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カーボンフレームの樹脂の劣化
他の質問やサイトでカーボンフレームの樹脂が紫外線などに弱く劣化してしまうことは知りました。 しかし「どれ程の年数で劣化してしまう」ということはどこにも載っていませんでした。 カーボン車に乗っている皆さんで「○年使っていたら不具合がおきた」なんてことを経験した方はおりますか?
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雑談レベルのことしか話せないので あまり参考にならないかも知れませんが・・・ TIME VXSの2006年モデルに乗っています。 2006年5月に納品されたので、乗り始めて丁度丸二年になります。 積算走行距離はまだ8500km程度です。 一応保管は室内ですし、レースはしていませんが 週2回程度の通勤と週末サイクリング あと家で固定ローラーを回したりと、ある意味酷使しています。 でも、今のところ不具合は全くありません。 購入時にショップの方から カーボンを固める樹脂が紫外線や点接触などに弱いので 気をつけるようアドバイス頂きました。 私の知人もフルカーボンに乗り換える人が増えてきましたが まだ、みんな買って1年経っておらず、不具合もありません。 知人たちにとっては多分、私のバイクがテストケースなのでしょう。 TIME VXSといえば その前身はVX ELITE、さらにその前身はボンジュールレプリカです。 TIMEのボンジュールレプリカといえば2002年に発売された 市販フルカーボンバイクの中でも最古の部類に入ります。 ですので、一応、ボンジュールレプリカやVXエリート、VXプロに 乗っている方のブログなどは出来る限りチェックしていますが まだ「劣化による不具合」の記事には出合っていません。 なので、最低でもまだあと3年、あと20000kmは大丈夫だ、と皮算用しています。 それよりも、昨今耳にする不具合は 品質管理不足によるものが多いと感じます。 そして、品質管理不測による不具合は何もカーボンに限った話ではなく アルミバイクでもよく耳にします。 他人の受け売りで申し訳ありませんが 何でもフレーム精度が悪いらしく パイプ同士の当たりをきちんと出さないままに 溶接したり、樹脂で固めたりしているので 溶接部分や樹脂で固めた部分がダメになる、といった話の方が どうも多いような気がします。 ショップの方の感想としては TIMEのフレームは精度がイイらしく これまで組んだフレームは、ショップ側の調整がほとんど不要だったとか。 精度が悪いのはやはり大手の、自社生産でない大量販売メーカーだと いった話をよく聞きます。 高額品でも3台に1台は芯が出ていない、とか何とか・・・ 何て話の中から見えてくるのは ショップも大事、ということかな、と思います。 我々に渡る前の最後の品質管理はショップですからね。 一応、私は3ヶ月に1回ぐらいはショップに行ってチェックしてもらってます。 スティールだってアルミだって、金属疲労はするわけで 結局こまめな点検が大事だ、ということではないでしょうか。 最後に。 ANo.1さんのご指摘にもありますが カーボンバイクユーザーとして悩ましいのは 劣化の問題よりも、モデル遅れになる問題ではないかと感じています。 2008年の新車、あるいは今ジロを走っている2009年モデルになりそうな新型車を見ると 乗り味はLOOK、見た目はORBEA、みたいな流れになってますよね。 単刀直入に言えば2008年はMadoneとPrinceがガラッと変わってその流れに乗り 2009年はTCRがその流れに乗り 基本設計をずっと変えてないTIMEもそろそろ来るだろう、と トレンドセッターといわれたTIMEだけに、変えるときはガラッと変えるだろうと 期待と悲しみが入り混じった状態でドキドキしているのは確かです(笑
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- suiran2
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CUE009さんの名誉のために… TIMEのカーボンは全て自社工場で製造しているはずです。ただしその技術についてはコメントする程の知識がありません。 繊維メーカーさんの話では,強度調節は多種類の炭素繊維を使用することが一般的で,このノウハウが難しいとのことです。この技術をある程度習得しているのは釣り竿メーカーと一部のスポーツメーカーだけのようです。繊維メーカーさんの話では,デザイン的にすっきりしているもの程技術を習得しているようですが… 私はスキーが好きなのですが,スキー板(マテリアルと一般に言いますが…)は年度によって評価はかなり違います。一時はサロモンでしたが現在はヘッドとアトミックの評判が良いようです。自転車もそんな感じになるかも知れませんね。ちなみに私が所有しています全ての自転車は,金属製でヨーロッパメーカーが販売しています台湾製の自転車です。
お礼
回答ありがとうございました。 やはり自転車界でのカーボンは技術的にかなり遅れているんですね。 早くその技術が自転車にも活かされればいいんですが。
- suiran2
