アクセラレータでは汎用アダプタでほとんど行われていないようなチューニングを施し、古いマシンでも動作を可能にしているものもあります。
例えばslot1-socket370アダプタ系では、電圧変換機能を付けたものがあります。旧世代のマザーボードではCPUコア電圧の下限値がマザーボード側の仕様で制限されていて後に出たCPUが載りません。そのためアクセラレータの基盤で電圧変換を行う回路を設けて対応させています。
汎用アダプタではそうしたコストのかかる仕組みは採用していません。単に電圧要求値を変えることができるだけです。旧世代のマザーボードではその要求値が範囲外の場合、ゼロ電圧となり動作しません。しかしながらそうした汎用品ではクロックの違うCPUに対応させるため、電圧要求値をユーザーがジャンパで変更できるようになっています。アクセラレータのように単一CPU向けに調整されている基盤では電圧が固定となっていることが多いです。
こうしたことは製品によって異なるので一概には言えません。そうした改造をする場合はそれなりに情報を集めないといけないでしょう。アクセラレータであれば、対応をうたっている製品で動作することは保証されていますが、それ以外の場合は全て自己責任になります。