になって一般の市民が音楽を楽しむようになると、誰もが楽しめるように、分かりやすい文系っぽい形式が発達したのではないでしょうか。

cherish18
質問者

お礼

へえええええ!!!!すごーい!くわしー! ありがとうございました。m(_ _)m

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