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#3さんと同じですが,自転車ではなく釣り竿の話です。 カーボンを繊維メーカーと共同で開発してきたのは,実は日本の釣り竿メーカーです。ですから現在でも最も進んだカーボン繊維と加工技術はカーボンロッドでして,カーボンを使用しますF1メーカー等も毎年ある釣り竿メーカーの20万円近い鮎竿を何本も買い求めて研究しているほどです。 カーボンロッドが何年持つかですが,竿は修理がききますので全く修理をしないで10年以上使用している人はあまりいないのではと思います。もっとも使用頻度によりますが… 自転車はカーボンを扱う技術を習得中の自転車メーカーが作るものですから同じ程度かそれ以下ではないかと思います。蛇足ですがカーボンフレームは数社しか作れないとのことです。つまりほとんどのメーカーは自社製品ではないことになります。
お礼
回答ありがとうございます。 カーボンを開発したのが日本の釣竿メーカーだったとは知らなんだ・・・ ほとんど自社製ではないんですか・・・。 では#2さんの言うように「精度が悪い」製品に当たる確率が高くなりますね。(TIMEの自転車も調べてみようかな)
- BERSERGA
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えー、参考になるか、わかりませんが。 自転車ではなく、車の話になります。 (本職が車のメカニックだもんで・・・) 車では、一部車種にFRPのボンネットやフェンダーなどが 使われている車種があります。 一般にグラスファイバーと言われるやつですね。 カーボンファイバーもグラスファイバーも、どちらも本質的に 同じ構造のFRPとなります。 グラスファイバー・レインフォースド・プラスチック(GFRP)、 カーボンファイバー・レインフォースド・プラスチック(CFRP) というのが、それぞれの正式名称になるわけですが。 ガラス繊維、または炭素繊維を芯にしてプラスチックで固めた物、 という点で共通しています。 なので、グラスファイバーの話でも、ある程度参考にはなるかと。 さて、車の場合、自転車と違って、そうそう屋内保管というわけには いかず、ほとんどの車は露天駐車となります。 もちろん、屋根付きシャッターつきの密閉型ガレージであれば、 屋内保管に準じた保管状況と言えます。 通常の露天駐車の場合、10年もたったFRPは、他の鉄板部分より 塗装の退色も激しく、また表面のプラスチックに細かいヒビが 入ってきていたりします。 だいたい、5~6年も屋外に置いておけば、鉄板部分との差が 見てわかるくらいに出てくるようになります。 これがガレージ保管であれば(全く変質してない、ということは ないにしても)そこまでひどい状況にはならないと思います。 やはり、一番の原因は紫外線かと思われます。 なので、自転車のカーボンパーツも、室内保管をすることによって 変質を防げる可能性は高いと思います。 ただし、南向きのさんさんと日の当たる部屋とかだと・・・(笑) 理想を言えば、暗くてなおかつ乾燥した場所がベストではないかと。 ただ、なんだかんだ言ってもプラスチックですので、クロモリや アルミのフレームのように、2~30年経っても現役で使えるだけの 耐久性があるかどうかは、なんとも言えません。 まだそれだけの歴史のある素材でもありませんしね。 ていうか、おそらく20年先もその自転車に乗ってる可能性を考えると ほぼゼロに近いとは思いますが・・・
お礼
回答ありがとうございます。 自転車としては10年もてば十分ですね。
- ici41041
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>>「どれ程の年数で劣化してしまう」ということはどこにも載っていませんでした これはある意味当然だと思います。というのもカーボンフレームが市場に登場して10年くらい、一般的になったのはせいぜい5年くらいです。自転車の長い長い歴史の中でそれまでは金属系のフレームしか存在しませんでした。要するに新しい素材で作られたフレームのため、長期的な耐久性についての評価は誰にも分からないのです。ただ、現在のカーボンフレームであれば炎天下に放置して保管したりするなど非常識な扱いをしなければ10年くらいは余裕だと思います。車の塗装だって直射日光に長期間放置すれば色あせてくるくらいですからまあ室内保管は原則でしょう。初期のころのカーボンフレームは塗装、製造などのノウハウも少なかったためさらに劣るかもしれません。 カーボンフレームはものすごい勢いで進化しています。そのため次々と新しいモデルが発売され、カーボン樹脂の劣化よりも先に陳腐化して商品としての寿命が終わるのが現実だと思います。せいぜいカーボンフレームの寿命は6年くらいでしょう。6年前のカーボンフレームは現在のものに比べるとかなりチャチな印象を受けると思います。10年使おうと思ってパソコンを購入する人はいないのと同じで、日々進化してある意味常に発展途上なのがカーボンフレームです。
お礼
回答ありがとうございました。 やはり室内保管をしておればすぐにダメになるということはないんですね。
お礼
回答ありがとうございました。 発展途上の素材ゆえの問題ですね・・・ たしかに期待半分、悲しみ半分。 複雑な感じですね。