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カウンセラーになるには
事務所を借りたり、自宅の一部を利用してカウンセリングを生業とするには、資格は必要でしょうか? もちろん、資格は所持しているに越した事はないですが、残念ながら何も持っていません。 あるのは独学で学習してきた20年の知識と、経験のみです。 現在、仕事がないので、思い切って開業も考えたいと思い、質問してみました。
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- micky9646
- ベストアンサー率59% (62/104)
心理学科に在籍しているものです。 正直に申し上げますと、臨床心理系の大学院を出ず、臨床経験もなくいきなりカウンセラー開業というのは、少々無理があるかと思います…(ご気分を害されたら申し訳ありません) なぜなら、心理臨床技法を、他人にそれも心に問題を抱えている人に施すというのは、非常にリスキーな面も伴うからです。 私は学部生ですが、卒業論文でなにかの臨床技法を学部生(当然健康な学生です)に実施して実験を行いたいという学生がいます。 そういう卒業論文に対しては、必ず臨床専門の教授から注意が入ります。臨床技法は、健康な人に対して使っても、不用意に心の内面を暴いてしまったり(箱庭・ロールシャッハなどは侵入度が高いですね)、不快な経験をさせてしまう可能性が高いからです。 全く健康な学生に対してすらそうなのですから、問題を抱えている人に対しての心理臨床のアプローチは、なにをかいわんやです。 カウンセラーを目指す場合、臨床系の院に入り、まずはケースワークなど、色々な心の問題をどうカウンセリングしていったかなどのケーススタディーをするでしょう。そして、紙上でクライアントの訴えに対し、どのように回答するかを練習したり、あとは院生どうしでロールプレイですね。 そして、健康な学部生の希望者を募って、試行カウンセリングを行い、(当然悪い方面に発展していかないよう専門の教授のスーパーヴァイズが入ります)、また専門的に学びたい臨床技法について学んでいき、そう難しくない(と思われる)ケースのカウンセリングを行い、臨床経験を何年かつんで、やっと臨床心理士資格試験が受けられるわけです。 でも受かったら一人前かといえば全然そんなことはなく、常に教えを受けていた先生や先輩のスーパーヴァイズが必要ですし、自分ひとりでカウンセリングを行うのが困難と思えば、複数のスーパーヴァイザーと症例検討を行わなくてはなりません。 また学会での発表や、数年ごとの資格更新も義務づけられています。 つまりそのくらいの人脈と努力がカウンセラーとしてやっていくには必要(というかないとダメ)なわけですね。 さらに、個人のカウンセリングルームを持つのはなかなか大変で、以下は「馬場礼子、臨床心理士への道」から引用です。 「個人開業という領域。これは、個々の心理臨床家が開設しているクリニック、心理相談室を指しています。 来談者に心理療法を行い支援する、という最も典型的な心理臨床家らしい職域ともいえますが、この個人開業の場合、どこか前記のそれぞれの領域(司法・教育・医療・福祉・産業)で訓練を積んだ者が開設する、ということが基本です。臨床心理士の資格を取ったからすぐにオープン、というわけには参りません。 教育とか福祉などほかの領域でしたら、いろいろな人が協力しあって助言しあえます。先輩あるいは後輩がいて助言者となったり助けてくれたり、あるいは指導者がいてみてくれるところもあります。また、たいていのところが外から指導者を呼んで研修会をやって、自分のやり方がいいのか、直すべきなのか、自省する機会があります。 個人開業だとそういうことが期待できず、何もかも一人でこなしていかなくてはなりません。逆に言えば、こなしていける人であって初めて独立できるわけです。だから、最低でも十年は臨床経験を積んでいなければいけないでしょう。 もちろん、臨床心理士の資格を取るまでには、基本的に大学院までの教育をきちんと受けることの中に、一定の現場経験も含まれています。しかし、専門家の目から見たら、これは最低必要なことを満たせたに過ぎないわけです。 本当は、長年の経験・訓練がなければやっていけないはずの仕事なのです。このあたりは声を大にして言いたいのですが、このごろは臨床心理士資格を取ったらもう個人開業していいのか、と思っている人も見受けられます。それを、こわいもの知らず、と言います。」 以上、参考になさってみてください。
- mot9638
- ベストアンサー率49% (434/883)
臨床心理士をしています。 カウンセラーに資格はいりません。 今日から名乗れます。 ただ#1さんのおっしゃるとおり、「仕事」にするなら 臨床心理士の資格が「最低条件」だと思います。 独学の知識と経験で「仕事にできる」ほど簡単な職業では ありませんし、開業してもまずクライエントさんは来ないです。 「生半可な知識と経験」でカウンセリングを行った挙句に、症状が 悪化したクライエントさんをたくさん見ています。 臨床心理士は精神科医とタッグを組んで仕事をする場合が多いですし 症例の研究や情報収集も重要です。その意味でも臨床心理士以外は 厳しくなります。
- oosawa_i
- ベストアンサー率33% (542/1612)
こんばんは。 「カウンセラーになるには」なんていう本を数冊読みましたが、法的には資格は必要ありません。 しかし、実際問題として例えば臨床心理士なんていうすごく難しい資格を持っていても独立したカウンセラーとしては食べていけない人が多数います。 それは他の資格でも同様ですよね。分野は違いますがとても難しい司法書士という資格を持っていても食べていけずに、意に添わない就職をした人を知っています。 先に述べたとおり資格は必要ありませんので明日からでも開業できます。 あなたのカウンセリングを1時間1万円で受けたいという人が月に30人いれば30万円の収入になるわけです。 「カウンセラーになるには」みたいな本は本屋の心理学コーナーに何冊も並んでいるので、数冊読んでみてください。 参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございました。 司法書士は難しくないと思います。 ただ単に決まった形式の書類に決まった事柄を記入するだけの仕事ですので、ネット等で情報が得られる今日では、ほぼ不要の資格です。 カウンセリングとは全く別の次元です。
お礼
アドバイスありがとうございます。 多くの民間資格があるのですね。 その中でも臨床心理士が一番良いという事ですね。 私は修士を取っていないので、無理です。 この歳で大学院に行く余裕も無いです。