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トラクターの燃費
トラクター(農耕用)の事でお聞きします。 例えば Q1.トラクター(ディーゼルエンジン)での作業時にギヤは同じでエンジン回転数1300rpmで1時間作業するのと、エンジン回転数2600rpmで30分作業するのとでは、燃料消費量に違いはあるのでしょうか? (ちなみに、2600rpmとか中途半端な数字なのは、このトラクターの最高回転数が2600rpmなので) Q2.ギヤ比「1」でエンジン回転数が1300rpmで1時間作業するのと、ギヤ比「2」でエンジン回転数が2600rpmで1時間作業するのとでは、燃料消費量に違いはありますか? (ちなみに、Q1,Q2どちらも無負荷もしくは、1300rpmの回転数でも負担がかからない程度の負荷です)
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トラクターの場合は、低回転で高トルクを基本にエンジン設計を行なっています。 ですから、ガソリン仕様が少ないのです。 (私自身、昨年始めてガソリン仕様のトラクターを見ました) 一番良い燃料効率は、トラクターに付いている回転計に「ライン」を引いている回転数までエンジンを回す事です。 この回転数の時が、最高トルクを出しているレベルで効率よく作業が出来るのです。 当然、農事作業中は一番燃費が良いですよ。 駆動方法(2輪駆動・4輪駆動)、農地の状態で多少変化はありますが・・・。 私のトラクター(パートタイム4輪駆動)は、2300回転が最高トルクです。 操作(運転中)に、回転計・水温計を見るだけでも燃費効率を理解する事が出来ます。
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一般車両と作業機器とでは効率の良い出力帯が異なりますが、どのエンジンもよく使う回転領域が 効率の良いように設計されています。 ディーゼルエンジンは効率の良い回転帯の幅が広いので、ふだん無理をせず使っている エンジンの回転領域が効率の良い回転域だと考えて良いと思います。 ちなみにバス等ではタコメータ内にグリーンのライン等が引かれ、 効率の良い回転域の目安をつけている物もあります。
もちろんQ1,Q2共に消費量に差が発生します。 理由はエンジン特性に関係しています。 エンジンを設計する際に一番多用する回転数において効率が良くなるように設計されています。 始動から効率がよい回転数まで出力はほぼ直線的に推移し、燃料消費は出力割合では減少していきます。 効率の良い回転数を過ぎると次第に出力が下がり、出力に対する燃料消費割合は増えてきます。 「エンジン性能曲線」と言われるグラフを見ると、この辺の効率関係が解ると思います。 下の画像は結構極端に出力変動が描かれているので解りやすいと思います。 http://www.tackmix.com/fk9/whatfk9/cy90-2.jpg 他にも1300rpmでギヤ比1と2600rpmでギヤ比2が同じ出力回転数となると仮定した場合、 出力トルクは後者の方が高いので軽負荷に対して高出力を利用するのはパワーロスになり、効率が悪いです。
お礼
早々の回答ありがとうございました。 効率の一番良い回転数ってあるんですね。 残念ながら、このトラクターの「エンジン性能曲線」っていうのが見当たらないんです。 そんな時の、一番効率が良い回転数の見分け方ってないんですかね!?
お礼
再度回答ありがとうございました。 ディーゼルエンジンは効率の良い回転帯の幅は広いんですね。 無理せず使っていればいいんですね。