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最も少女マンガらしいコマ割の少女マンガ作品は何?
趣味でマンガを描いています。 コマ割の参考にしたいのですが、 少女マンガ特有の、いわゆる男性読者が言うところの、 「どのコマから読めばいいか分かんねーよ」 的な演出の真骨頂の作品は何でしょうか? 1ページの中にコマがランダムに散りばめられている感じの。 また、その演出はどういった表現の効果を狙って用いられるのでしょうか? さらに、「現在ではその演出は古い」、ということはあるのでしょうか? 回答宜しくお願いします。
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うーん、本屋のコミック担当ですが、むずかしいですね。漠然たる回答? ですがお納めください。 花の24年組 青池保子、池田理代子、萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、木原敏江、山岸凉子、樹村みのり、ささやななえ、山田ミネコ、増山法恵 ポスト24年組 水樹和佳、たらさわみち、伊東愛子、坂田靖子、佐藤史生、花郁悠紀子 が、今風の少女マンガの原点でしょう。で、この人たちも手塚治虫の影響下にあることはまちがいないんです。参考のリンク見てください。 素人がみると、たとえば青池保子先生の絵が「20年前みたいだ」となるわけですが、実際にはいまでもプリンセス、プリンセス金でバリバリ描かれています。画集も復刊コムで票が入り、復刊と相成りました。 演出は時代時代によりますし、また出版社の要請もあるわけです。だから、メジャーマンガ雑誌ではおとなしく書いて、ガロみたいな雑誌で男色、性、表現の実験をしていた気がするんです。 だとすると、コミック・ビーム、コミック・ハイのような雑誌、割と冒険する白泉社、あたりのマンガ雑誌をさぐってみられるのはどうでしょうか? レディコミは逆に、オーソドックスなものが多いです。 不十分極まりない答ですが、御笑納ください。
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有名どころですが、大島弓子と岩舘真理子をおすすめします! 大島弓子なら「バナナブレッドのプティング」か「綿の国星」 岩舘真理子なら「君は三丁目の星」「白いサテンのリボン~より天使の耳朶」 がおすすめです。 コマ割りのすべてがその雰囲気を作っている作家さんです。 どんな映像表現でも表せない、漫画独特の表現方法の読感は まるで誰かの思考や世界を垣間見るようで、 少年漫画には味わえないすごさがあります。 大島弓子はどちらかというと詩的な世界を 岩舘真理子は色々な人々の思考・感覚・記憶を描いているように思います。 大島弓子がくるくるとまわる周り灯籠、 岩舘真理子は乱反射するプリズムみたいなイメージ。 現在でもそういう漫画を求めている人は大勢いますが、 上手に描ききれる人はそう多くはないと思います。
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回答ありがとうございます。大島弓子さんはあちこちで名前を聞く割には読む機会がなかったので、今度漫画喫茶で重点的に読んでみますね。何となく体系的に少女マンガに取りかかるきっかけが出来たような気がします。参考になりました。
お礼
早速の回答ありがとうございます。「24年組」マンガ夜話で時折耳にしてはいたものの詳しく知らなかったので感謝です。作家名メモしてマンガ喫茶で比較、これは、という巻を購入してみます。コミック・ビーム、コミック・ハイは書店で見かけるもののどういう傾向の雑誌か計りかねて、手に取る機会がなかったので助かりました。御笑納などと、とんでもない、とても参考になりました。