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オーストラリアの珍法律
オーストラリアについて調べているのですが・・・ 何か日本では考えられないような珍法律をご存知でありませんか? 知っている方がいたら教えてください。
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オーストラリアに引きずり回されて、色々な体験をした法理論家です。 まず、オーストラリアの選挙は、強制投票制度です。選挙への参加が義務づけられているので、投票率は限りなく100%に近くなります。これは、国民全体の声を集めるという点で優れた制度に聞こえるかもしれませんが、実際はそのような理想的状況ではありません。政治家が人気取りに走りがちになるため、国民の潜在的不満に応えたほうが勝つという、短期的・短絡的視野で政策が決まってしまう、悪い傾向があります。しかも、政策が極端から極端にぶれることとなり、衆愚制になりかかっています。 魚の活け作りは動物虐待だとして、犯罪にされてしまいます。 ヨーロッパ法は、大きく分けてイギリス法と大陸法に分類されます。オーストラリアはアメリカとともにイギリス法の系譜に入ります。日本は近代化モデルがドイツのまねなので、大陸法の系譜に入ります。この、大陸法的な発想からは、到底、理解も支持もしがたい、不思議な現象がオーストラリアでは起こります。イギリスはまだ常識的なのですが、オーストラリアとアメリカは、歴史が浅い分だけ、ぶっ飛びものの妙な現象が見られます。 たとえば、ドイツや日本では、「犯罪とは、あらかじめ刑法で明示的に禁止されていることだけをさす。刑法においては、法律の拡大解釈は許されない」というのが基本です。刑法で法律の拡大解釈を許すと、危険なファシストの政権が出来た時、拡大解釈を使って政敵や当局にとって都合の悪い人物を、好きに処分してしまうことが出来るからです。しかし、オーストラリアには、そんな発想はありません。クルド人難民が近づいてきていると聞いた前首相のハワードは、大慌てで難民受け入れを制限する法律を作り、既に上陸していたクルド人に後から新法を適用して国外退去させました。しかし、この法律は、2つある議会のうち片方しか通過していないにもかかわらず、実施に移されてしまったのです。その2週間後、もうひとつのほうの議会で法案は否決され、廃止がきまりました。なんと、1院しか通っていない法律を法律として使ってしまい、たった2週間後にそれを廃止したのです。それでも、オーストラリアでは合法的な法律制定プロセスだというのです。無茶苦茶です。 また、ヨーロッパ大陸法においては400年も前にグロティウスという人が「戦争と平和の法」という本を書き、「戦争時であっても外交官の立場は守られなければならない」という原理を定着させました。アフォのブッシュがイラク戦争を始めた時、同盟国に対して「今のイラク政府は正当なものとは言えないから、イラク大使は国外退去処分にしろ」という、前代未聞の要求をしたのです。日ごろはアメリカ追従と批判されることの多い日本政府ですら、この要求は断固拒否、在日イラク大使の地位は保証されていました。これが大陸法側の常識なのです。他方、アフォのブッシュの発言を聞いて喜々として、本当にイラク大使を国外追放処分にした数少ない国のひとつがオーストラリアなのです。このニュースを見た時、ドイツ法制史を大学で学んだ私の常識は崩壊しました。英国法の原理は分かっているし、イギリスはイギリスなりに常識的なのですが、オーストラリアは本当に無茶苦茶です。 イギリスがどういう意味で常識的かというと、魔女狩りの時代に、こんな事例があります。ある女性が空を飛んでいるところを目撃され、裁判所に連れこまれたのです。しかし、裁判官は一言、「空を飛ぶことを禁ずる法律はない」として、無罪判決。なかなか楽しい事例です。 ちなみにアメリカには、州によっては「Sexの体位は正常位でなければならない」という、わけのわからないものがあります。本当に警察が監視しているはずもないのですが。
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- natumikang
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元グリーンピース会員の環境大臣が クジラは美しく捕鯨は野蛮な行為だといいつつ カンガルーは邪魔物だから駆除せよと 駆除命令を出すということでしょうか。